大分・由布院 「茶房 天井桟敷」のかぼすのシャーベット

 由布院を散歩しました。JR由布院駅前の駐車場にレンタカーをとめて、ゆっくりと。金鱗湖まで歩いて、由布院御三家のひとつ、「亀の井別荘」のカフェ「茶房 天井桟敷」で休憩しました。
 

 「かぼすシャーベット」(550円)です。当たり前ですが、よく冷えたてさっぱりとした味です。暑い中を歩いてきたので、最高のシチュエーションです。 

 もうひとつは「かぼすのジュース」です。こちらもかぼすの香りが心地よいです。

 みどりいっぱいの窓に面した席でした。グレゴリオ聖歌が静かに流れていました。

 壁にはLPのジャケットがかかってます。カラヤンだったりコルトレーンだったり。ちょうど座った上には、ウィーン・美術史美術館の「マルガリータ王女」をデザインしたジャケットがありました。

 奥の部屋には大きな「バイタボックス」が鎮座していました。1960年代くらいのスピーカーでしょう。それも現役だそうで、夜のバータイムには、その音色が聞けるそうです。
 京都・岡崎のジャズ喫茶「jazz spot YAMATOYA」のバイタボックスより、ひとまわり大きく感じました。

 アンプはこちら、真空管の300Bシングルアンプです。真空管はWE(ウェスティン・エレクトリック)製ではなかったのですが、「WEのはいま、修理中です」とのこと。まさにホンモノが健在なのです。

 太い梁が走る重厚な空間です。

 造り酒屋の屋根裏を改造したそうです。

 「Bar 山猫」の営業時間にやってきて、大好きなバーボンを手に、その音色に酔いたいです。

 天井桟敷
 大分県由布市湯布院町大字川上2633-1
 0977-84-2970

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別府アルゲリッチ音楽祭 マラソン・コンサート

 午後4時に始まったコンサートが終わったのは、8時半でした。途中に長い休憩があったとはいえ、「タンゴとクラシックの出会い」を堪能しました。
 マルタ・アルゲリッチ(わたしはこれまでアルゲリッヒと表記してきました)を聴くのは、2年前のスイス・ルツェルン音楽祭以来です。別府で毎年、名前を冠した音楽祭を開いており、13回目です。
 プログラムは、アルゼンチン出身のピアニストらしく「タンゴ」です。「リベルタンゴ」なんかでで知られるピアソラ(作曲家)と、バンドネオン(アコーディオンに似た楽器)が何度も登場しました。ピアノ連弾と弦5重奏にバンドネオンがリズムが絡む演奏に盛り上がりました。でも圧巻は、白髪・長髪のごっついおばちゃん(もちろんアルゲリッチのこと)のソロ、ヒナステラ「3つのアルゼンチン舞曲集op.2より)でした。
 休憩には、白ワインを味わいました。

 iichiko総合文化センターにあるiichikoグランシアタが会場です。
 大分県の焼酎のメーカーが、冠スポンサーです。

 長い休憩は50分間。食事をとる人も多く、吹き抜けではタンゴの生演奏にあわせて踊るカップルも雰囲気を盛り上げていました。


 よく響くホールでした。

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大阪・大淀中 「CONDI」のチョリソーフレンチ そしてマーラー

 「ウェスティンホテル大阪」は、会社からの徒歩での帰宅途中に横目で通り過ぎます。ベーカーリーがあるのも見えてました。
 初めて入った「CONDI(コンディ)」で、「チョリソーフレンチ」(180円)と「パニーニ」(200円)を買いました。別のカフェでアイスコーヒーをテイクアウトして、ビルの下でパクつきました。スパイシーなウインナーと、パリッとしたチーズがいい味です。 

 ホテル・ショップにしては、リーズナブルな価格設定です。

 CONDI
 大阪市北区大淀中1-1-20 新梅田シティ内
 06-6440-1064

 新梅田シティでは、子ども向けのアトラクションも行われてました。

 4階にある「新梅田ガーデンシネマ」で「マーラー 君に捧げるアダージョ」を観ました。作曲家・マーラーと妻・アルマとの愛と苦悩が、未完に終わった交響曲第10番のハーモニーとともに描かれています。

 JR大阪駅まで戻りましたが、きょうオープンした「大阪ステーションシティ」は人でいっぱい。JR伊勢丹などの物販店はどこも入場制限とあって、早々に退散しました。

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神戸栄光教会でバッハの「マタイ受難曲」を聴く

 日本キリスト教団神戸栄光教会です。1886年に米国人宣教師、W.R.ランバス師によって創立されました。関西学院なども創った人です。1923年に現在地に建てられた「赤レンガ教会」は、阪神淡路大震災で全壊。2004年に再建されました。

 J.S.Bachの「マタイ受難曲 BWV244」を聴きにやってきました。

 立派なパイプオルガンがありますが、きょうは使われませんでした。

 太陽光が穏やかに降り注ぐ礼拝室です。祭壇のあたりには、尖塔から取りこんだ光が降り注ぎます。

 「マタイ受難曲」は演奏時間が3時間を超す大作です。しかし、時間を忘れて聴き入りました。鼻炎が出て、対訳を見ようと下を向くとポトリ、ポトリの連続でハンカチで押さえるのに必死ではありましたが、信者でなくても心洗われる時間でした。

 昨年3月に、大阪・東梅田教会で聴いた「ヨハネ受難曲」と同じシリーズの演奏会です。畑儀文さんの指揮兼エヴァンゲリスト(福音史家)、「追っかけ」の状況になっている青木洋也さんのアルトとほとんどが同じ顔ぶれです。
 長身の青木さんのカウンターテナーは、きょうもひとり頭抜けてました。

 日本キリスト教団神戸栄光教会
 神戸市中央区下山手通4-16-1
 078-331-2286

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Walty堂島 閉店セールでCDをゲット

 現在のわたしの通勤ルートにCD店はありません。おかげで、CDとはすっかりご無沙汰です。
 大阪駅前第3ビルの「Walty堂島」が閉店セールをしています。元ご近所のブログ「M氏のあくび日記」で知りました。さっそく行ってみました。すでにショーケースはガラガラです。
 50%offに気をよくして、3枚をゲットしました。
 グレン・グールドのバッハはゴールドベルクなど何枚かもってますが、これはピアノ協奏曲第1番の違う年の録音(オケも違う)が収録された2枚組の輸入盤です。
 ヨー・ヨー・マは、バッハのカンタータをチェロで歌ってます。これは中古です。
 若いアシュケナージのショパンです。

 Walty堂島は、毎日放送ビル(?)にあったワルツ堂がなくなったあと、その関係者が開いた店だったはずです。梅田に勤務していたときは、昼飯後なんかによく立ち寄ったものです。
 「ジャズの担当者の退職」が閉店の理由のようですが、CDの売れ行きも減っているのでしょう。みんなネットで買うんですかね。

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ことしも、宝塚・ベガホールで「ベガメサイア」を聴く

 阪急・清荒神の駅前にあるベガホール(宝塚市立文化施設)でヘンデルの「メサイア」を聞きました。昨年と同じで指揮は畑儀文、伴奏はテレマン室内管弦楽団です。独唱は、カウンターテナーの青木洋也だけが朗々と飛び抜けていて、圧倒的迫力と音楽性にあふれていたのも同様でした。
 なんだか、このところ青木洋也の「追っかけ」をしている感じの相方につきあってますが、実はわたしも満足しています。
 周囲を気にしながら1枚だけシャッターを切ったカットがブレているのはご愛敬です。

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ウィーン・楽友協会 こんな演奏が聴きたかった

 CDを買ったのは、いつ以来でしょうか。しかもシンフォニーです。
 レナード・バーンスタイン指揮、ウィーンフィルハーモニーの演奏するマーラーの交響曲第6番「悲劇的」です。1988年のムジークフェラインザール(楽友協会大ホール)でのライブ録音です。さすがにすばらしい響きをしてます。
 テレビで佐渡裕が師匠のバーンスタインを語る番組を見ました。その中で、楽譜にはハンマーを3回振り下ろすように書かれており、3回目は「自らの死」を表しているとか。初演を指揮したマーラーは、3回目は鳴らさなかったそうです。バーンスタインは・・・。
 「コールマーテル同行記」は前回、カラヤンとベームという2人の巨匠を書いてから中断しています。バーンスタインも加えたことだし、だいぶ記憶も薄れた部分がありますが、もう少しだけ書きつらねようと思っています。。

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2大巨匠 カラヤンとベーム

 カラヤンとベーム。わたしがクラシック音楽を聞き始め、LPを買うのが楽しみだった1970年代の2大巨匠です。
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)はザルツブルクに生まれ、ザルツブルクで亡くなりました。郊外のAnif/アニフという村に眠るカラヤンの墓を参ることができました。指揮棒を振るこの像は、生家の庭にあります。

 わたしが一番よく聞いたLPはこれでしょう。ムスチスラフ・ロストロポーヴィッチのチェロ、カラヤン指揮、ベルリンフィルハーモニーによるドボルザークの「チェロ協奏曲」です。

 カール・ベーム(1894-1981)は、旧市街を歩いたグラーツの生まれです。ザルツブルクで亡くなりましたが、墓はグラーツにあるそうです。
 このサインは、ウィーンのオペラ座近くの歩道に埋め込まれていました。

 もうひとつの愛聴版です。ベーム指揮、ウィーンフィルハーモニーのモーツァルト「レクイエム」です。カバーのビニールがくっついてしまい、惨めなレーベルになってます。

 どちらも、もう一度、聞きたくなりました。まだターンテーブルは回るでしょうか?

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あこがれの「楽友協会」だったのに・・・

 【2010/09/20】

 ウィーンのMusikferein/楽友協会です。ウィーンフィルの本拠地です。毎年正月にテレビ中継される「ニューイヤーコンサート」の舞台です。神聖なる、わがあこがれのホールです。
 コンサートは午後8時15分から始まります。すっかり暗闇の中に、こつ然と輝いています。

 ネット予約したチケットを引き替えにいったときは、まだ赤い外壁も美しかったです。

 2階バルコニーから見た舞台と客席です。

 目の前にパイプオルガンがあります。

 コンサートは終わりました。割れんばかりの拍手です。カメラのフラッシュがあちこちから光ります。わたしも写してますが、これって・・・。
 演奏は、チンドン屋とはいいませんが、当時の衣裳をまとってモーツァルトなんかのさわりだけを演奏する音楽ショーでした。おまけに、前列にいた中国人のおばさんのノリノリの動作に、吹き出しそうになって、どうにもこうにも。

 やはり、「定期」とはいはずともウィーンフィルの演奏を聴くまでは、あこがれは残しておくのでした。
 実は、このホールにはいるのは2度目なんですが。

 ネットで予約したのは、こんな場合も考えて一番安い席でした。

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オペラ座の天井桟敷から

 【2010/09/21】

Winer Staatoper/ウィーン国立歌劇場です。いま、ヴェルディの「La Forza del Destino/運命の力」が終わって、何度目かのカーテンコールです。ホンモノのオペラを堪能しました。

 舞台設定は、DVDで勉強した1960年台公演の中世スタイルではなく、現代風簡略振り付けでした。

 わたしの席は「Galerie Mitte Rerchts」の2列目でした。インターネットで予約した57EURの安い席です。ようするにガレリーという最上階。後方には、かの立ち見席がありました。手すりに布切れが巻かれているのは、このスペースを確保したという、いうなれば「席取り」なんです。

 休憩時間には、バルコニーから外に出てみました。ウィーンの空に満月です。

 下を向くと、トラムが走っています。

 オペラ座正面の壁画です。

 オペラ座正面の階段を、上部から眺めます。
 ちなみに、わたしの奥さんはあのドアから入った席で鑑賞してられました。ま、それぞれの価値観というか、睡眠時間との兼ね合いでというか!

 オペラ座は1869年、モーツァルトの「ドン。ジョバンニ」でその歴史の幕を開けました。

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