くろんどの森 カタクリとミズバショウと 2024

 ことしの花は、咲くのが遅かったのに一気に満開となり、散り急いでいるようです。
 交野市にある大阪府民の森のひとつ、くろんどの森を歩きました。カタクリ(片栗)やミズバショウ(水芭蕉)は、早くも盛りを過ぎていましたが、なんとかレンズに収まりました。

 花はどれも小ぶりです。でも花紋の美しさは変わりません。

 下からのぞき込んでばかりいないで、たまには背中からも。

 ミズバショウは、葉が大きくなりすぎています。

 水辺に生えるので水芭蕉です。

 
 白い花びらのようなものは植物学的には花弁ではなくて、苞(ほう)といって花を保護するために花の直下につく葉の変化したものだそうです。

 肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる頭に、小さな黄色いツブツブがついています。そのひとつひとつが小花(しょうか)と呼ばれる花だそうです。

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山と飲み会 東六甲の樫ヶ峰・行者山と西宮北口の居酒屋「どんがめ」

 「山と飲み会」の4月例会です。東六甲の樫ヶ峰や行者山など5ピークをゲットしました。
 抜群に晴れ上がった青い空に、満開の桜、そしてツツジが映えまくりました。
 そして西宮北口の居酒屋へ。予定の行動とはいえ、山を歩いていたより長い時間、飲み、食べました。満足の一日でした。

 阪急・逆瀬川からバスに乗り、逆瀬川の上流からスタートです。

 気持ちも明るくなる尾根道を進みました。

 このために汗をかいてきました。「お疲れ生」が、きょうも最高でした。
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三郎ヶ岳のパラグライダーと山パスタ

 三郎ヶ岳に登りました。亀岡を取り囲む山のひとつで、愛宕山の西にあります。
 誘われるまでは聞いたことがない山でした。
 麓に降りてきての昼飯とのことで、パスタをつくりました。具沢山のナポリタンで、ちょっとした手違いでハンバーグまで入った豪華版でした。ノンアルコールのワインとともにいただきました。
 満開となった桜を愛でながらのおいしいランチタイムでした。

 平の沢公園は満開の桜並木が続いていました。

 頂上直下にパラグライダーのテークオフ・ポイントがありました。カラフルなグライダーが次々と飛び立っていきました。

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大原野神社と勝持寺 桜開く

 京都・西山、大原野神社の幻の桜として知られる「千眼桜」が開花したとの情報でした。満開の期間がたったの3日しかないという、ボタンザクラのような白い花をつける一重の枝垂れ桜です。
 慌て者は車でとんでいきました。でも満開にはまだちょっと早かったようです。

 手前の小山のような桜です。

 大原野神社では、狛犬に代わって狛鹿がお出迎えです。奈良・春日大社の分霊を祀っています

 紫式部ゆかりの社としてPRしています。
 ことしの京都は、どこに行っても源氏物語です。

 椿が大きな花を咲かせています。
 真っ赤と赤白まだらの2種が混ざっています。

 お行儀よく切り株にポタリ。そんなことはありません。だれかが並べたのでしょう。

 落ちた水路では水がしたたります。

 雌しべが飛び出しています。雄しべ(?)の格好がちょっと違います。

 ミツバツツジも鮮やかです。

 大原野神社
 075-331-0014
 京都市西京区大原野南春日町1152

 山手の小径を上って行きます。

 「花の寺」として知られる勝持寺です。

 西行法師ゆかりの西行桜も咲いています。

 紅葉もきれいな寺です。

 勝持寺
 075-331-0601
 京都市西京区大原野南春日町1194

小塩山のカタクリの花 2024

 京都西山の小塩山に咲くカタクリと、ことしも出会うことができました。
 開花は、例年と比べて1週間ほど遅いとのこと。3月下旬の悪天候が響いたようです。
 まだポツポツとしか開いていませんでした。それでもこの数日の暖かさで、一気に春の装いとなりました。

 地面にへばりついて、下からのぞき込みました。

 密生して咲いている個所は、実はここだけでした。

 W字型の紋は、個体によって様々です。

 整然とイナバウアーしています。

 何枚も、何枚もシャッターを押し続けました。

 昨年、白い花を咲かせた株です。葉っぱの模様が薄いです。白いのは、色素異常のようです。

  蕾が膨らんでいます。

 あすには咲くのでしょうか。

 ミヤマカタバミもいっぱい咲いていました。

 カタクリ保護地の「Nの谷」でカメラを構えていると、「たやさ~ん!」と声がかかりました。なんと三田からやってきた山友の2人らでした。並んでポーズしました。

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比叡山・横川 シロバナネコノメソウを追って

 比叡山・延暦寺の横川まで歩きました。シロバナネコノメソウ(白花猫の目草)が咲いているとの情報がありました。
 見つけました。ひとつの花の直径は5mmにも届かないほどです。それが群生しています。
 雄しべは8本。葯の暗紅色が鮮やかです。これが透き通るような白い萼片に映えまます。

 葯は裂開直前は暗紅色ですが、開くと黒紫色になります。

 

 キタヤマオウレン(北山黄連)もいっぱいに咲いていました。バイカオウレンとよく似ています。

 キタヤマオウレンの花弁舷部は、やや縦長の楕円形で花の中心方向が開口した形状となっています。

 こちらがバイカオウレンです。3月初め、亀岡の神蔵寺で撮影しました。
 バイカオウレンの花弁舷部は、ほぼ円形で爪部の先に皿がついたような形になっています。花の中心方向の開口はありません。

 ネットで調べた情報ですが、その差異は微妙です。

 ネコノメソウはあちこちに咲いていました。

 ボタンネコノメソウ(牡丹猫の目草)も咲いていました。

 ミヤマカタバミがあちこちで開いていました。

 紫色が美しい蕾です。もう少し開いてくれないと、何の花かわかりません。

 アセビもたわわでした。

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宇治 墓参りと朝日山のヤマガラ

 お彼岸です。宇治の興聖寺に墓参りに出かけました。独りだったので、車を寺の駐車場に置いたまま、裏山の朝日山に登りました。
 いました。お目当てのヤマガラが。切り株に餌として用意してきた落花生をばらまくと、すぐに飛んできました。
 大きな(ヤマガラに対して)落花生をくわえて、ご満悦です。

 いっしょにばらまいたパンくずは、お好みではなかったようです。

 タッチ・アンド・ゴーは一瞬です。

 落花生ばかりが狙われます。

 落花生はないの? ヒマワリの種でガマン!です。

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花の寺・神蔵寺から朝日山へ

 山友から急なお誘いでした。「花を愛で神蔵寺から朝日山へ」に行きませんかと。
 2週間ほど前に神蔵寺に参って、スプリング・エフェメラル(春の妖精)の撮影はしていました。でも朝日山にも登るのならとご一緒しました。
 初めて登った朝日山(441.7m)でポーズです。春到来を実感させる日和の中、ふかふかの足に優しい枯れ葉の道をピストンしました。
 「おかわり」で、近くの西山のピークもゲットしました。 

 早くもニリンソウの一番花が咲いていました。朝はつぼみが膨らむ程度だったのに、朝日山からの下山後は、パッチリと開いていました。

 キクザキイチゲも暖かな日を浴びて、精一杯開いていました、

 久しぶりの登山でしたが、なんとか皆さんについて行くことができました。
 いつもピンクが可愛いTちゃんは、先日の六甲全山縦走41Kmをたったの11時間で歩き通した「強者」です。

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天王山 ミツマタ・ロードは満開近し

 久しぶりに天王山に登りました。秀吉と光秀の天下分け目の戦いの舞台ですが、お目当てはミツマタ(三椏)の開花でした。
 ミツマタ・ロードは、暖かな日和に満開近しを思わせる咲きぶりでした。
 わたしは鼻があまりよくないので、甘い芳香に酔うほどには楽しめませんでした。それでも黄色の頭花をもつ白い花が球状に集まっている様をカメラで追いました。

 アカタテハは、近くには飛んで来てくれませんでした。

 黄色い球状に満開となった花もありました。枝が3つに分かれて、その先に花が咲くからミツマタです。

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京都を歩く 三条通を西から東へ 嵐電に沿って

 京都の町を東西に貫く三条通は、東は山科区四宮から西は右京区の嵐山(渡月橋)に至ります。平安京の三条大路だった中心部の区間は、碁盤の目に沿って真っすぐですが、その両端は曲がっています。
 ここ数日の寒さが和らいだ一日、渡月橋から東を向いて歩きました。
 西大路三条までは、嵐電(京福電鉄嵐山本線)と併行します。広隆寺の前の併用軌道を京紫カラーの電車が走り抜けました。

 嵐電の駅名は、難読地名のオンパレードです。
 西から鹿王院、車折神社、有栖川、帷子ノ辻、太秦、蚕ノ社、西院。
 答は、ろくおういん、くるまざきじんじゃ、ありすがわ、かたびらのつじ、うずまさ、かいこのやしろ、さい(阪急は「さいいん」)。

 烏丸-河原町間は、明治時代のメーンストリートでした。名建築が残っています。
 日本銀行京都支店は、京都文化博物館になっています。

 三条大橋の西畔には「弥二さん喜多さん」の像が立っています。お江戸から上ってきた東海道五十三次のゴールでした。
 わたしもここまでとしました。

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