青春18きっぷの旅 伊勢本街道・奥津宿を歩く

奥津宿1

 伊勢奥津駅は、伊勢本街道の奥津宿にあります。駅前を通る街道には、江戸時代の旅籠(はたご)や古い町並みが残っています。
 伊勢本街道は、大阪を出発して奈良、榛原(はいばら)を通って伊勢に至るコースです。「お伊勢さん参り」に向かう旅人でにぎわいました。

奥津宿2

奥津宿3

 旅籠だったところには、古い屋号入りの暖簾がかかっています。どれもすばらしいデザインで、見ほれます。

奥津宿6

 ノウゼンカズラが垂れ下がってました。

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青春18きっぷの旅 伊勢奥津駅の給水塔

奥津駅1

 名松線の終点、伊勢奥津(いせおきつ)駅には、SL時代の名残、給水塔がツタに絡まれて残ってます。
 大量の水が必要な蒸気機関車(SL)は、この給水塔の下に止まり、水をタンクに補給したのです。

奥津駅2

 松阪から1時間12分で、伊勢奥津に到着です。最初は緑の田んぼの中を、やがては谷にそって鉄橋を渡り、トンネルをくぐってきました。

奥津駅4

 ターミナルですが、ホームは1本だけです。

奥津駅7

奥津駅3

 この先にレールはありません。計画では、名張までつながるはずでした。

奥津駅5

奥津駅6

 駅舎は、平成17年に改築されたばかりです。無人の駅には、旅行客が書き残していったノートが置いてありました。

奥津駅7

 伊勢奥津-名張間は、1日3本の三重交通バスで結ばれています。奥津での滞在時間なども計算して、そのダイヤに合わせました。名張まで1時間10分、1010円かかりました。全区間、乗っていたのは、同じ名松線からの若者とふたりだけ。途中で高校生やおばあちゃんら計10人ほどが利用しただけでした。

青春18きっぷで食べる 松阪駅構内 「汽笛亭」の伊勢うどん

伊勢うどん1

 伊勢に来たら、やはり「伊勢うどん」です。
 JR松阪駅構内の立ち食いうどん「汽笛亭」のメニューにも「伊勢うどん」(250円)はありました。
 10時45分の開店を待ちかねて、一番に注文しました。

伊勢うどん2

 太い麺です。底に「たまり出汁醤油」が沈んでいます。それをかき混ぜてると、こんな具合です。
 麺は、太いばかりで、讃岐うどんのようなコシはありません。ねっとりとしてますが、醤油とからんでのどを滑ります。

伊勢うどん3

 手前の袋にはいっている「伊勢うどん」を、さっと茹でて、醤油をかけ、葱をのせればできあがりです。

伊勢うどん4

伊勢うどん5

 ホーム側からは、窓越しの立ち食いだけです。駅待合室側からだと、カウンターに椅子があります。

青春18きっぷで食べる 松阪駅弁「元祖特撰牛肉弁当」

松阪駅弁1

 松阪駅弁の「元祖特撰牛肉弁当」(1260円)です。
 名松線の終点からひとつ手前「比津駅」のホームで食べました。

松阪駅弁2

 さすがに柔らかい松阪肉です。ナイフがなくても、箸でポロリと切り離せます。こってりとした味付けですが、肉汁がさすがです。弁当には、酢ゴボウとレンコン、それにポテトがついているくらいですが、肉の美味しさで満足しました。

松阪駅弁3

松阪駅弁4

 だれもいない比津駅です。次の列車がくるまで半時間以上。ベンチを占拠して、のんびりといただきました。

松阪駅弁5

 商売熱心なようで、「あら竹弁当通信」といったちらしまで作っています。

松阪駅弁6

 松阪駅で乗り換えの時間があったので、駅の売店(ココにも売ってました)ではなく、駅から5分ほど歩いた新竹商店の本店まで買いにいきました。
 あら竹

青春18きっぷの旅 名松線の「キハ11」

キハ11-1

 「青春18きっぷ」の3回目の旅は、JR名松線です。三重県の名張-松阪を結ぶから「名松」として計画されました。昭和10年(1929)に、松阪-伊勢奥津(いせおきつ)間43.5キロが開通しましたが、参宮急行電鉄(現在の近鉄)が先に名張-松阪間を開通させたため、盲腸線のまま延伸はストップ。現在に至ってます。
 伊勢奥津-比津間で1時間に1本しか走っていない「キハ11」を撮影しました。この場所は、JRの各地の撮影ポイントを紹介している本「お立ち台通信」の2巻で紹介されています。ちょっと芸がないですが、同じ場所からレンズを向けました。

キハ11-2

 同じ場所からのカットです。暑い中をここまで歩き、列車がやってくるまで待ちました。

キハ11-3

キハ11-4

 「キハ11-8」です。松阪から、これに乗って、伊勢奥津まで行きました。その後、徒歩で手前の比津方向に戻ってきて、途中で松阪に戻っていく列車を撮影しました。

キハ11-5

 行きの車内から撮影しました。家城(いえき)駅で、対向車とすれ違います。もちろん、単線です。名松線のすれ違い駅はここだけです。

キハ11-6

タブレット

 今では珍しくなったタブレットの交換も行われています。単線区間で、対向車と衝突しないように考えられた安全策です。

キハ11-7

 比津駅に到着した「キハ11」です。

時刻表

 JR時刻表の8月号です。これをぺらぺらと繰っていたら、連載の「終着駅から始まる旅」に名松線と伊勢奥津駅が紹介されていました。
 同じ記事を見たのか、青春18きっぷ利用者とおぼしき同輩が何人も、それに鉄子さんも乗ってました。
 この鉄子さんの存在は、柘植駅での乗り換えで気づきました。ホームで亀山行きの「キハ120」を撮っているさまが、まるでわたしと同じでした。松阪駅を降りると、駅弁を買いにまっすぐに「あら竹」の本店に向かうのまで。鉄子さんは、3150円もする「匠の技 松阪牛物語」をご購入でしたが…。

大阪・難波 「鶴橋のおかんの味 どん」のテッチャン炒め定食

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 歩いていると、いろんな店にブチあたります。
 この暑さのなか、歩きました。高島屋前の交差点まで来て、あそこと目的を決めて歩いた先は、「閉店」。よくあることです。さまよったあげく、「鶴橋のおかんの味 どん」の前に来ました。一度は通り過ぎました。でも、「テッチャン炒め定食」(800円)に後ろ髪をひかられて決定です。

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 テッチャンといえば、ホルモン(大腸)です。昼飯に大丈夫かなというのが、ちょっとたじろいだ原因です。
 でも、おいしい。コリッとしたところがたまりません。大量のタマネギ、豆モヤシとともに炒めてあります。白菜キムチもドバッと入ってます。豆板醤やら甜麺醤やらが入っているのでしょう。辛く、かつ甘いです。

どん3

 ご飯は、てんこ盛りです。から揚げも、パリッと揚げたのが3個もついてます。ボリューム満点です。

どん4

 丼の方がメーンのようです。

どん5

 どん難波中店  地図
 06-6634-7789
 〒 556-0011 大阪市浪速区難波中2丁目8-94