信州・奈川 「みんなのお宿 若草物語」の朝

 上高地から遠くない奈川の「みんなのお宿 若草物語」で、清々しい朝を迎えました(16日)。
 待ちかねたように席に着いた朝食です。ご飯にみそ汁、温泉玉子に納豆、シシャモに・・・と、どこにでもありそうな組み合わせですが、どこにもないお味でした。
 温泉がゆに、ご主人手作りの辛味味噌を添えました。うまい。目が覚めました。

 ちょっぴり塩味が効いた温泉水で炊いた、ほんのりと香りがするかゆです。

 味噌汁には、朝から採ってきたばかりのアサツキがたっぷりとのってました。

 薪ストーブが柔らかい暖かさを伝えてくれました。

 「おじいさんの古時計」そのままの古時計が、「ボーン」と時を刻みました。

 朝からお宿の周りを歩きました。野麦峠スキー場がすぐ近くでした。
 ニリンソウが咲いてました。2輪目は、まだつぼみです。

 山菜を摘みました。ワラビにイタドリ、ヨモギと、一杯です。

 窓の外には、左に乗鞍の頭がのぞき、右側には穂高連山が雪を残していました。

長野県松本市奈川1173-90
0263-79-2505

今夜の一献 山菜の王様、うどぶきを奈川そば焼酎で食す

 山菜の王様と呼ばれるうどぶきです。
 安曇野の山麓線にある安曇・穂高の新鮮な農産物販売センター「vif穂高」に寄りました。3年前に松本一本ネギを買ったショップです。松本一本ネギはシーズンが違って、苗しかありませんでした。そのとき、タクシーで買い物に来ていた老婦人を案内していたドライバーに「これ、絶対にお値打ちですよ」と強く薦められたのがうどぶきでした。最後の1杷を買って帰りました。
 ネットでレシピを調べました。一番簡単に湯がいただけです。フキの香りがプーンとします。これが安曇野に住む人々の春の感触なんですね。

 最初は何もかけず、続いて少量の醤油を。酒のアテにぴったりです。

 葉や柔らかい茎は、オリーブオイルに塩だけで炒めました。香りはちょっと飛びましたが、これはこれで食べ進みました。

 今夜のメーンは豚肉の炒め物でした。

 安曇野で買ってきた1玉80円のレタスに包んでいただきました。

 15日の夜に泊まったのは、奈川でした。翌朝、上高地に行くために車を止める沢渡駐車場に近いと選んだところでした。寝酒を準備しようと町の酒屋で買って、そのまま持ち帰ってきた「奈川産玄そば100%」の焼酎です。そばらしく、あっさりとした癖のない味でした。

 笹井酒造
 0263-47-0762
 松本市島内3682
 
 

 

信州・安曇野 「そば処 時遊庵 あさかわ」の天ざる(並)

 信州までやってくるると、そばは外せません。安曇野のそば街道(山麓線)を走って「そば処 時遊庵 あさかわ」に向かいました。
 「天ざる(並)」です。そばを味わうのは、やはり冷たいのですね。きりりと絞められたのが、大盛りのごとくに盛られています。
 流儀に従い、しっぽの部分をだし汁に浸していただきます。関東風のそばは醤油からいだけのだし汁が多いですが、こちらはいい味です。 

 お茶とともにでてきた大根の漬物をかじりながら待ちました。
 薬味のネギと、盛られた本物のわさびを見るだけで、期待が高まる瞬間でした。

 天ぷらはサービスもあったようです。採れたての山菜に、変わったところでは凍り豆腐までが揚がってました。

 庭に向かって開け放たれた窓には、薄く切った餅が干されていました。

 そば処 時遊庵 あさかわ
 0263-83-3637
 長野県安曇野市穂高有明8053-4

信州・安曇野 「オーベルジュ メイヤの樹」のディナーと地ワイン

 「宿泊できるフレンチ料理店」という「オーベルジュ メイヤの樹」に泊まりました(16日)。常念岳から大天井岳、燕岳までの雄大なアルプスのスカイラインや、安曇野の田園風景が見下ろせる池田町の高台にあります。
 オーナーシェフの望月和弘さんこだわりのディナーをいただきました。

 飲み物は、地元・池田町にあるスイス村ワイナリーのシャルドネです。すっきりとした辛口です。
 おいしかったので翌日、野菜スーパーで見つけ、1本買って帰りました。

 窓の向こうに常念岳が臨めるテーブルでした。隣の部屋にもう一組がいるだけの、静かな夜でした。

 オードブルは、チーズやスモークした魚、生ハムに美しさと安全を求めた有機栽培の野菜が彩り豊かです。

 ニンジンの刻み方には感心しました。

 冷製スープです。トマトとインゲン、ニンニクです。

 パンにもこだわってます。ゴマパンとクルミとアンズが入ってました。

 魚料理はホウボウのソテー。肉料理は、ほろほろの柔らかさでした。

 マンゴーのムースとベリーのシャーベットです。
 デザートまで、シェフの時間と手間をかけた最高の料理をいただきました。

 ボトルも空いて、夜は更けました。

 窓の外には、安曇野の夜景が広がっていました。

 オーベルジュ メイヤの樹
 0261-62-6796
 長野県北安曇郡池田町中鵜3056-6

信州木曽・上松 赤沢森林鉄道のかわいい車両たち

 赤沢森林鉄道の米国・ボールドウィン製蒸気機関車(SL)です。動態保存されています。
 木曽谷のヒノキを搬出するため大正初期に木曽森林鉄道が敷設され、その動力車として導入されました。
 森林を走るため、煙突から火の粉が出ると山火事が危険です。そのため、煙突に集塵設備をつけており、こんな愛敬のある顔になりました。日本林業遺産に指定されています。

 年齢を感じさせないたくましい動輪です。

 スチーム釜が、運転席にまで張り出しています。運転は、熱気との闘いだったのでしょう。

 1929年製造のプレートがついています。

 車庫内には、他にもいろんな車両が保存されていました。

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