大津 「新福菜館 大津京店」の中華そば 並

 「新幹線ーSLでびわ湖一周~JR大回りの旅」でゴールしたJR湖西線の大津京で、昼飯になりました。小雨の降る駅前ですが、何もありません。ロータリーの向こうに赤い看板が見えました。その隣のそば店は、米原駅のホームで駅そばを食べた後とあって、さすがに連荘は敬遠しました。で、向かった「新福菜館 大津京店」ですが、こちらも中華そば専門店ということで、中華とはいえ、似たようなものです。
 「中華そば 並」(700円)です。「ネギ多め」と頼みました。

 「新福菜館」といえば、JR京都の東側の大昔は京都市電も走っていた高架橋「高橋(たかばし)」のたもとに面している行列の絶えない店です。
 本店と同じように真っ黒な出汁です。色ほどには塩辛くありませんが、それでも血圧が高めのわたしには要注意の出汁です。
 麺はツルツル、シコシコで食べやすいです。

 薄いチャーシューが何枚も浮いています。

 ゆで卵が無料でした。ギンギンに冷えた生ビールのアテにいただきました。ごちそうさまです。

 新福菜館 大津京店
 077-521-0040
 大津市皇子が丘2-10-13 西大津ビル 1F

姫路 「まるまさ家 姫路駅前店」のひねももの炙り焼き

 姫路で独り、昼飯になりました。JR姫路駅前の商店街を歩くと、飲み屋がびっくりするほど多いです。しかも立ち飲みが。おまけに、土曜日とはいえ昼間からどの店にも客が。
 「のれん街」というビルの谷間の路地に入ってみると、テーブルを店の外にまで並べた焼き鳥屋などが並んでました。
 「まるまさ家 姫路駅前店」は、串焼きの店です。「ひねももの炙り焼き」は、シコシコとした鶏がじっくりと焼かれています。柚子胡椒をつけて味わいました。

 ヒゲのグラスはハイボールです。

 最初はこちらでした。皮と鶏ネギです。ちょっと甘めのタレが効いてます。

 暑い1日でした。とりあえずビールがたまりません。

 牛すじ串は、脂の塊がコリコリと気持ちよいです。

 仕上げは鶏皮揚げでした。すっかりでき上がりました。

 近くに本店があるそうです。

 まるまさ家 姫路駅前店
 079-222-5051
 姫路市駅前町363-1 フェスタ北館 1F

 駅の目の前にこんな飲み屋街とは、なかなかいい街です。

青春18 信州で食べた 駅弁・駅そば

 駅弁に駅そば。旅の楽しみです。
 中央線・塩尻駅の「山菜釜めし」です。学生時代に信州の山に登るようになって以来、ここを通ると食べたくなる懐かしい味です。当時は、ホームで「べんとー、べんとー」のかけ声をあげて、車窓に売りに来たものです。
 待ち合わせ時間に改札を出て、売店に入ると並んでました。
 きのう22日の昼飯でした。やっぱりうまい、一番好きな駅弁です。 

 乗っていた普通はロングシートでした。さすがに駅弁を開ける勇気はなく、松本駅に到着後、ホームの待合室で食べました。

 塩尻駅で、残り1個だったのであわてて買いました。松本駅にも並んでました。
 10年ほど前にも食べてます。

 カワカミ
 長野件塩尻市大門八番町9-36
 0263-52-1234

 信州に入る前ですが、中央線・中津川駅の乗り換えで時間があり、ホームで食べた駅そばです。
 関東風の濃い出汁です。でも、うまい。

 根の上そば 梅信亭
 0573-65-2471
 岐阜県中津川市太田町2-5-26 中央線中津川駅

 長野駅です。23日朝です。モーニングコーヒーでホットドックを食べたばかりでした。でも、引き込まれました。

 かけそばです。
 善光寺門前の八幡屋礒五郎の七味は、辛みが強いです。それを振りかけていただきます。刺激が強いですが、サクサクとした口あたりのいいそばです。

 長野駅はきれいになってます。長野新幹線は金沢まで走ってます。まっすぐにわが家で帰るのは、どちら周りが一番早いのでしょうか。中央線経由、東京経由、金沢経由。ちなみにJR在来線は、日本海周りは長野から先は金沢までが第3セクターに民営化されて、青春18きっぷでは乗車できません。


 
 松本駅で駅弁を買い込んで、中津川行普通に乗り込みました。
 

 松本と鶏との関係なんて知りませんが、駅弁って、いいですね。野菜もパリパリとしています。

 大正9年(1920年)創業の昔から駅弁です。

 イイダヤ軒
 0263-32-2319
 長野県松本市中央1-2-3

 松本から中津川行の普通はクロスシートでした。塩尻駅で30分ほど停車している間にいただきました。

京都・城陽 「麺屋 たけ井 本店」のつけ麺

 この暑さですが、宇治・興聖寺の墓掃除に行きました。春に除草剤を撒いておいたので、雑草はほんのわずか。それでも線香を立ててお参りまですると、汗みどろでした。
 帰り道は、「久しぶりにラーメンを食べたい」というリクエストに、スマホで検索。「麺屋 たけ井 本店」がヒットしました。「つけ麺 並(半熟玉子)」(980円)です。
 まず、ひと口、ドロリとした出汁をすすりました。強烈な煮干しの香りです。柚子が香ります。熱々です。鍋から注いだのを、電子レンジにかけるという徹底ぶりです。初めて口にした味です。

 麺は、そばのような色をしています。かなりの太さです。モチモチとした麺が、ドロリとし出汁と絡みます。

 チャーシューはこの分厚さです。シナチクもびっくりするほど大きいのが、出汁に沈んでました。

 半熟玉子もよい加減です。ただ迫力の出汁に圧倒されて、ちょっと影が薄いです。

 残った出汁を、スープで割ってもらいました。刻みネギも追加されました。
 それにしてもハードボイルドなつけ麺でした。並で十分でした。
 「10年ぶりのラーメン!」という奥さまは強烈すぎて、ドロトドロ、モチモチ、アツアツ(エアコンも効いてません)のトリプル・パンチに、ふた口ほどでノックダウンでした。

 メニューは単純。基本はつけ麺かラーメンです。麺の量で小、並、大、半熟玉子がつくかどうかの選択です。それにトッピングでバリエーションをつけています。

 国道24号沿いにあります。店を出たときには、外まで行列ができてました。

 麺屋 たけ井 本店
 0774-55-0900
 京都府城陽市観音堂甲田48-2

青春18 明石・魚の棚 「立ち呑み処 たなか屋」でちょっと一杯

 青春18きっぷの2回目の旅です。昼飯は明石でした。魚の棚です。ひと回りして、「立ち呑み処 たなか屋」に入りました。
 とりあえず頼んだ「刺し身盛り」です。「トビにシマアジ、タコ・・・。しめさばは大丈夫ですか?」。そんな風に聞いてくれました。
 明石はやはりタコです。甘くとろけます。

 暑苦しい1日でした。生ビール最高です。
 ところが、生を飲んでいるのはわたしだけ。常連さんは瓶でした。

 カウンターに並んでいたのから指さした「夏野菜の揚げびたし」です。

 だしがよくしみ込んでいます。7種、それぞれの味です。

 グラスワインを頼みました。赤です。すっきりとした口当たりです。

 酒店の裏にある静かな空間です。清酒から焼酎、ワインまで何でもあり。店で選んで、すぐにここで飲むこともできるようです。
 昼から常連のお連れさんが盛り上がってました。

 酒店の左の暖簾が、立ち呑み処への入り口です。

 立ち呑み処 たなか屋
 078-912-2218
 兵庫県明石市本町1-1-13

 長蛇の列ができてひと際にぎわっているのは、ウナギ店でした。きょうは土用の丑でした。

 見ているだけで楽しい魚の棚です。

青春18 津山 「いっぱい茶屋 東宝」のホルモンうどん

 「青春18きっぷ」の夏シーズンが、きょう20日から使用開始となりました。久しぶりに買ったきっぷでさっそく遠出しました。最初の目的地の岡山・津山には11時ちょっと前に着きました。まっすぐに向かったのが駅前の「いっぱい茶屋 東宝」です。B-1グランプリで準優勝の経歴をもつ津山名物のホルモン焼きうどんの店です。
 もちろん頼んだのは「ホルモンうどん」(800円)です。

 コリコリとしたホルモンです。いろんな部位が混ざってますが、臭みもなく、甘くて食べ進みます。

 暑い1日でした。なにはともあれこちらを飲みながら、カウンター越しに調理を拝見しました。

 11時の開店を待ちかねて店内に入った5人分です。全員が同じものを注文しています。
 ホルモンが焼けると、キャベツともやしをドサリ。
 うどんも混ぜて焼いていきます。
 「うちは味噌で味付けしてるんです」と、目の前の兄ちゃん。5人分が一気に完成しました。 

 いっぱい茶屋 東宝
 0868-22-2938
 岡山県津山市南町1-30

 「津山ホルモンうどん研究会」が町おこしも兼ねて活動しています。この地図には、協力19点が紹介されています。

兵庫・篠山 「たまごかけごはんの店 玉の助」の卵かけ定食

 丹波・立杭焼に訪ねたい窯がありました。その前に立ち寄った昼飯です。というか、どちらが卵かわかりません。
 「たまごかけごはんの店 玉の助」です。ネットで「卵かけごはん」を検索すると、すぐにヒットしました。
 子どものころから、今も好き。巨人・大鵬・卵焼きではなくて、卵かけご飯なんです。巨人はもってのほかです。

 「卵かけ定食 大」(520円)です。炊き立ての温かい大盛りご飯とみそ汁、漬け物です。
 メーンの料理は、テーブルに盛られた卵です。

小ぶりですが、プリプリの卵です。まずはストレートでそのまま。次はネギをトッピングして。醤油も変えます。

 追加したちりめん山椒をのせて。

 取り放題の刻みノリで変化をつけて。

 取りたての平飼い鶏の卵です。5個まで食べられます。
 醤油は、オリジナルの「玉の助」など個性ぞろいが並んでます。

 単品のだし巻きは売り切れでした。

 たまごかけごはんの店 玉の助
 兵庫県篠山市今田町休場12
 079-506-6946

尾瀬を歩く2017 「のぞみ」で食べる極上鉄火丼ミニ

 尾瀬の旅も最終日(7月5日)。やっと青空が広がった上州に後ろ髪を引かれつつ上越―東海道新幹線と乗り継いで帰途につきました。
 東京駅での乗り換えの短い時間に、コンコースのエキュート東京で、「300円引きですよ」のかけ声につられて買った「極上鉄火丼ミニ」(700円)です。マグロが自慢のつきじ喜代村製でした。
 尾瀬には会津駒ケ岳、至仏山への登山に行ったはずなのに、天候が悪くてどちらも登頂しませんでした。おかげでこのブログ「尾瀬の旅2017」は、まるでグルメ旅行の様相になってしまいました。

 ラベルをよく見ると、消費期限が午後6時となってました。それで値下げしていたのです。
 わたしが食べたのは午後5時の「のぞみ」の発車直後でした。問題ありません。

 この日は、山ノ鼻の尾瀬ロッジをスタート。男性3人で、至仏山を目指しました。

 30分ほど登って森林限界に達しました。ところが、また雨。道路状況も最悪で、わたしはこれ以上進む気力が失せて、ここでリタイアしました。
 元気な2人は至仏山の頂上に立ちましたが、辺り一面、何も見えず。鳩待峠に下る稜線は雪渓に覆われ、ルートを見失ってちょっと怖い目にもあったそうです。

 いったん鳩待峠まで下山して、再び稜線を上りました。尾瀬が原が見渡せる原見岩まで登ってくると、別行動だった女性2人が弁当を開けていました。

 わたしも昼食にしました。尾瀬ロッジで頼んでおいた弁当です。
 にぎり2つに漬物と、これまでになくシンプルです。ボッカの荷揚げに頼っている山小屋ですから、これで十分です。

 ちょっと上部には雪渓も残っており、ここでUターンしました。

 眼下に尾瀬が原が広がります。

 やっと夏らしい空になってきました。

 雲が流れて、やっと燧岳の双耳峰が姿を現しました。帰る段になって・・・。

 鳩待峠は、バスで到着したハイカーが次々に尾瀬が原に吸い込まれていきました。

鳩待峠では、申し合わせたようにハトがお待ちしてくれてました。

 鳩待峠から上越新幹線の上毛高原まではバスで3時間、3500円ほどします。タクシーの客引きをしていたおじちゃんとトータル2万円(1人あたり4000円)で交渉成立。ゆったりとしたシートで眠っていると、半分の時間で上毛高原に到着しました。

 駅そばがありました。これは食べるしかありません。「きつねそば」(330円)をかき込みました。つるりとよいのど越しでした。

 上越新幹線の「Maxとき326号」はオール2階建て。自由席でくつろいでいると、すぐに東京でした。

神戸・南京町 「劉家荘」の季節野菜と海老の炒め物

 おいしい中華を食べたくて、久しぶりに神戸まで出かけました。「劉家荘」は、かれこれ10年ほど前に食べて以来です。
 昼どきで込んでいて、1階のカウンター席でした。その代わりに、向こうで調理している様子がよく見えました。
 「季節野菜と海老の炒め物」は、ゴーヤやスナップエンドウといった旬の野菜と海老を油通しして、大きな中華鍋に放り込み強力火力で炒めてます。これはわが家では再現できないプロの仕業です。
 

 たっぷりの量です。2人でとはいえこれが3皿目だったので、食べきれるかなと心配したほどですが、ゆっくりと平らげました。おいしいものは、いくらでも手が伸びます。生ビールもお代わりしました。
 さすがに仕上げに頼もうと思っていたチャーハンまでは到達しませんでした。

 「豚ミンチのレタス包み」は、これまで食べたレタス包みとはちょっと違う味付けです。何が違うのかはわかりませんが、これもおいしいです。
 パリパリの大きなレタスが、これでもかというほどついてきました。
 大昔に中華街で初めて食べたレタス包みについてきたレタスの量にびっくりしたことを思い出しました。

 こちらの名物は「焼鶏(しょうけい)」です。カウンターの目の前に鎮座してました。これをメーンにしたランチもあって、隣に座ったサラリーマン風氏は、それを食べてました。
 わたしは、「鶏の唐揚げ」を頼みました。パリッと揚がったそちらの写真は、うまく写ってませんでした。

 元町から南京町に抜ける路地にあります。

 これまでの劉家荘

 劉家荘 (りゅうかそう)
 050-5869-1285
 神戸市中央区元町通1-4-8 カナエビル 1F

滋賀・信楽 「生粉打 作美」のおろし

 信楽高原鉄道の信楽駅前で開かれている「信楽駅前陶器市」に行きました。帰りに食べたうまいそばです。
 ネットで検索して訪ねた「生粉打 作美」です。1時過ぎだったのに、「きょう最後のお客さんです。でも1時間は待っていただかなくては…」。1日限定50食という人気店でした。
 やっと口にした「おろし」(1050円+大盛り400円)です。
 「生粉打(きこうち)」というのは、つなぎを一切使わずに、そば粉と水だけで打った香りの高い十割そばのことだそうです。つるつると食べるという、これまでのそばの常識を覆すようなそばでした。

 店主の勧めで、最初は岩塩でいただきました。そばの香りがストレートです。ひと口ひと口、かみしめます。
 おろし大根は「からみ」を頼みました。この時期の大根はそれほどからくないとのことで、程よい口当たりです。薄めのだしをかけていただきます。

 そば湯です。ねっとりと濃厚です。
 そばを茹でたときに残る汁ではなく、わざわざそば粉から作っているそうです。

 だしに薄めて飲み干しました。このそば湯は絶品です。

 囲炉裏端でいただきました。
 掘りごたつ席2卓と、この囲炉裏端という席数の少なさも、待たされた理由です。

 窓の外のデッキには、信楽らしく狸のお小物が。かわいい忍者姿です。

 山の中の一軒家です。待ち時間に向こうの山寺まで散歩しました。道端のワラビも採ってきました。

 生粉打 作美
 0748-84-0058
 滋賀県甲賀市信楽町宮尻185-3