「スイス2007夏」のメーン、ブレゲンツ音楽祭を楽しみました。
プッチーニの歌劇「トスカ」が演じられる部隊です。ネットでは、何度も見てましたが、やっとその現物と対面しました。
驚きと感動の連続でした。ゾクゾクとするような2時間でした。
ボーデン湖上に浮かぶ舞台です。午後9時から始まります。写真はその直前です。天気はもちました。でも寒かったです。女房は、フリースに山用のレイウンウエア上下を着て見てました。
「スイス2007夏」のメーン、ブレゲンツ音楽祭を楽しみました。
プッチーニの歌劇「トスカ」が演じられる部隊です。ネットでは、何度も見てましたが、やっとその現物と対面しました。
驚きと感動の連続でした。ゾクゾクとするような2時間でした。
ボーデン湖上に浮かぶ舞台です。午後9時から始まります。写真はその直前です。天気はもちました。でも寒かったです。女房は、フリースに山用のレイウンウエア上下を着て見てました。
「ブレゲンツ音楽祭」(Bregenzer Festspiele)です。オーストリアに西の端、スイス、ドイツと接するボーデン湖(Boden see)岸の町、ブレゲンツで毎夏、行われる音楽祭です。湖上に作った舞台で、今夏はプッチーニの歌劇「トスカ」が演じられています。(写真は公式HPより)
3年前の夏、念願かなって「ザルツブルク音楽祭」でウィーン・フィルハーモニーを楽しみました。勢いづいた翌年は、「プラハの春 音楽祭」でバッハのヨハネ受難曲に感動しました。昨年は、何度もチャレンジしながら手にはいらなかった「サイトウ・キネン・フェスティバル in 松本」のチケットをゲット。小沢征爾と内田光子に酔いました。
で、今年です。春から行動を開始しました。ターゲットはスイスの「ルツェルン音楽祭」でした。まだスイスにいけるかどうかもわかりませんでしたが、ネット予約が始まってしまいました。ままよ! と、2席予約をいれると、「受け付けました」との返事。一気に、その気になって、過去2回、世話になったWEB利用の個人旅行代理業者に航空券やホテルを頼みました。
ところが、1カ月ほどして問い合わせたら、「オーバーブッキングでチケットはありません」との返事。これまでもネット予約で何度もチケットを確保してきましたが、これほど不親切な音楽祭はありません(怒りを込めて、声を大にしておきます)。
そんな音楽祭も、商売には熱心なようで、名簿に登録されていたのでしょう。冬の「ピアノ・フェスティバル」の案内をきょう、送ってきました。
「ブレゲンツ音楽祭」のチケットです。幸い、ルツェルン音楽祭で予定していた同じ日が、ブレゲンツの最終日でした。スイスのチューリッヒから国境を越えますが、国鉄で1時間半ほどのところにあります。
チケットの日付は19日(日)です。
というわけで、来週は夏休みをとって、スイスへ旅立ちます。
「スイス 2007 夏」というカテゴリーを作りました。土曜日には出発です。そして、向こうでも「きょうの昼食」を更新できればと思っています。
《お詫び》 このところ、サーバーがトラブルの連続で、作動していない時の方が長くなっています。その間にアクセスしていただいたかた、申しわけありません。改善に努めていますが、まだまだ不安定な状態が続きそうです。お許しください。
ウィーンで長期公演されている人気ミュージカル「エリザベート」の引っ越し公演を、大阪・梅田の梅田芸術劇場で観ました。その存在は、知ってましたが、観たのはもちろん、初めてです。
記念に手に入れたプログラム(2000円)です。
セリフはほとんどなく、全編が音楽とともに流れるように進みます。舞台装置も、途切れることなく動きながら、各場面に移っていきます。
なによりも、キャストがすばらし歌を聴かせてくれました。
エリザベートのマヤ・ハクフォートは、素顔はそこそこのおばさんのようですが、若々しいシシーも魅せました。トートのマテ・カマラスも舞台中を駆け回るエネルギッシュな演技でした。
カーテンコールです。ウィーンでは、クラシック・コンサートでも最後の拍手の場面はカメラ・フリーです。1枚、撮りましたが、露光があってません。おかげで、中央で頭を下げるマヤが、真っ白にとんでいます。
エリザベート大好きの知人から借りているCD、DVDです。中央のDVDは、会場でも売ってました。これは、その知人がウィーンのアン・デア・ウィーン劇場で買われたものです。もちろんドイツ語で、字幕なんてありません。左は宝塚版です。まだ、観る時間がありません。
「京都・広小路」が、昨日のS新聞に出ていました。立命館大学広小路学舎があったところです。「二十歳の原点」(高野悦子)の時代がテーマになり、荒神口の角にあったジャズ喫茶「しあんくれーる」も登場していました。きょうもクルマで通りましたが、ここにあったのかというほどの狭いスペースは、数台分の駐車場になっています。
木屋町四条にあったクラシック喫茶「みゅーず」も姿を消しました。
岡崎にある「jazz spot YAMATOYA」は、昔のままです。
わたしが学生時代を送った70年代ですら、すでに「幻の名器」だったバイタボックス製の「クリプシュホーン」が正面に鎮座しています。磨き抜かれた木目が美しい家具の風情です。
コーナーに置くようにできています。上部には、中高音用の横長のホーンがはいってます。低音は、曲がりくねったボックス内のホーンを通って、両側から出てきます。
アコースティックな音がします。悪く言えば、低音は響かず、高音は抜けません。それでも、ピアノ・トリオの音は、人の温もりを帯びていて、いつまでも安心して聞いておれます。
マッキントッシュの真空管プリメインアンプ「MA2275」です。
写真がすべてブレているのをお許しください。薄暗い店内ですが、ストロボを光らせるなんてことはできません。
LPがのっているターンテーブルは「ガラード401」。アームは「SME」。カートリッジは「シュアー」と、あまりにも教科書通りの組み合わせです。
すぐ近くにあった音楽高校に通った女房は、「昔とちょっと場所が違うみたい…」と、ママに聞いてました。でも、30数年前の開店当初からここにあるようです。
ヤマトヤ 地図
TEL 075-761-7685
〒606-8392 京都市左京区聖護院山王町25
ベートーベン 弦楽四重奏曲15番イ短調 作品132 スメタナ四重奏団
古いLPです。ジャケットを開けたら「S47.7.21 大十(難波)」という書き込みがありました。学生時代に買いました。
第3楽章「病気が癒った者の神へ感謝する聖なる歌」。久しぶりに聞きました。タンテーブルの回転が安定せず、ときにズッこけうるほど音程が狂いますが、それでも引き込まれました。
「はり」にいって、一年分の肩の凝りをほぐしてもらいました。ああ、気持ちがよい。
で、京都・JR二条駅の東宝シネマ二条で、映画「敬愛なるベートーヴェン」を見ました。
カタログは写真に収めただけで、買いませんでした。
やはり「交響曲第9番 合唱付き」は素晴らしいです。
SQ15番も印象的に使用されていました。さっそくLPでとなったわけです。
圧倒されました。全員が、その存在感をいっぱいに発揮した演奏でした。
ことばはなく、ただ拍手しました。スタンディング・オーべーションです。思わず立ち上がって、大きく手を打ちました。シャッターを押すことも忘れませんでしたが、「写真禁止」と制止する係員の目を盗んだ1枚です。
右から5人目くらいで左上を見ているのが小沢征爾です。一人おいた隣がヴァイオリンの潮田益子です。
すごい!! それが感想のすべてです。
Saito Kinen Festival Matsumoto が開かれた長野・松本市の県松本文化会館です。
駐車場にクルマをとめましたが、意外なほどに「松本」ナンバーが多く、県外、まして「大阪」にはでくわしませんでした。
右が公式パンフレット(2,000円)です。その上が2人分のチケット(奮発したS席は、1枚21,000円)。左は、15周年の歩みを伝えるチラシです。
9月11日の演奏会は「Bプログラム」でした。
ホールにはいると、でハープ奏者が音合わせをしていました。吉野直子です。まだ始まっていないのに、緊張感が漂います。
武満徹:ディスタンス
宮田まゆみの笙とオーボエが、不思議な時間を刻みます。リズムも拍もない。もちろん、初めて聞きました。息をつめて聞きました。
ベートーベン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
オケが入ってきます。先頭は、クラリネットを手にしたカール・ライスターです。元ベルリン・フィルの首席奏者です。モーツァルトのクラリネット協奏曲のCDは大好きです。ああ、あの人…と、テレビのサイトウ・キネンの映像などで見た顔が並びます。コンサート・マスターは潮田益子でした。
内田光子と小澤の登場です。ものすごい拍手です。
ピアノが鳴り響きます。あんなに細い体で、どこからあんなパワーがでるのかという音です。出だしにちょっと音をはずしましたが、そんなことは関係ない。ただ、すごい。グイグイと引き込まれました。
「あれだけバンバン弾いているようで、指はずーっと鍵盤から離れていない。タッチが滑らかで、フォルテになっても音が荒れないし、弱音は澄み切っている。モーションは激しいけれど…」とは、ピアノがわかる女房の感想です。
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47
かつては社会主義的リアリズムの忠実な作品とみなされていました。近年はショスタコーヴィッチが、旧ソ連の体制に批判的な姿勢をもていたことも明らかになっています。
そんなことより、テレビ創世時代にABCテレビが「部長刑事」という番組を放映していました。そのタイトルバックに流れていた、あの印象的な旋律で耳に残っています。ショスタコーヴィチの生誕100年ということで、登場したようです。
それにしても、小澤らしい選曲で、これでもか、これでもかといわんばかりに楽しませてくれた。第1楽章の圧倒的な盛り上がりでは、このところ耳が不調な女房がまた「聞こえなくなった」と言い出すのではと心配になるほどの大迫力だでした。コンマス・矢部達哉のヴァイオリンが弱音を綴り、吉野のハープが響き、工藤重典のフルートが歌います。管楽器は、残念ながらだれが吹いているのかよく見えませんでいたが、これまたヴィルトーゾがソロのオンパレードを聞かせてくれました。
大阪・心斎橋筋を歩きました。若者向けの衣料品店やら飲食店やらばかりで、オジサンには縁がないと人混みをかき分けていると、目にはいりました。
「イングリット・フジ子・ヘミング”音のないコンサート”」
「ART SPACE 心斎橋」(大阪市中央区心斎橋筋2-6-3)は、いわゆる画廊です。1階では、ヒロ・ヤマガタの展示をしていました。その2階に、フジ子の絵はありました。といってオリジナルではなく、シルクスクリーンなどの版画に複製したものが、即売されいてます。
フジ子に、そんな画才があるとは知りませんでした。
経歴を見ると、「7歳の頃から日本画家の伯母大月吉野に絵を学ぶ」とあります。
ピアノ同様に輪郭のピリッとした絵です。
1999年2月11日、ふじ子のピアニストとしての軌跡を描いたNHKのドキュメント番組、ETV特集「フジコ~あるピアニストの軌跡~」が放映され、大反響を巻き起こす。
1999年8月25日に発売されたファーストCD「奇蹟のカンパネラ」は90万枚を売り上げるという、クラシック界異例の大ヒット。
久しぶりに「ラ・カンパネラ」のCDを取り出しました。
CDのいデザインもこれはフジ子が描いていたんですね。
このCDが発売されたのは99年のことです。
あの不思議な「鐘の音」の調べに驚かされたものです。
今から楽しみです。
「サイトウ・キネン・フェスティバル 松本」のチケットです。内田光子がベートーベンのピアノ協奏曲「皇帝」を弾きます。指揮は小沢征爾、オケはもちろんサイトウ・キネン・オーケストラです。
ファンにとっては、プラチナチケットです。わたしも、過去に何度か入手アタックしたことがありました。でも、取れませんでした。
先週の土曜日午前10時が一斉発売でした。私はネット販売のパソコンに向かい、女房は電話のダイヤルを回しました。ネットは10分ほど前から「回線混雑」でつながらなくなりました。もちろん電話もだめでした。5分ほど過ぎて、女房があきらめた後に、「くじ運抜群」の娘がダイヤルすると、2回目に「つながったよ!」。あとは、オートコールに応えていくだけでした。第一希望の土曜日はすでに「残席なし」でしたが、月曜は確保できました。思いがけない結果でした。「これで夏休みが決まった」と、さっそくその夜の松本のホテルもネット予約しました。
ヤフーオークションで「サイトウ・キネン」を検索してみると、昨夜は「座席引替権利」がいっぱい出品されていました。私が入手した「コンサートBプログラム」は、ペアで1万円か1万5000で落札されていました。現代のダフ屋は、こんな場所で商売をしているんですね。でも、どうして同じ業者が、何枚もの引き替え権利を入手しているのか不思議です。
引替期限が過ぎた今夜は、チケットの現物がぞろぞろ出品されています。
でも、こんなヤカラにお世話にならなくても、小沢の指揮が聴けます。幸せです。
タイルバックを変更しました。DenonのDL-103がLPをトレースしているところです。
LPは30年以上も前に買ったアルヒーフ盤のバッハ「ブランデンブルク協奏曲」です。今でもさわやかな響きを聞かせてくれます。