これで10€の巡礼定食

aimg_0869

Cizur Menorの夕飯です。ここのアルベルゲには食堂はありません。6時になったら食べたい人です。待ちかねたように昼の間に偵察していたレストランへ。もちろん、一番乗りです。性分です。

巡礼定食には飲み物がついてます。ワインの「白」を頼むと、「tintoだけよ」。よく冷えてます。赤も冷やすんだ。


ファーストは、サラダ、スパゲッティ、パエリアなどのセレクトからサラダです。

レタスにタマネギ、オリーブにツナがかぶってます。オリーブオイルがおいしく、パンも浸していただきました。

aimg_0880

aimg_0884

セカンドは、チキンカツ。カリッと揚がってますが、二枚は多いです。

aimg_0888

デザートはプリン。もう満足です。

aimg_0886

これで10€は、リーズナブルすぎます。

昼飯も一番乗り Cizur Menor

 パンプローナに滞在する休養日のつもりでした。でもすることがないので、きょうパンプローナ郊外の反対側にあるCizur Menorまで8キロほどのを歩きました。

アルベルゲに一番乗りし、シャワーを浴びて昼飯に。ここでも一番乗り。

aimg_0826

たっぷり2人前以上あります。トマトソースは作り置きでしょうが、うまいです。

ビールもスパゲッティもすぐに出てきました。

パンもついてます。

セットで6eurです。

ヘミングウェイにご挨拶

aimg_0767

パンプローナはヘミングウェイの世界です。若かりし頃に読んだストーリーは、とっくに忘れておりますが。

「ヘミングウェイの像はどこ?」とイヌを散歩させていたオッチャンに聞いたら、地図をのぞき込んで、親切に教えてくれました。

像は、巡礼路からはちょっと外れていて、誰もやって来ません。仕方ないので、リモート撮影しました。手にしているスマホでシャッターを押してます。

闘牛場は思ったよりこぢんまりとしてました。内部が見られずに残念。

aimg_0760

有名な牛追い祭には、ヘミングウェイも赤いバンダナを巻くそうです。

Paso a paso Dos 4日目=8/28 パンプローナの休日

aimg_0733

 サン・フェルミン祭(牛追い祭)とヘミングウェイで有名なパンプローナ。この日は、休養日に設定していたが、パンプローナを越えて軽く13.5kmほど歩く。
 7月に行われるサン・フェルミン祭では、この市庁舎から牛追いが始まる。

aimg_0766

 ヘミングウェイの胸像の前で記念撮影。

aimg_0831

 昼飯にカフェで食べたパスタ。トマトソースの簡単なものだが、なかなかおいしい。

続きを読む Paso a paso Dos 4日目=8/28 パンプローナの休日

my camino=4日目 クレデンシャル お遍路の朱印と同じスタンプラリー

 パンプローナは、ヘミングウェイゆかりの地です。闘牛場の前に像がありました。有名なサン・フェルミン祭(牛追い祭)では、ヘミングウェイも赤いバンダナを巻くそうです。

 パンプローナの古い町を抜けると、ナバーラ大学のゆったりとしたキャンパスがありました。日曜日だったので学生の姿はなく静かでした。「本館で受付、押印をしております」と日本語表記もある看板が立っていました。
 その本館に回り道して行ってみると、閉まっていた玄関わきの窓が開いて、「ここだよ」と声がかかりました。わたしはクレデンシャル(巡礼手帳)を差し出して、ホタテ貝をあしらったデザインのスタンプを押してもらいました。

 巡礼者は、クレデンシャルをもって旅します。サンジャン・ピエ・デ・ポーから巡礼をスタートさせる人は、まず巡礼事務所にいってこのクレデンシャルを発行してもらいます。
 わたしは日本から用意してきました。NPO法人日本カミーノ・サンティアゴ友の会が、素晴らしいデザインのクレデンシャルを郵送でも発行してくれます。
 クレデンシャルは本来、自分が住む教区の教会が巡礼者であることを身元保証する書類だったようです。これを持っていると、巡礼者として遇されてきました。いうなれば巡礼のパスポートです。現代のペルグリーノも、これをもっていないとアルベルゲという格安の宿泊施設を利用することができません。急病になったときも、ペルグリーノとして手厚い治療を受けることができるそうです。
 もう一つの役目が、蛇腹式につづられているクレデンシャルのスタンプ欄です。ここに泊まったアルベルゲはもとより、食事をしたバルやレストラン、途中で参った教会などでスタンプを押してもらいます。このスタンプが増えていくのも巡礼の楽しみのひとつです。スタンプ・マニアの韓国のNくんは、わたしと同じルートを歩いたのに、最後にはわたしの3倍くらいの数のスタンプを集め、クレデンシャルは3冊に膨れていました。
 巡礼では、聖地のサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着するとコンポステーラという巡礼証明書が発行されます。その条件は、聖地まで徒歩なら100キロ以上歩くことです。自転車なら200キロ以上です。その条件を満たしていることを証明するのも、クレデンシャルのスタンプです。
 四国88カ所お遍路にも納経帳があります。札所に着くと、お参りした後に朱印をいただきます。同じシステムにびっくりさせられます。
 ことしの正月。例年のように京都・上賀茂、下鴨神社に初詣しました。そこで気が付いたのは、御朱印帳に朱印をもらうのがブームになってていることでした。参拝者が、これまでは気づかなかったあたりに長い行列をつくっていました。スタンプラリーというのは、世の東西を問わず、何かひきつけられるものがあるようです。

aIMG_7393

 2冊のクレデンシャルです。右が今回の巡礼のために準備したもの。左は2013年の巡礼で使用したものです。東京カテドラル聖マリア教会の証明印が押されていますが、実際には日本で唯一公認されている「日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会」が発行してくれます。