日曜ミサのペーター教会とシュテファン大聖堂です。説明は改めてー。
日: 2019年9月16日
楽友協会 ベートーベンの「第9」に圧倒される
ムジーク・フェライン(楽友協会)の黄金ホールです。お正月のニュー・イヤー・コンサートでおなじみです。
ベートーベンの交響曲第9番「合唱付き」が響き渡りました。
管弦楽は残念ながらここを本拠とするウィーン・フィルハーモニーではなく、ブルーノ・ワルターという名指揮者の名を冠したブルーノ・ワルター交響楽団でした。指揮者もちょっと地味で、ゆったりとした重厚な響きでした。
それが合唱の加わる第4楽章で爆発します。バスが圧倒的迫力で歌い、ソプラノがそれに輪をかけたように響き渡ります。合唱も素晴らしいボリュームです。
シューボックス(靴箱)型のこのホールは、それほど容積が大きくありません。そこが大音量であふれかえります。
ベートーベンは聴覚を失ってから第9を作曲しています。だからこんな曲が作曲できたのかと、ヘンに納得させられました。
チケットは、ネットで予約しました。日本人も、たくさん聞きに来ていました。
黄昏のムジーク・フェラインです。また、ここに戻ってこれました。
演奏が終わりました。みんな、立ち去りがたいようでした。
カフェ「ツェントラル」でお茶をする
ウィーンといえばカフェです。メランジェ(ウィーン風コーヒー)片手に新聞を読み、語らうのです。
きょうはウィーン子を気取って、ここでお茶です。水がついてきて、カップの上にスプーンが載ってきます。
ホイップされた生クリームがうず高く盛り上げっています。わりとあっさりとした味です。
皿の赤い包みは、砂糖かと思ったらチョコレートです。
奥さまがショーケースをのぞき込んで選んだのは「モーツァルト・シンフォニー」と名付けられたケーキです。ト音記号が載ってます。
チョコレートでコーティングされたいく種類ものムースが顔を見せました。
ひと口、もらいましたが、喉を滑る甘さでした。
フランス人パティシエがつくっているという美しいケーキが並びます。
高い天井の広い店です。
窓際に、常連客だった有名人物の写真が載っていました。なんとロシアの革命運動家、トロツキーでした。
壁にはシシー(皇妃エリザベート)の肖像画も。
行列ができています。恰幅のよいおっちゃんが整理しています。
フィアカー(馬車)も横目にするツェントラルです。
Cafe Central
Ecke Herrengasse / Strauchgasse,1010 Wien
王宮礼拝堂でウィーン少年合唱団を聴く
ハプスブルク家の王宮にある礼拝堂の日曜ミサです。モーツアルトのハ長調ミサです。
ウィーン少年合唱団が、天使の歌声を響かせます。透き通った高音が、天まで届くように舞い上がります。
それにしては画像はちょっとヘンです。種明かしは、モニター画像で見ているからです。
2階の席から、カメラだけ突き出してなんとか撮影した生画像と、音です。
リハーサル中です。一番上のパイプオルガンの前で歌います。どこに座っていても演奏中の姿は見えるはずがありません。
わたしの席からは、正面が見えるだけです。
窓際まで寄ってのぞき込むと、やっと祭壇が見えます。
合唱団は、アンコールではここに降りてきて歌ってくれました。
ミサは厳かに進みます。
ミサ終了後の礼拝堂です。
シンプルな祭壇です。
きょうは出番がなく案内係の団員が、記念撮影に一緒に写ってくれました。
礼拝堂の入口です。観光客でいっぱいです。