インスブルックの味にノックアウト食らう

 実質の旅の初日は、カサを差しながら冷たい雨のインスブルックの旧市街を歩きました。
 昼飯は旧市街の中心にあり、「地球を歩く」にも載っていた「シュティフケラー」に入りました。いくつも部屋がどこも客であふれる人気ケラーでした。
 頼んだのは「土曜定食」です。グリルした若鶏の半分です。思っていた通りの料理が出てきて満足しましたが、わたしには想像を絶するボリュームに圧倒されました。
 いくら食べても、食べても若鶏です。こんなのをペロリと平らげるほどの胃袋は、わたしはもはや持ち合わせていません。

 

 スープも塩辛くて、二口、三口でもういいわ!

 ビールはミュンヘンです。どこで飲んでもうまいですが、この寒さでもビールなんでしょうか。熱燗はないですよね。

 Stiftskeller
 Stiftgasse 1 A-6020 Innsbruck

 旅は最悪のスタートとなりました。でも傘をさしたのはこの日だけでした。

インスブルック 「Hotel ENGL」のモーニング

【Day 2nd 2019/09/08】
 インスブルック空港に降り立ったら、冷たい小雨が降っていました。タクシーで「Hotel ENGL」に直行。スーツケースを預かってもらうつもりでした。それが、すぐにチェックイン、部屋に通してくれました。まだ朝食時間帯だったので、モーニングもここでいただきました。
 ハムに生野菜、ゆで卵と、オーソドックスに並びました。フルーツもおいしかったです。

 1泊したスキポール空港近くのホテルです。5時40分にはホテルを出ました。出発までに空港で朝食をとるつもりでした。

 ところが、空港での保安チェックが厳しくて待たされました。朝食の時間はなくなり、空腹のまま7時10分発のインスブルック行きに乗り込みました。
 トランサヴィア航空はKLMのグループ会社で、コードシェア便でした。

 インスブルック空港では、スーツケースも無事、到着してほっとしました。

 3泊した「Hotel ENGL」です。ちょっと狭いですが、落ち着いた部屋でした。

 ENGLの意味は分かりませんでしたが、看板からするとAngelなんでしょうか。

Hotel Engl Garni
Hofer Innstrasse 22 – 6020 Innsbruck

 2日目の朝。温かい卵がありました。

 3日目の朝。トースターがあったので、食パンを焼いてみました。

 4日目の朝。インスブルック駅まで向かうタクシーを待つ間にいただきました。

 質素ですが、明るい食堂です。

 晴れ上がると、窓から雪を覆った峰々を見ることができます。

ハイネッケンを楽しむKLMの機内食

 【Day 1st 2019/09/07】
 この旅で撮影した画像は、なんと6000枚を超えていました。その1枚、1枚が思い出となります。
 関西空港からアムステルダム・スキポール空港までKLMで飛んだ旅の初日です。機内食で何を食べたかなんて覚えていません。
 から揚げを食べていました。
 キャリアによって機内食は違いますが、昔と比べておいしくなったのは確かです。以前は、パサパサのそばとか、握り寿司が1個とかあれもこれもと品数だけは並んでいた気がします。

 KLMはハイネッケンのプルトップにカップをはさんでサービスしれます。

 南アフリカ産のシャルドネも定番です。

 2回目の食事は、パスタです。

 お隣の1本もいただいて、よい気分です。

 今回もお決まりのエコノミー。11時間は疲れます。
 映画「散り椿」を楽しみました。

 ワッフルで気分転換です。

 今回はスキポール泊。初めて空港から外に出ました。
 ホテルは空港から雨に濡れずに歩けるのが自慢。部屋の照明からテレビ、空調まで、すべてを備え付けのタブレット端末で操作しました。

citizenM Schiphol Airport hotel
Jan Plezierweg 2 Schiphol, NL, 1118 BB

 関空で乗り込んだKLMです。ブルーのボディーに「100」と描かれています。創業100周年です。わたしは10年前に乗ったとき、「90」とプリントされた大ぶろしきをプレゼントされ、スーツケースの中の衣類などを包んでいます。
 撮影時間からすると、帰国時に乗ったAirFranceの同時刻便が到着したところのようです。

「Zipfer」のビールと帰国しました。

 昼前に、水無瀬の自宅に帰り着きました。あっという間でもあり、長い旅でもありました。大きなトラブルに見舞われることもなく、ほぼ予定したスケジュールがこなせたのがなによりです。
 帰宅途中に自宅近くの生協に寄り、そばを買ってきました。冷蔵庫は空っぽです。醤油の味で日本を感じました。
 JR特急「はるか」に乗っているとき、息子から「いま羽田。これからグラーツに出張します」とメールがありました。遠いこころを、ご苦労なことです。

 好物のいなりです。ウィーンの日本食レストラン「日本橋」で食べたのもおいしかったです。

 ウィーンのスーパーで買いながら飲み残し、スーツケースの隙間にはさまって日本にまでやって来た「Zipfer」です。あちこちで看板を見かけたオーストリアを代表するビールです。

 これから、ぼつぼつと旅の思い出を整理していきます。