大阪・水無瀬 スペインバル「Bar Tacon」で軽く一杯

 わが家から歩いて5分もしない近くにスペインバルがオープンしました。気になってました。
 カウンターにハモン(生ハム)が1本、デーンと載っています。「それお願い」と頼むと、マスターがナイフで削いでくれました。昨年11月のオープン以来、すでに6本目だという「とりあえずの生ハム」です。
 スペインのサンティアゴ巡礼で、サリアという町でおいしいハモンを食べました。それ以来の、懐かしさもこみあげてくるお味でした。

 ヴィーノ・ティント(赤ワイン)でいただきました。

 カウンターには、焼き上がったばかりのトルティーヤ(スパニッシュ・オムレツ)が並んでます。注文が入ると、これをカットするのです。

 タコのマリネもおいしいです。

 陽気なマスターが2杯目を注いでくれます。
 話していると、わたしの息子と同じ高校の2年下ということがわかりました。

 うれしい「CAMINO」です。

 サンティアゴ・デ・コンポステーラのバルで感激した「ピメント・デ・パドロン」とはちょっと違いますが、分厚い万願寺唐辛子でもいいお味です。
 赤を追加しました。

 やはり地元の店です。「〇小、〇中」というのが、マスターやアルバイト応募してきた女子大学生、隣で飲んでいたお母さんらのお互いの素性を確かめあう基準でした。わたしの娘も息子も、島本4小、1中で育ちました。
 水無瀬で飲む機会は、ここに住んで40年になるのに、これまで数回しかありませんでした。新しい発見でした。

 Bar Tacon(バル タコン)
 大阪府三島郡島本町水無瀬1-2-1

 島本町が発行した「Withコロナ事業者応援商品券ウィズまろ券」が残っていました。きょうが使用最終日でした。
 ありがたく使わさせていただきました。

またも京都一周トレイル 番外 山科の里山3座から南禅寺

 京都一周トレイルの比叡山から大原までを歩こうと、JR比叡山坂本までやってきました。坂本ケーブルの麓の駅までのバスを待ちました。
 定刻になってもバスは来ません。先頭の夫婦が、めくれ上がった紙切れを確認しました。なんと坂本ケーブルはきょうから金曜日まで、点検のため運休になってました。
 歩いて比叡山に登ることはできますが、大原まで下山するには時間がかかります。
 あわてて転進先を考えました。JR山科で下車し、里山の3座を巡り、一周トレイルの七福思案処から南禅寺に下りました。

 【2023/02/27 10:33】
 予定外のJR山科がスタートとなりました。

 京都疏水に沿って歩きます。この辺りの疏水は、川底が改修されてまるで樋(とい)のようです。

 毘沙門堂に参っていきます。

 急こう配の階段が続きます。

 七福神のひとり、毘沙門天を祀る門跡寺院です。

 境内には、梅が咲いていました。
 桜や紅葉で有名なスポットです。

 毘沙門堂から緩やかな山道が七福思案処に向けてつながっています。そちらなら歩いたことがあります。
 きょうは里山の3座を巡っていきます。まずは鏡山を目指します。

 そこそこの急斜面で、頂上近くにはトラロープが張られた個所もありました。

 鏡山に到着です。YAMAPの1座をゲットです。

 麓に天智天皇の山科陵があります。
 額田王が「御陵仕ふる山科の鏡の山に」と歌ったその鏡山です。頂上一帯は万葉の丘と名付けられています。

 気持ちのよい尾根を進みます。

 2座目は聖山です。こちらもきれいな名前の山ですが、由来は不明です。

 3座目は神山です。
 帰宅後に調べると、大文字山や如意ヶ岳井にも登って山科の里山10座を周回するルートを歩いている人がいました。

 毘沙門堂から登ってくるメーンルートと合流しました。

 道は歩きやすくなりました。

 京都一周トレイルのポイント、七福思案処です。毘沙門天ら七福神が何か思案したのでしょうか?

 JR比叡山坂本の駅前のミニコンビニで買ったおにぎりを頬張りました。 

 南禅寺の奥の院まで下ってきました。

 細い水が流れ落ちます。その下で行をするようです。

 京都疏水の水路郭の下流です。水は暗渠に入り、向こうの出口は若王子です。

 水路郭の上部です。ここから先は、観光地です。

 きょうは和服姿の若い女性が目につきました。

 こちらにも。


 
 「絶景かな」の山門をくぐり、地下鉄蹴上でゴールとしました。

ひな人形とミモザのスワッグ

 ひな人形を飾りました。
 今どきはお目ぱっちりのおひな様も多いようです。娘が生まれたときからわが家におられるこちらは閉じてます。並べ方も、京風に男雛が右です。

 壁のスワッグは正月仕様から、春を告げる黄色いミモザに変わりました。奥さまの作です。

 金屏風は出さずに、シンプルに。

 玄関にも小さな人形が並んでいます。

大阪 フェスティバルホールの反田恭平

 大阪・中之島のフェスティバルホールに、遅まきながら初見参でした。
 正面の赤ジュータンに圧倒されます。昔のホールを思いだします。何度も訪れました。報道向けご招待だったことも多いです。ショパンコンクール優勝直後のダン・タイ・ソンを聴いたのも思い出です。
 その後、ザ・シンフォニーホールが生まれ、兵庫県立芸術文化センターができてからは、箱が大きいばかりのこちらからは足が遠のいていました。

 きょうの席は前から6列目のやや下手寄りでした。
 「Kyohei Sorita & Japan National Orchestra Concert Tour 2023」は、4日前に奈良で聴いたばかりです。そちらのチケットは、急用ができた知り合いから譲ってもらいました。期せずして、同じプログラムを、違ったホールで聴くことになりまた。

 ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番が始まりました。まるで違う音でした。中でもソロ・トランペットは、ラッパの先がわたしに向いているよう。ベールを2枚ほどはいだようにクリアーに突き刺さってきました。
 弦の響きも違いました。マーラーの交響曲第1番「巨人」は、ほとんど音が出ているかどうかという息の長いパッセージが続きます。コンマスの岡本誠司のヴァイオリンは、微動だにしないようでした。息をのみました。
 やがて弦もはじけます。岡本くんは相変わらず不動の姿勢です。対照的に左端の女性ヴァイオリニスト(落合真子さん)は、楽しくて仕方ないかのように体を前後に振って。セカンドヴァイオリンの大江馨さんも、他のメンバーもズーッとニコニコ顔のアイコンタクトでした。
 そんなメンバーが反田くんの指揮で、同じ方向へ突き進みます。最終楽章の大爆発が、室内オーケストラ版とは信じられないような響きとなったのも納得です。人数こそ少ないものの、まさしく「ミニ・ベルリンフィル」でした。

 肥後橋側からみたフェスティバルホールです。壁の意匠が昔と同じです。

 熱気あふれる演奏に喉が渇きました。
 梅田に出たのは、コロナ以来初めてです。改装後の阪神百貨店も知りませんでした。相変わらずにぎわっている地下の食料品街をひと回りして、B2のバル横丁に行きました。
 よく冷えたセルヴェッサ(ビール)がしみわたります。

 「タコのガリシア風」は、そりゃ「プルポ」でしょ。カミーノ巡礼で食べた思い出の味でした。

 ピンチョスを1つ。

 メニューを見なくても、でき上がったのが並んでます。

 ハモン(生ハム)を追加。
 といっても2人でシェアです。満足しました。

 ラ クッチャーラ デ ドノスティア(La Cuchara de Donostia)
 06-6345-0715
 大阪市北区梅田1-13-13 阪神百貨店梅田本店 B2F

またも京都一周トレイル その3 銀閣寺~雪の比叡山

 またも京都一周トレイルのその3は、銀閣寺道からスタート。北白川仕伏町から山道に入り、茶山、瓜生山と東山三十六峰の峰を通って比叡山に登りました。
 数日前の雪が残っていることは想定してました。持っていった6本爪アイゼンまでは不要でしたが、雪解けのぬかるんだ道ではスリップが怖くて、慎重に進みました。
 
ケーブル比叡駅の横にあるだれもいない雪の「HIEIZAN」では、おジイさんが独り、ポーズもとりました。逆光の上、ピントも甘いです。
 想定外だったのは、叡山ケーブルが冬季休業中だったこと。深い雪道をびわ湖側の坂本ケーブルまで歩き、無雪期の1.5ほどの労力で疲れました。

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高槻 「定食専門店 いててや」のサービスA定食

 高槻まで歩いて6.4㌔ほど。ちょっと遠出のお散歩となりました。
 昼飯は、久しぶりに「定食専門店 いててや」でいただきました。おやじさんが独りでやってます。本日の「サービスA定食」(780円)は、テリヤキハンバーグでした。
 あふれんばかりのキャベツ中心のサラダに大きなハンバーグがドーン。それを目玉焼きが覆っています。甘いデミグラソースをかぶって、食べ応えがあります。
 どんぶり飯もたっぷり。白菜の煮物とみそ汁、たくあんがついてます。ああ、満腹です。 

 壁は古い時計でいっぱいです。

 CDがズラリ。いつも音楽が鳴っています。ジャズが多いですが、きょうはバッハの無伴奏チェロソナタがずーっとかかっていました。
 LUXMANのアンプが姿を消し、DENONに代わってました。

 今どきこの価格で大満足できるって、貴重です。若い男性客でいっぱいでした。

 定食専門店 いててや
 072-674-4800
 高槻市京口町2-12 セゾン銀水

 阪急で2駅の水無瀬のから歩きました。途中の上牧近くにある神内かんなび公園の花壇です。以前はもっときれいに整備されていました。最近は雑草がはびこってますが、春の花も交っていました。
 クロッカスが黄色い花をつけています。
 調べてみると、スノークロッカスとして知られるクロッカス・フラバスのようです。オレンジイエローがきれいです。

 いまごろアヤメ? かと調べると、アルジェリアン・アイリスのようです。和名はカンザキアヤメです。それで納得です。

 ツバキも一輪、咲いています。

 スイセンはあちこちに。

 クリスマスローズでしょう。
 これも調べるとレンテンローズ、別名をハルザキクリスマスローズというようです。

 撮影した画像に向けてスマホをかざすだけで、花の候補を検索してくれます。植物図鑑なんて不要な、便利な時代です。

 寒い一日です。雪が舞ってきました。

 新名神高速道路の高槻JCTと枚方方面を結ぶ高架橋建設工事が進んでいます。

 踏切のカンカンという音に阪急電車がやって来るのを待っていると、直前にゴーッと東海道新幹線が追い抜いて走り去りました。同時に撮れて満足ですが、両車の距離が空きすぎました。

 ホントはこのように撮影したかったのです。実はこちらは2枚の画像の合成です。

奈良県文化会館 反田恭平指揮でマーラー「巨人」

 奈良県文化会館の国際ホールで「Kyohei Sorita & Japan National Orchestra Concert Tour 2023」を聴きました。
 ピアニストの反田恭平が、ピアノとの弾き振りからさらに飛躍して指揮者としての姿を見せてくれました。
 ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番は、初めて聴いた曲でした。反田くんのダイナミックなピアノが、聴衆をわしづかみにするようでした。
 その勢いにのってマーラーの交響曲第1番「巨人」(室内オーケストラ版)でした。
 もちろん、反田くんの指揮です。うねるように繰りかえされる静かなメロディーが、ゆっくりと盛り上がってゆき、やがて大爆発を迎えます。室内版ですので管楽器も少なく、ホルンはフルオーケストラなら6本並ぶところが3本でした。それでも若い奏者の迫力に圧倒されるエンディングでした。
 わたしの席は前から5列目の上手でした。いつもはあまり目に止まらない打楽器が目の前でした。後半にかけて大活躍する大小の太鼓、シンバル、トライアングル。それらを叩いてやるぞと待ち構えるやんちゃ坊主のような打楽器奏者の表情がおかしくて、一緒に固唾をのむ思いでした。
 奏者をそれほどにノリノリにさせる反田くんの指揮は、ホンマモノです。

 プログラムに反田くんや2人の奏者とのQ&Aがのってました。反田くんが初めて買ったCDは「だんご3兄弟」だったそうです。ちょと吹き出しました。

 わたしが学生時代に最初に買ったLPは、マーラーの「巨人」だったはずです。押し入れの中を捜索すると、出てきました。レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨークフィルの思い出の1枚が。
 そのころはマーラーやブルックナーなどの長大なシンフォニーが、ちょっとしたブームでした。何度も聴いたLPです。旋律が耳になじんでいます。ところが生オーケストラの演奏を聴いたのは、考えてみればきょうが初めてでした。50数年が流れています。
 だんご3兄弟を聴いても立派な音楽家は育ち、マーラーを聴いてもタダの人です。

 近鉄奈良の改札口には、JNOの掲示があります。奈良を本拠とするスポンサー企業の提供です。
 これを見た知り合いが、LINEで送ってくれました。わたしは車でした。

 

奈良 くるみの木の季節のランチ

 奈良にやって来る機会が増えました。そのたびに行きたいと思っていたカフェ「くるみの木 一条店」でランチをしました。
 メニューは多くはなく、ほとんど客が食べている「季節のランチ」(1760円)です。
 きょうのランチは、鮭や、ちょっと変わったコンニャクやカブなどのフライがメーンでした。サクッと揚げたてのフライを、豆腐ソースにつけていただきました。 

 ご飯は、炒りあみ海老が炊きこまれています。ほんのりと香ばしい優しい味です。

 白菜と揚げのみそ汁も薄味。出汁はよく効いてますが味噌が薄いのかと思ったら、麦みそでした。

 「菜の花と烏賊のパスタ」とメニューには書かれていますが、これはパスタというより柔らかいきしめんといった感じ。葛うどんだそうで、併設のショップにも並んでました。

 デザートのイチゴのゼリーまで、きれいに平らげました。

 大きなテーブルも並ぶ広い店内です。それでも客は多く、半時間くらいは待たされました。

 雨の中を行列は続いていました。
 ウェイティングリストに記入すると、自分の順番がわかります。QRコードを読み取ると、いま何番まで入店しているかがスマホに確認できて、順番が近づくまではショップで買い物というシステムです。うまく考えられています。

 カフェの前と裏には、雑貨、食材、衣服のショップがあります。

 奥さまはストローバッグをお買い上げです。

 モロッコ製だったようです。

 くるみの木 一条店
 0742-23-8286
 奈良市法蓮町567-1

 わが家のリビングの隅で、マガジンラックとなったバッグです。新しいのが欲しかったそうです。

ポンポン山 超元気な山友と福寿草、ぜんざいつき

 福寿草(フクジュソウ)を見にポンポン山に登りました。今シーズンの2度目です。山友のおネエさんから「連れてって!」と声がかかりました。喜んで引き受けました。
 生憎の天候でした。どんよりと曇っていて、フクジュソウの開花はイマイチでした。それでも、「きれい! かわいい!」と初めての山友は感激してくれました。
 終始響く明るく元気な声に、花よりおいしいぜんざいまでごちそうになって、寒さも吹っ飛ぶウォーキングでした。

 【2023/02/18 09:25】
 三田からやって来た山友3人とはJR高槻で待ち合わせて、ポンポン山中腹の本山寺駐車場までやって来ました。
 いつになく多くの車が駐車していました。福寿草のシーズンだからです。

 いつもは通り過ぎるほこらの前で撮影です。

 なんて読むんだろう?

 自転車を止めていた男性2人と話し込み、「撮ってくれますか」と記念撮影。

 勧請掛の説明を読み、潜り抜けます。

 杉の幹が赤くなってます。檜皮(ひわだ)を取るためにはいだのです。
 「裸にされて恥ずかしいんだわ」

 本山寺に参っていきます。摩尼車も回しました。

 高槻の古木、天狗杉まで順調に登ってきました。

 ここでもポーズ!

 【11:43】
 空模様が気になるので、ポンポン山の頂上ではあまり休まず、福寿草保護地に直行しました。

 太陽が照らないので、パラボラアンテナのように開いてはいませんでした。

 2週間近く前に来た時よりは、開いている花の数が増えていました。

 ネコノメソウも花をつけています。

 小雨もまじり寒々とした保護地を後にしました。

 リョウブの丘まで戻り、昼飯にしました。

 わたしはカップヌードルのみそでした。

 初めて食べましたが、うまかったです。

 レインウエアを着てポンポン山に戻りました。

 2度目のポンポン山です。ほんとに「ポンポン鳴るの」と、モノは試しと飛び上がって着地してみました。

 8度と、それほど寒くはありませんでした。


 
 678.8mの三角点に記念のタッチです。

 下山ルートで鹿と出会いました。目の悪い私はあまり確認できず、カメラにも収まりませんでした。

 【14:20】
 幸いににも本降りにはならずに本山寺駐車場まで戻ってきました。
 すぐ横のお地蔵さんの祠を借りてデザートタイムの始まりです。

 バーナー2つでぜんざいをつくります。

 大きくて甘いイチゴがふるまわれました。

 「おたまを忘れた」と、ケーキ造りが上手な山友は、なんともっていた計量カップでぜんざいをついでくれました。

 甘い、柔らかい。おいしいぜんざいです。こんなシチュエーションならサイコーです。

 楽しい1日をありがとうございました。また誘ってください。

自分でつくる カキのオイル漬けパスタ

 残ったカキをオリーブオイル漬けにしていました。
 カキが漬かっていたオイルにニンニクを入れ、ソースにしました。タカノツメ(ぺペロンチーノ)は入れなかったので、アーリオ・オーリオ止まりです。
 いいお味に仕上がりました。

 そのまま食べても酒のアテにサイコーなカキです。

 マイタケとサヤエンドウが助っ人に加わりました。