なにわを歩く 万博間近の夢洲から舞洲の仰天煙突

 EXPO 2025 大阪・関西万博まで2ヵ月ほどとなりました。アクセスとなる大阪メトロ舞洲はすでに開業しており、会場見物の観光客が訪れているそうです。
 急に思いついて、わたしも出かけました。フェンス越しの会場建設地は、こんなので間にあうのかと心配してしまう完成度でした。
 見るべきものもあまりないので、そのまま夢舞大橋を渡って舞洲へ。フンデルトヴァッサーがデザインした2つの黄金に輝く煙突を見上げました。
 さらに常吉大橋を渡って伝法から西九条までの10キロほどのウォーキングとなりました。

 夢洲駅は先月19日にオープンしました。

 この奇抜な建物が、大阪市などのゴミ焼却場です。遠目にはしたことがありますが、やってきたのは初めてです。

 同じフンデルトヴァッサーによるスラッジセンターです。どちらも煙突の上部に黄金のリングをいただいています。

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東山三十六峰 番外その2 幻の霊山から絶景の阿弥陀峰

 東山三十六峰の峰々を巡る「番外その2」は、未踏となっている27峰、霊山(りょうぜん)を踏み、近くにある伊藤博文(春甫)の詩碑を訪ねることでした。
 標高170mほどのピークですが、そこに達するルートがありません。西麓の霊山護国神社、西法寺から、北の菊渓(きくたに)から、南東の京都一周トレイル19ポイントからとアプローチを試みました。でも行く手を阻まれました。
 南にある31峰、阿弥陀ヶ峰から霊山とともに清水寺を眼下にしました。清水の舞台の上は、観光客で一杯でした。

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東山三十六峰 番外 清水山辺りの6峰

 蒲団着て寝たる姿や~の京都東山三十六峰を巡ったのは3年ほど前のことです。その時には確認できなかった清水山辺りのピークに、新たに山名表示がついていることを、スマホ登山アプリ、YAMAPの記録で知りました。
 暖かな1日でした。お山歩(散歩?)気分で円山公園から清水寺を取り囲むように並ぶ三十六峰の山々を巡りました。
 
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六甲山 巳年の初登りは蛇谷北山

 巳年の初登りは、六甲山と蛇のつく蛇谷北山でした(4日)。いつもの仲間5人とご一緒しました。
 喜寿を迎えた身には、なかなかきつい登りもありましたが、お元気な大先輩に負けないようがんばりました。
 寒波の予報もどこへやら。山の上は雲ひとつない快晴に寒さも吹っ飛びました。
 メンバーの1人がここでYAMAPピーク600座を達成しました。わたしだけシンクロしてませんが、負けじとついていきたいものです。

 甘酒をつくってもっていきました。バーナーで温めて生姜をひとかけ。「おいしい」と喜んでもらえました。

 六甲山の最高峰です。視界は良好でした。写ってませんが大勢のハイカーであふれてました。

 有馬温泉に下り、仕上げはビールで乾杯。今年も山飲みをよろしく。

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山と飲み会 その1 有馬富士で腹を空かせる

 山と飲み会の12月例会は、カニカニ尽くしの忘年会つきでした。まずはJR新三田に集合して、有馬富士に登りました。いつもの6人ともう1人を加えてにぎやかに。
 標高372mとはいえ、きれいな円錐形の富士山を制覇しました。歩いているより、飲んでいる時間の方が長いのが常です。きょうもカニに備えて腹を空かせました。 

 有馬富士公園の真ん中にある福島大池越しに見る有馬富士です。風があったため、逆さ富士は拝めませんでした。

 頂上の陽だまりで、モグモグタイムを楽しみました。

 おじいさんは古民家の軒先でのんびりと日向ぼっこです。

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比叡山 花摘、天梯、裳立と美しい名の3峰を巡る

 比叡山の坂本側(東側)の山腹に、どれも美しい名の3つの峰があります。花摘ノ峰、天梯(てんだい)ノ峰、裳立山です。
 びわ湖畔のJR比叡山坂本から延暦寺へのケーブルができるまではメーンルートだった本坂を登りました。何度も登っている比叡山ですが、京都人にとっては初めて登り道でした。
 下りは裳立山を通りました。頂上には「土佐日記」の紀貫之の墓があります。「木工頭紀貫之朝臣之墳」と刻まれた墓石と、小さな石仏が京の都を向いていました。

 花摘の峰です。
 比叡山延暦寺を開いた伝教大師(最澄)の母が、ここで花と摘んで大師が山から降りてくるのを待ったことから、その名がついています。

 比叡山には三大魔所があります。そのひとつが天梯権現祠(ほこら)です。その祠があるのが天梯ノ峰です。

 昼飯は、ケーブル延暦寺駅の前にあるベンチでいただきました。温かいスープがおいしかったです。

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京都を歩く 白川の源流から鴨川まで

 白川を京都・滋賀の府県境である山中(やまなか)の源流(起点)から、四条上流の鴨川への合流点まで歩きました。10キロ近くでした。
 起点はここです。まるで廃墟です。京都から大津に抜ける道のひとつ、志賀越(山中越)の国境です。旧道はすっかり荒れ果てています。
 左の2つ重ねたような岩肌は「重ね石」です。小さな仏像が4体、彫られています。往来した旅人の道中安全を祈ったものだと考えられています。
 15年ほど前にも訪れています。その時と同じようでもあり、見事に荒れ果てたようにも見受けました。 

 白川に沿って北白川仕伏町まで下ってきました。北白川天神宮に架かる萬世橋は明治27(1894)年、北白川の石工の卓越した技術を集結して造らた眼鏡橋(アーチ式)です。擬宝珠が菊の花です。

 知恩院のちょっと上流の映える一本橋は、サスペンスのロケ地としてよく登場します。

 鴨川に流れ込みます。向こうは四条大橋です。
 鴨川支流の一級河川・白川は、山中からここまで9.3km流れてきました。

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なにわを歩く 中之島に架かる二十橋を渡る

 なにわの町を歩きました。
 大阪八低山は制覇しましたが、浪華八百八橋のうちのいくつくらいを渡ったことがあるのでしょうか。中之島の地図を眺めていると、20数橋が架かっています。端から橋を巡りました。
 スタートは、ライオン像が橋の四方に構える天神橋です。こちらは阿形 (あぎょう) の形で口を開けて吠えています。浪華三大橋のひとつです。 

 土佐堀川に架かる淀屋橋です。関一・大阪市長による御堂筋拡幅工事の一環として1935年に完成したアーチ橋です。コンクリート橋としては珍しく国の重要文化財に指定されています。

 堂島大橋は、優美な大型のアーチで路面を吊り上げる下路アーチ橋でという国内唯一の形式の橋です。

 中之島を一周して最後の橋は鉾流橋でした。向こうにレンガ造りの中央公会堂が臨めました。

 青線が歩いたルートです、

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京都・桂坂 モミジバフウの並木道 2024~東海自然歩道を松尾大社まで

 京都。西京区の桂坂に続くモミジバフウの並木道です。今季はちょっと遅れましたが、真っ赤に色づきいていました。
 きょうも秋空が青い、よい天気でした。阪急・洛西口からバスに乗ってやってきました。カメラを抱えたご同族がたくさんおられました。
 桂坂には3社のバスが乗り入れています。赤、黄、緑と車体カラーが異なります。すべてをレンズに収めようと粘りましたが、この春のダイア変更で、運行本数が減ったそうです。なかなかお目当てのバスはやってきませんでした。

 赤に黄色。このコントラストがやはり映えます。一番人気です。

 遠目にも目立ちます。

 日本では珍しいロータリーです。緑が黄色を追っているようです。

 赤と赤です。

 モミジバフウは漢字では「紅葉葉楓」と書きます。もみじ・は・ふうーなんですね。フウ(楓)科フウ属の落葉高木です。

 真っ赤に染まりそうです。

 トゲトゲがいっぱいの実が残っています。

 テレビクルーまでやって来ました。「街かどトレジャー」(読売テレビ ten)の録画で、ますだおかだ増田さんがマイクを差し出してました。今夜放映かなとチャンネルを合わせましたが、違いました。

 東海自然歩道が桂坂を貫いています。苔寺方面までの道は未踏でした。歩いてみることにしました。

 住宅街の中を、整備された道が続きます。

 静かな竹藪に入りました。

 唐櫃越から沓掛山に続く尾根道に通じる分岐がありました。
 尾根道で東海自然歩道への矢印を見たことがあります。ここにつながていたのでしょう。

 お地蔵さんが並んでいます。

 山口家住宅(苔香居)の茅葺の長屋門です。この辺りの領主として、代々庄屋をつとめました。

 しばらく歩くと浄住寺でした。静かなたたずまいでした。

 紅葉にはちょっと早いようです。そのころに再訪したです。

 阪急・松尾から唐櫃越えに通じる見覚えがある道までやってきました。

 地蔵院はでは外国人観光客とすれ違いました。こちらは入山料が必要なので、またの機会とさせていただきました。

 向こうが観光名所の苔寺です。こちらは予約なしでは入れません。

 鈴虫寺も門前を横目で通り過ぎました。

 松尾大社に到着でゴールとしました。嵐山は観光客ばかりだったでしょう。
 
 モミジバフウの他は、あまり秋の気配が感じられませんでした。まだまだ暖かい日和のお散歩となりました。

京都を歩く 秋の植物園をカメラ散歩

 急に思い立って京都に出かけました。さしてアテもないので、府立植物園を独り散歩しました。高齢者は無料というありがたい施設です。
 100周年を迎えたということで、記念のイベントも行われています。わたしも小さなころから何度も訪れています。
 今年は、暑い日が長く続いたせいもあってか、紅葉にはまだ間があるようです。それでもカエデの大きな葉が秋のハーモニーを奏でていました。
 
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