熊野九十九王子を往く その11 切目~紀伊田辺

 わたしの熊野詣の旅は、「熊野九十九王子を往く」のタイトルで綴ってきたました。「その1」は、なんと20年前の大阪・八軒屋(天満橋)近くにある窪津王子から始まっています。10年のブランクを経て天王寺から再スタートしました。それからでも10年がたっています。
 中辺路の現代の出発地である滝尻王子まであと50キロを切ってました。そこから先の熊野本宮大社までは、ひと足先に2度、歩いています。
 25日から2泊して、最後の空白を埋めるために歩きました。

 昨秋、足が痛くなって歩行を中途で切り上げた切目(和歌山・印南町)から再スタートしました。
 最初の中山王子は「足ノ宮」でした。道中の安全を祈願しました。

 これまでの山中が多かった紀伊路からは一変、明るい太平洋沿いの道となりました。

 大河ドラマ「光る君へ」にも登場する花山法皇の歌が刻まれていました。法皇もここを旅していました。

続きを読む 熊野九十九王子を往く その11 切目~紀伊田辺

山と飲み会 六甲山・アイスロードから油こぶし はしご3軒

 六甲山を歩きました。「山と飲み会」の仲間と一緒です。
 六甲ケーブル下駅からアイスロードを登り、ビジターセンターでコーヒー・ブレーク。ケーブル上駅から油こぶしを通って下りました。
 堡塁岩という岩壁の上から、絶景の神戸の町を見下ろしました。

 アイスロードは昔、氷を六甲山上から神戸の町へ運んだ道だそうです。

 油こぶしは、菜種油を運んだ際に油をこぼすほど急坂なので油こぼしと呼ばれ、いつしか油こぶしと訛ったそうです。

 下界に戻ると3軒をはしご。イタ飯屋では、ボトル3本を空けました。歩いているより、飲んでいる方が長い、いつもの楽しい集まりでした。

続きを読む 山と飲み会 六甲山・アイスロードから油こぶし はしご3軒

紫陽花が咲いた ベランダの花々

 アジサイ(紫陽花)の花が咲きました。まだ薄緑を帯びた純白です。これからどのように七変化していくのか楽しみです。
 広くはないベランダですが、奥さま丹精の花々が一斉に咲いています。

 パッと開いたクレマチスの「日の丸写真」です。

 下の花には斑(ふ)が入っています。よく見ると、違うツルの先に咲いていました。

 クレマチスのパートナープランツであるバラも、ローズピンクに咲いています。

 真っ赤な八重咲のゼラニウムです。

 背が高いペラルゴニウムの一鉢は、先日の突風で倒れて鉢が割れてしまいました。

 寄せ植えです。

 寄せ植えのヒューケラが米粒のような白い花をいっぱいつけています。

 グレコマには奇妙な斑が入っています。

 ベロニカ・ハミングバードが天を向いています。

 ガザニア・ビースト シルバーフォックスという長い名前は、鉢にささっていた買ってきた苗のプレートで確認しました。

 こちらは宿根イベリスです。

 これは花をつけてません。あたり前のスイートバジルです。間もなくわたしの手づくりパスタを彩ってくれる予定です。

茨木・泉原 「カフェとまり木」の前菜9種セットメニュー おまけつき

 茨木の山間部までドライブしました。新緑が美しいかったです。
 ネットではランチを食べるのに適当なカフェがヒットしませんでした。「いつものそば屋にでも」と走っていると、そのちょっと手前に「カフェとまり木」はありました。飛び込みました。
 ランチのセットメニュー「Pranzo A」(1650円)は、前菜9種盛りとパスタかピザのセレクトでした。2人で両方を頼んでシェアしました。
 9つの升目に、カラーバランスも素敵に9つの小皿が並んでいました。ウェイター嬢がそれぞれを説明してくれましたが、頭の中を通り過ぎました。

 もなかの皮にビーンズ・カレーを盛りました。辛さほどほどです。
 どれもひと口で、いろんな味を楽しみました。見た目ほどのボリュームはありませんでした。

 「5月のパスタ」は、アサリに生のり、トマトなどの野菜がのっています。魚介出汁がたっぷりです。

 ニンイクやオリーブオイルは控えめで、和風のさっぱりとしたパスタでした。これまマネをしてみたい味でした。

 「マルゲリータ」のベースは、軽くてもっちりとしていました。

 新鮮なトマトソースが口の中にあふれました。

 ケーキなどのデザートもありましたが、これで十分でした。価格設定もリーズナブルで、またやって来たい店のリスト入りです。

 向こうのサイドテーブルに、おもちゃ(?)がいっぱい飾られていました。

 オーナーが手に取って説明を始めました。おまけの画像です。

 かわいいバーテンダーが、電池で始動します。

 シェーカーを振り、グラスに口をつけると、顔が赤く染まります。
 昔のおもちゃをオーナーが修理したのだそうです。

 この熊はコーヒーを注ぎます。

 熱い蒸気が沸き上がるのまで再現されています。

 ピヨピヨと小鳥がさえずります。
 こちらはゼンマイ仕掛けです。

 コレクションの古いカメラもいっぱい並んでいました。

 ホンダの初代モンキーも並んでいます。

 圧巻はダイハツのオート三輪、ミゼットです。今も現役で、車検を通っています。
 鼻眼鏡の大村崑ちゃんが窓から顔を出して、ニコリと笑いかけてきそうです。

 カフェとまり木
 072-697-8089
 茨木市泉原1212

太閤道を歩いて 高槻まで昼飲みに

 昼飲みできる屋台居酒屋「大阪満マル」が、高槻にもあることを知りました。さすがに明るいうちから電車に乗って飲みに行くのは気がとがめます。ならば生中をより一層おいしくいただこうと、地元・島本から尾根伝いに高槻まで続く太閤道を歩いていくことにしました。
 三川(木津川、宇治川、桂川)合流を見下ろす展望スポットです。ひと汗かいて登ってきました。
 前後して登ってきたお嬢さまも「いい景色ね」と前のベンチに腰掛けました。

 後の太閤秀吉が、本能寺の変を知ってからわずか6日で備中高松城から戻ってきた「中国大返し」のルートです。
 若山が太閤道の最高点です。

 これがお目当てでした。生中に続いてジム・ビームのハイボールです。
 毎晩、わが家でも同じものを飲んでいるのですが、やはり格別です。

 アテは一品ではくなく、品数が多いいランチにしました。

続きを読む 太閤道を歩いて 高槻まで昼飲みに

長岡京 Unir本店の「季節のフルーツタルト”苺”」と満開のバラ

 甘いものも敬遠しなくなりました。当然のように頼みました。
 真っ赤なイチゴに惹きつけられた「季節のフルーツタルト”苺”」です。ホイップクリームをたっぷりとつけていただきました。
 わが家近くの施設で暮らす義母を、久しぶりに連れ出しました。洛西の「まつおえんげい」で満開のバラを楽しんだ後、長岡京のUnir本店でお茶をしました。ここなら車いすも心配いりませんでした。

 アイス・カフェラテで乾いたノドを潤しました。

 コーヒーが自慢の店ですが、ケーキも絶品です。

 カフェラテに描かれたアートです。

 ゆったりとした店の大きなテーブルです。

 Unir (ウニール)本店
 075-956-0117
 長岡京市今里4-11-1

続きを読む 長岡京 Unir本店の「季節のフルーツタルト”苺”」と満開のバラ

みのお記念の森に咲く 一輪だけのベニバナヤマシャクヤク

 ベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)が咲いているとの情報で、みのお記念の森に出かけました。鉢伏山など4つのピークを巡りました。
 お目あてのベニヤマシャクは、開ききった1輪だけがわたしを待っていてくれてました。
 真っ白なヤマシャクヤクに対して、こちらは花弁がピンクです。ちょっと小ぶりで、開花時期も遅いです。白いベニヤマシャク(形容矛盾!!)は、京都・雲ケ畑で見たことがあります。ピンクに出会えてよかったです。

 短命の花として知られ、花の命は3~4日ほどだそうです。

 スラリと伸びた茎の先に咲きます。

 他に咲いていないかと探していると、ピンクの花弁を見つけました。散ったばかりのようです。

 茎の先は花弁が散り、雌しべが膨らんでいました。

続きを読む みのお記念の森に咲く 一輪だけのベニバナヤマシャクヤク

自分でつくる ナポリタン風スパゲティ

 きょうもまたまたスパゲティでした。
 ナポリタン風としたのは、代用品を使っているから。ウィンナーソーセージはベーコン、マッシュルームがシメジ、ピーマンをサヤエンドウと冷蔵庫にあったものです。好みのニンニクも入れてます。トマトとケチャップで味付けしているので、お味はそんなに変わりません。
 ボリュームたっぷり、こってり味に仕上がりました。、

 茹で時間16分という太麺スパゲティを使いました。まずはスパゲティを茹で始め、それから材料を刻んだりの準備に取り掛かりました。

 昔、喫茶店で食べたナポは、太さは2.2ミリもあるこのスパゲティで決まりです。

 トマトもたっぷりと入れました。

ポンポン山 一斉に咲いた九輪草を愛でる

 ポンポン山に登りました。お目当ては、西山巡礼古道上の窪地にあるクリンソウ(九輪草)の群生地です。
 見事に咲いていました。まだ咲き初めで、九輪の一番上だけというのが多いです。
 細くて長い茎の先で、ピンクの花を可憐に開けていました。

 花の数が多くて美しかった本日のミス・クリンソウです。

 こちらは2輪になりつつあります。

 イトトンボでしょうか。翅を休めていました。

 スギの植林地の水が流れ込む湿地です。

続きを読む ポンポン山 一斉に咲いた九輪草を愛でる

京都・上賀茂 大田神社のカキツバタ

 上賀茂神社の東にある摂社の大田神社のカキツバタ(杜若)が見ごろとの情報でした。久しぶりにドライブに出かけました。
 参道脇の大田ノ沢には、淡い紫色ののカキツバタが一面に咲いていました。2万5000株もあるそうです。
 残念ながら最盛期は過ぎていたようです。それでも平安の昔から和歌にも詠まれた風情を楽しみました。

 トンボが舞ってました。望遠レンズに代えて、飛び回る姿を追いました。

 止まっても、一瞬で飛び立ちます。わたしの動体視力+カメラでは、これが限界です。

 一面に咲く花は、構図を決めるのが難しいです。

 国の天然記念物に指定されています。

 鳥居をくぐってお参りしました。
 下鴨に住んでいたころは、何度かやってきました。久しぶりでした。

 青紅葉が目に染みました。

 門前には、美食家としても知られる北大路魯山人の「生誕地」の碑が立っていました。