ミモザの黄色い花がわが家に早春の訪れを告げてくれます。壁のスワッグが変わっていました。
もうひとつ。玄関ドアにかかっているスワッグです。赤い実とのコントラストが鮮やかです。
お内裏さまは、京風に男雛が右です。
初めてウィーンを訪れた15年ほど前に土産にしたクリムトの「接吻」と、ベルンで買ったスイス国鉄公認の「MONDANE」の時計が並んでいます。
「歩いて昼飯」のその1のターゲットとしたのが、一度、訪ねたいと思っていいた京都・衣笠の音楽喫茶「ムジーク」です。
正面の大型スピーカと向き合うように座ります。「カフェオレ」(450円)を頼むと、パンケーキもついてきました。
憧れのTANNOY(タンノイ)の、それもWestminster GRF Memory HW です。堂々としています。
そこから出てくる音はー。CDからヴァイオリンが流れていました。それほどボリュームは大きくありません。それなのに、なんという弦の高音でしょう。ピーンと張りつめています。
次のCDは、バリトンでした。まぎれもなく人の声が朗々と聞こえました。
TANNOYを駆動しているのが、UESUGIのモノ・パワーアンプ、「U・BROS-11」です。EL34(6CA7)のパラ・プッシュです。余裕の出力なんでしょう。
プリアンプとCDレコーダーは、ともにLUXMANです。
わたしの部屋にも、末弟のTANNOY ⅢLZがいますが、あまりの違いに呆然です。
昔の京都には、大好きだった高瀬川沿いの「みゅーず」や、高野悦子の「二十歳の原点」にも登場する荒神口の「しあんくれーる」とか、あちこちに音楽喫茶がありました。それが今では、ネット検索してもひっかかるのは私が高校生時代に初めて入った出町柳の「柳月堂」とここくらいです。
ネット情報では、ランチもあるようでしたが、きょうは午後1時からの喫茶のみの営業でした。
ムジーク
075-464-9931
京都市北区小松原北町30-5
昼飯を食べたのは。「ムジーク」から北へ10メートルほどにある「(むげんどう)」です。
「おろしハンバーグ定食」(並、700円)です。ミニもあります。
ポン酢をかけていただきます。そのデカいこと。ご飯も大盛りで、ちょっと残してしまいました。
なるほどボリュームともども「学食価格」です。すぐ近くが立命大衣笠キャンパスです。
こちらも、アップライトピアノの上の古いPanasonicのスピーカーが、渋いジャッズを流していました。
ログハウスのうような素敵な外観です。
無限洞
075-463-1746
京都市北区小松原北町30-1
「歩いて昼飯」というカテゴリーをつくりました。文字通り、歩いて昼飯を食べに行った記録です。
アスレチック・ジムのベルトの上を汗をかきかき歩いているのもいいですが、同じ歩くなら外に出ようというわけです。10キロほどは歩いて、おいしい昼飯もいただく計画です。
その1は、京都・衣笠にある音楽喫茶「ムジーク」でクラシックを聴きながらランチをと、歩行距離を考えて阪急・嵐山からスタートしました。
いざ、歩き始めると、ずっと横を走る嵐電(京福電鉄)のことばかりが気になって、いつの間にか「鉄ちゃんになる」になってました。
嵐山本線と北野線が分岐する「帷子ノ辻」です。難読駅名です。嵐電で最もポピュラーなモボ611、621型ですが、3両が並びました。左端は本線を四条大宮に向けて発車したところです。右の2両は、北野線の白梅町行きです。
「嵐電嵐山」です。いつも観光客で大混雑しています。それが、ホームの向こうの足湯まで、人影がありません。
ヒマそうにしていた人力車のニイちゃんは「2月はこんなもんです」と話してましたが、それにしてもチャイニーズはもとより、日本人もいません。「人影が消えたというニュースで、かえって見に来る人もいますよ」。はい、わたしがそれです。
「車折神社」です。鳥居の前を通りぬける嵐電を、園児が見送ります。わたしの孫を見ているようです。
「鳴滝」を過ぎると、桜並木の下を走ります。まだ開花には早いです。
駅名は「〇〇」と括りましたが、読めますか?
山行で背負っているザックです。karrimor(カリモール)のair space28です。いくつか容量の違うザックをもってますが、もっとも出番が多い愛用品です。
胸のバックルが破損しました。休憩の度に、外したり、つけたりしているので、プラスティックが消耗したのでしょう。交換しました。
ちなみに、画像に色彩がありませんが、モノクロで撮影したわけではなく、ザックなどの素の色です。
ハタと難題にブチ当たりました。破損したのはオスの部分です。まったく同じ形状のオスが入手できれば、メスはそのままで問題ありません。
ベルト幅は20mmです。ネットで探すと、いろんな形のバックルが見つかります。でもこのメスとの相性がぴったりのオスは見つかりません。
オス・メスをセットで代えればいいのですが・・・。問題は、メスの方がベルトにミシン加工して取り付けられていることです。
AMAZONで購入したバックルはこれです。
SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) リペアバックル 20mmサイドリリース1ピンです。690円でした。
これの優れたところは、メス側がピンで固定となっていることです。ドラーバーひとつで、ピンを抜くことができます。
後は簡単です。古い、でもkarrimorのロゴが付いているメス側のバックを、ニッパーで切り離せば、すぐに装着できました。
これで、あすの山行にも背負っていけます。
大阪・天神橋筋商店街にある「春駒」です。回らないのに、すこぶるリーズナブルなすし屋さんです。本店はいつものように長い行列でした。でも時間が中途半端だったので、店のキャパが大きい支店にはすぐにはいれました。
とりあえず頼んだハマチとマグロです。わたしはハマチから箸をつける断然、ハマチ派です。
5人でテーブルを囲みました。で、何気なくそれぞれ5皿頼むと、これだけ出てきました。1皿2貫ということを忘れてました。
店の前で客の整理をしていたおっちゃんに薦められた「鯛のごまにんにく醤油」です。ちょっと変化球がいけます。
サーモンにサバと続きます。
アジにウナギときて、もう満腹です。
商店街では、マスク姿が目につきます。チャイニーズともすれ違いますが、ちょっと閑散としているようです。
春駒 支店
06-6351-9103
大阪市北区天神橋5-6-8
山仲間のOさんの友だちで、一緒に京都一周トレイルを歩いたこともある「天満の哲」さんがオーナーの「音太小屋(ねたごや)」の前で開場を待ちます。
地下鉄天六から5分ほどのところ。路地に入ると、古い民家も残ります。哲さんは、隣の一軒家を「国家戦略特別区域外国人滞在施設」、要するにはやりの民泊にしています。「春節をアテにしてたのに、中国人はキャンセル続出」とぼやいてますが、隣の古アパートは解体中で、そちらも3階ての宿泊施設にするそうで、あれこれと忙しそうです。
お目当ては、桂米二さんと若手二人の寄席です。
前日はギター教室の発表会も行われたスタジオで開演を待ちます。
桂米二さんは、米朝一門のベテランです。音太小屋の開設以来、2、3カ月に1度の寄席を開き、きょうが57回目です。
演目は、盗人に入った京の商家が火事になり、慌てた旦那さんから預けられた葛籠(つづら)に幼い子が入っていて・・・といった筋書きから始まる「火事場盗人」など4題。三味線や太鼓の出拍子から始まって、目の前で迫力一杯に繰り広げられる話芸を、存分に笑い、楽しみました。
一緒に笑った山仲間のM子さんから、「いつもおいしいもののおすそ分けをいただいていて、一度、お礼が言いたい」と一緒したわたしの妻へ、重ねてプレゼントがありました。
M子さん、ご主人のKさん、それにOさん、山とは違った楽しい時をありがとうございます。
JR新神戸近くにある「竹中大工道具館」を楽しみました。竹中工務店の企業博物館です。「近世職人文化とその伝統」を伝える大工道具などが展示されています。
わたしが引き込まれたのが「木組」です。
丸太が縦横下に交差しています。梁と柱です。
昔の大工は、「手間」かけてこんな緻密な細工を施したのです。組み上がると内部の構造はわかりません。
ばらしてしまうとこんな具合です。
順番に再現してみました。
どうしても解体できなかったのがこの「四方鎌継」です。知恵の輪を解くように、あちらこちらとひねりましたが、びくともしません。
やって来た小学生が、「ぼく、知ってる!」といとも簡単に分解しました。脱帽です。
斜め45度にずらすのでした。
実際にこんな複雑な木組が使われていた建築物もあるそうです。
今では、木工の実技の腕前を調べる課題にもなっているそうです。
なんだ、このすごい布のような鉋屑は。
わが家の鰹削り器がうまく削れなくて、今朝も刃物を研いだばかりです。それでもなかなかうまくいきません。ちょっとは見習いたいです。
名工の切っ先鋭い刃物が並んでいます。
こんな道具で材木を切り出していたのです。
さて、クイズ。
酒瓶を木製の矢が貫通しています。矢じりも矢羽根も瓶の穴より太いです。答えは、驚くべき木の特性にありました。
静かな休憩室があります。
たった100円のコーヒーをいただきました。
山友だちのFさんに招待券(カンナの部分が半券)をいただきました。ありがとうございます。
3年前にもやってきたことがあります。でも、その日は休館日でした。
竹中大工道具館
神戸市中央区熊内町7-5-1
078-242-0216
JR嵯峨嵐山駅に隣接するトロッコ嵯峨駅です。ここからトロッコ列車(嵯峨野観光鉄道)が発車します。
駅構内のSL広場に展示されていた「D5151」は、老朽化して年明けから解体、撤去されることになりました。きょうが最後の公開日でした。
大きな動輪で長い貨物列車をグイグイと引っ張った昭和12年(1937)製造の過熱テンダー機関車は、役目を終えて鉄の塊に戻ります。
我が国SLの完成形で、「デゴイチ」の愛称で親しまれて国産最大の名機でした。
D5151は長く旧大鉄局吹田機関庫に所属して東海道線や山陽線で活躍。昭和46年(1971)に廃車となりました。京阪くずはモールで展示された後、嵯峨にやって来ました。
近くで見ると、錆も浮いています。
動輪のオブジェ越しです。
名残のヘッドマークをつけています。
「19世紀ホール」では、「駅ピアノ」ならぬ「駅チェンバロ」が開かれていました。チェンバロが生で聞けるちょっと珍しい光景です。
立派なパイプオルガンもあります。
トランペットやオーボエ、ヴァイオリンなどを、チェンバロの軽やかな響きが支えていました。
大阪音楽大学の学生さんたちの演奏でした。
指導しているチェンバロ奏者は、わたしのFaceBook友だちです。
反対側にはベーゼンドルファーのグランドピアノもあり、こちらでも演奏されてました。
駅ピアノというよりは、ミニコンサートの雰囲気でした。
ピアノの後ろにもSLが並んでいます。
特急「はと」や「つばめ」のヘッドマークが懐かしいです。
「ジオラマ京都JAPAN」にも入ってみました。
梅小路機関庫が再現されています。転車台が回転しています。
広いスペースに京都の光景がコンパクトにまとまられています。こちらは金閣寺です。
嵯峨野トロッコ鉄道が走ります。
旧二条駅に客車が到着します。
こちらは京都駅です。トワイライト・エクスプレスが停車しています。
トロッコ列車は、満席で発車していきました。
トロッコ嵯峨駅
京都市右京区嵯峨天龍寺車道町11−1