大阪・梅田 「焼賣太樓」のフライ麺とシューマイ

 大阪・梅田に本社があったころ、よく食べに行った「焼賣太樓」です。泊まりの夜に出前を頼むと、フライ麺、シューマイ2個、チャーシュー2枚とご飯がワンプレートに盛られた「ランチ」をすぐに届けてくれました。
 懐かしい仲間と、当時の味を懐かしみました。
 「そう、そう、この味!」。パリッと揚がったフライ麺に、エビや豚肉、野菜のあんかけががかぶさっています。初めはパリパリの麺が、食べ進むにつれて汁を吸って柔らかくなる。ああ、たまりません。

 シューマイは、創業昭和27年以来の名物です。

 ちょっと甘い、これぞ大阪の味です。

 餃子は、夜に飲みに来た時につついたものです。

 いく人もの同僚の顔が浮かびました。あの時は、何を話していたのでしょうか。

 あたりの様子はすっかりと変わっています。でも、健在です。

 焼賣太樓 桜橋店
 050-5592-7344
 大阪市北区梅田2-1-16

尾瀬を歩く2017 「のぞみ」で食べる極上鉄火丼ミニ

 尾瀬の旅も最終日(7月5日)。やっと青空が広がった上州に後ろ髪を引かれつつ上越―東海道新幹線と乗り継いで帰途につきました。
 東京駅での乗り換えの短い時間に、コンコースのエキュート東京で、「300円引きですよ」のかけ声につられて買った「極上鉄火丼ミニ」(700円)です。マグロが自慢のつきじ喜代村製でした。
 尾瀬には会津駒ケ岳、至仏山への登山に行ったはずなのに、天候が悪くてどちらも登頂しませんでした。おかげでこのブログ「尾瀬の旅2017」は、まるでグルメ旅行の様相になってしまいました。

 ラベルをよく見ると、消費期限が午後6時となってました。それで値下げしていたのです。
 わたしが食べたのは午後5時の「のぞみ」の発車直後でした。問題ありません。

 この日は、山ノ鼻の尾瀬ロッジをスタート。男性3人で、至仏山を目指しました。

 30分ほど登って森林限界に達しました。ところが、また雨。道路状況も最悪で、わたしはこれ以上進む気力が失せて、ここでリタイアしました。
 元気な2人は至仏山の頂上に立ちましたが、辺り一面、何も見えず。鳩待峠に下る稜線は雪渓に覆われ、ルートを見失ってちょっと怖い目にもあったそうです。

 いったん鳩待峠まで下山して、再び稜線を上りました。尾瀬が原が見渡せる原見岩まで登ってくると、別行動だった女性2人が弁当を開けていました。

 わたしも昼食にしました。尾瀬ロッジで頼んでおいた弁当です。
 にぎり2つに漬物と、これまでになくシンプルです。ボッカの荷揚げに頼っている山小屋ですから、これで十分です。

 ちょっと上部には雪渓も残っており、ここでUターンしました。

 眼下に尾瀬が原が広がります。

 やっと夏らしい空になってきました。

 雲が流れて、やっと燧岳の双耳峰が姿を現しました。帰る段になって・・・。

 鳩待峠は、バスで到着したハイカーが次々に尾瀬が原に吸い込まれていきました。

鳩待峠では、申し合わせたようにハトがお待ちしてくれてました。

 鳩待峠から上越新幹線の上毛高原まではバスで3時間、3500円ほどします。タクシーの客引きをしていたおじちゃんとトータル2万円(1人あたり4000円)で交渉成立。ゆったりとしたシートで眠っていると、半分の時間で上毛高原に到着しました。

 駅そばがありました。これは食べるしかありません。「きつねそば」(330円)をかき込みました。つるりとよいのど越しでした。

 上越新幹線の「Maxとき326号」はオール2階建て。自由席でくつろいでいると、すぐに東京でした。

尾瀬を歩く2017 尾瀬ロッジでいただく「牛肉朴葉焼き」

 3泊目は、尾瀬が原の西端、山ノ鼻の国民宿舎尾瀬ロッジでした。
 「夕食は5時からです。朴葉焼きですから、一斉にお願いします」と言われてました。定刻に食堂へ行くと、テーブルの上のミニコンロに火が入ってました。
 自動車路はなく、物資はヘリコプターかボッカの肩に頼っているロッジです。これほど豪勢な食事が出てくるとは、予想外でした。
 メニューは、確かに朴葉焼きと聞きました。実物は、どうも朴葉は使ってないし、ちょっと違うようでしたが、おいしかったから問題ありません。

 しゃれた洋風の品々です。

 なにはともあれ、乾杯。この日、2度目です。

 ポトフがおいしく炊き込まれています。

 サラダにピクルスと、彩もいいです。

 朝食もおいしくいただきました。

 至仏山の登山基地となる山小屋です。

 公営国民宿舎 尾瀬ロッジ
 0278-58-4158
 群馬県利根郡片品村戸倉中原山898-9

尾瀬を歩く2017 檜枝岐小屋で食べるカップラーメン

 尾瀬の旅の3日目(7月4日)も雨。天気予報をいくら眺めても、状況に変化はありません。
 この日のルートは御岳から燧裏林道を抜けて尾瀬が原に出て、そこを横切って至仏山の麓の山ノ鼻まで。燧裏林道などは、冠水で前日は通行止めとなってました。尾瀬沼を経由する別ルートも検討しましたが、当日になって通行止解除となりました。
 昼飯は、土砂降りの中から駆け込んだ尾瀬が原の中央部、見晴にある檜枝岐小屋で。ひと息ついて、何はともあれ生ビール(700円)。体は冷えてましたが、やはりうまい。
 カップラーメン(400円)は、ボッカが担ぎ揚げてくるのですから価格こそ高いですが、味はどこで食べても同じです。 

 Mちゃんが頼んだカレーラースは、夏野菜が入ってしゃれてました。

 一服していると、朝から同じルートを歩いて何度か出会っていたカップルが飛び込んできました。「そこでクマに出会いました。30メートルほど先にいるのを見つけたら、向こうが立ち上がって、2メートルくらいあったかな」。興奮気味でした。

 檜枝岐小屋は、こんな土砂降りのなかでも営業してくれてました。

 裏燧林道は、雨のため予想以上の悪路となってました。
 三条の滝、平滑(ひらなめ)の滝は、ビューポイントですが、この日は濁流が流れているだけでした。

 小降りとなった尾瀬が原を進みます。こんな日に歩いているもの好きは少なく、渋滞ができることもあるという木道に他に人影はありません。

 至仏山の雪渓が、池塘に影を写していました。

 ここからは「逆さ燧」が見えるはずだったのですが、遂にピークは見えませんでした。

 この日のゴールも近づいてきました。

 山ノ鼻の国民宿舎尾瀬ロッジに到着しました。