京都 鞍馬寺でパワーをいただく

 京都・北山の関西百名山、雲取山に登るはずでした。天気予報から曇天は覚悟していました。麓の花背に車3台で集合したものの、冷たい雨が降り続き、気温は4度ほどしかありません。さすがにみなさん震え上がって登る前に戦意喪失。早々に撤退となりました。
 鞍馬まで戻り、関西百名山踏破に向けて運気をいただくために鞍馬寺本殿金堂のパワースポットを訪ねました。いつもの山仲間7人のフルメンバーにゲスト1人が集まりました。  

 金堂の前にある三角形の石が並べらた「六芒星」です。安倍晴明の陰陽道で知られるようななったシンボルマークです。ここは「金剛床」と呼ばれていて、宇宙からのエネルギーを受け取ることができるパワースポットなのだそうです。

 まずは門前で開いていた茶店に入り、作戦会議となりました。これからどうするかと。

 初めてやって来たとか、小学校以来という仲間もいて、傘をさして目の前の鞍馬寺の参拝することになりました。

 火祭りの舞台となる由岐神社です。太陽光線があれば、紅葉が輝いているのでしょう。

 男性はほとんどがアラウンド古希です。でもまだ先は長いなと、妙に納得しました。

 水井山から横高山、比叡山と5日前に歩いたばかりのスカイラインが雨に煙ります。

 雨もまたよし、と自らに言い聞かせて、今年最後となるかもしれない紅葉を楽しみました。

関西百名山 紅葉の大原から大比叡、坂本まで

 絶好のお出かけ日和でした。きょうも山歩きを楽しみました。
 山仲間のM子さんが「比叡山に登ったことがない」とおっしゃる。それでは行きましょうと、Oさんとともにエスコートしました。
 京都・大原から京都一周トレイルを逆向きに仰木峠~水井山~横高山と越えて延暦寺へ。関西百名山の大比叡(おおびえ、848.1m)を制覇? 秘境駅に数えられる坂本ケーブルのもたて山駅に寄って、一気に坂本へ下山しました。15キロほどのロングトレイルでした。

 光のシャワーを浴びて杉木立の道を進みます。

 M子さん恒例のデザート。本日はカボチャづくしのケーキです。詳しい説明を聞きましたが、右から左で申し訳ありません。
 空洞になった幹をテーブルにしました。チョコレートの桜と若枝の紅葉のあまりの美しさにほれぼれ。もちろんお味もサイコーです。

 坂本ケーブルのもたて山駅です。ここで乗下車する人はほとんどいません。駅を降りても、山道が延びるだけです。
 カメラをかまえるわたしは、満員の乗客に怪訝な目で見られました。

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西山古道から天王山、大山崎山荘美術館へ

 天下分け目の天王山の麓にあるアサヒビール大山崎山荘美術館に行きました。といっても、いつもの山仲間と一緒です。京都西山の善峯寺から西山古道を柳谷観音へ。さらに天王山を越えて10キロ超も歩いての美術館への道のりです。
 あちこちで今年の紅葉を堪能することができました。

 西国第二十番札所の善峯寺です。平安時代中期に創建された由緒ある寺です。標高300㍍ほどの山の中腹にあります。京都市内を見下ろすように立つ立派な山門が赤や黄色の紅葉に映えてます。

 柳谷観音(楊谷寺)も、眼病平癒の祈願所として平安時代より眼病に悩む人々に信仰されてきました。こちらの紅葉も見事でした。

 大山崎山荘美術館のテラスでゆっくりとしました。すでに日射しはなくなってましたが、目の下が赤く染まっていました。

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東海自然歩道 紅葉の鷲峰山に登る

 京都・南東端の宇治田原町と和束町にある鷲峰山(686.7m)の登りました。わたしは「じゅぶせん」と発音してきましたが、頂上直下にある金胎寺でいただいたパンフレットには「じゅぶざん」とルビがふられています。「じゅぶさん」という表記も見かけます。どれでもいいのでしょう。
 7世紀に役小角によって開かれた修験の山です。大峯に対して「北大峯」とも呼ばれています。岩場をよじ登るスリリングな行場もありますが、きょうは遠慮して、紅葉を楽しみました。

 多宝塔が赤く燃えてます。

 良い天気でしたが、手は冷たくなりました。
 休憩室を借りて昼食にしました。赤々と燃えるストーブの暖が心地よかったです。

 宇治田原は宇治茶の産地です。茶畑には直径3センチほどの白い花があちこちに咲いてました。初めて見ました。
 茶はツバキ科の植物です。なるほど花をみれば納得できます。秋に花を咲かせるそうです。

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関西百名山 紅葉の伊勢・局ケ岳

 「伊勢の槍ヶ岳」といわれる局ケ岳(つぼねがたけ、1026.8m)に登りました。わたしは初めて聞いた山でしたが、紅葉がきれいな鋭鋒でした。
 関西百名山の踏破を目指している山仲間にとっては、外せない一座です。とはいえ、とにかくアクセスがたいへんでした。大阪・梅田で仲間の車に拾ってもらいましたが、阪高-南阪奈-国道166と走って麓の登山口まで2時間半ほどもかかりました。運転、ありがとうございます。
 そのかいあってか、青空に輝く今年初の紅葉を満喫することができました。

 頂上では360度のパノラマが広がり、三峰山から高見山までが見渡せます。

 恒例のデザートタイムです。おいしいお手製のケーキに甘い柿、チョコレートを紅葉の下で味わいました。

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「太閤道」から三川合流を眺める

 天気が良いので裏の山に散歩に出かけました-といえば、ちょっと言いすぎでしょうか。まあ、急に思い立ってカメラ片手に「太閤道(たいこうみち)」を歩きました。
 京・本能寺での変を聞いた羽柴秀吉が、備中から駆け戻る途中に使ったとされる山道です。もう少し東の天王山で、明智光秀軍と対峙しました。
 三川合流がきれいに見渡せます。左から桂川、宇治川、木津川が合流するポイントです。宇治川と木津川の境は「背割り堤」といって、桜の名所です。

 【2019/11/07 10:55】
 水無瀬の自宅から歩き始めて20分ほど。若山神社から登りが始まります。

 本殿前からも三川合流が見降ろせます。

 若山神社は、大宝元年(701)創建と伝えられる古い神社です。
 お神酒は、地元・サントリー山崎工場のウイスキーの樽です。

 紅葉にはまだ早いようです。
 真っ赤なころはこんな風景です。

 太閤道のハイキングコースは、境内から始まります。

 このあたりはツブラジイ(ブナ科)の巨木が自生していて大阪府天然記念物に指定されています。

 しばらくは階段の急坂が続きます。一気に汗が噴き出してきました。

 平日ですが、何組かのハイカーとすれ違いました。

 【11:25】
 稜線までやってきました。

 ドングリが散らばっています。

 右側は新大阪GCの緑のコースです。プレーヤーの姿はありません。

 【11:53】
 わがマンションのベランダからいつも見えている稜線から逆に見下ろした光景です。
 昔は、わたしの住むマンションはよく目立ちました。いまは周りにもマンションばかりです。

 カメラには12-60mm(望遠端で35mm換算120mm)のズームレンズをつけ、望遠レンズは持ってきてませんでした。それでもデジタルズームで4倍にしてみると、駐車場に止めたわたしの車が確認できました。右の列の向こう端の赤い車です。

 気持ちの良い尾根道を進みます。

 若山(315.2mm)のまだ新しい3等三角点です。初めて気づきました。といっても前回、歩いたのは7年前です。

 金竜寺跡に向けて下ります。

 金竜寺は昭和58年(1983)に、ハイカーの火の不始末で焼失しました。創建は平安時代にさかのぼる名刹でした。

 「十三丁石」が残っています。

 途中の岩陰には祠があります。地蔵にはビニール傘がかぶせられています。

 【12:54】
 新名神の高槻IC辺りに降りてきました。

 下って来た道を振り返ります。
 高槻市営バスの停留所がありますが、もう少し歩きます。

 旧西国街道を横切ります。

 JR京都線の下をくぐると、太閤道の稜線がよく見えます。

 京都大学の農場だった広い用地が再開発されています。

 【13:25】 
 今春、オープンした「安満(あま)遺跡公園」に初めてやって来ました。
 ここのレストランをゴールにしました。

六甲 荒地山と幻となった岩梯子

 六甲山の荒地山(549m)に登りました。芦屋の奥にあり、ロックガーデンと谷をはさんだ名前の通りに荒地(あらち)の山です。粗粒花崗岩で覆われていて、露出した岩場はロッククライミングの名所としても知られています。
 岩梯子という、われわれでも楽しめる岩場ルートが目的でした。ところが、ちょっとした勘違いから巻き道を進んでしまい、メーンディッシュを食べそこないました。いずれリベンジですね。

 【2019/10/23 09:14】
 阪急芦屋川で待ち合わせました。平日だというのに、ハイカーの姿があちこちにありました。

 芦屋の山手の高級住宅街を抜けます。いつもの山仲間の4人です。天候の様子などから急に日程を変えたりで、少人数になりました。

 山道にはいると、どっと汗が噴き出しました。良い天気です。

 雲が広がってきましたが、秋の空です。

 ロックガーデンの岩々が見えます。

 【10:26】
 中間にある鷹尾山です。プレートが1枚、ぶら下がっているだけです。

 コウヤボウキだそうです。

 【11:13】
 岩梯子の下までやって来ました。でもそれは後でわかったこと。
 先を行く女性グループの1人が「無理!」と左上から下ってきて、直進するルート(巻き道)を進みました。我々も疑いもせずにそちらへ進みました。
 そこが岩梯子だったのです。ネットで調べると、「岩梯子」と小さく表示があったのですが、その時は、わたしもまるで気づきませんでした。

 巻き道とはいえ、それなりの岩がむき出しでした。

 両手をついて登る場面もありました。

 【11:39】
 それにしては岩梯子が出てこないなと歩いているうちに、荒地山のピークに到着してしまいました。

 とりあえず昼飯にしました。
 わたしは阪急十三の構内にあるベーカリーでパンを買ってきました。

 M子さん恒例のデザートタイムです。
 きょうの手作りは、栗饅頭です。大きな真ん丸です。

 栗の渋皮煮が1個、そのまま入ってました。彩を考えて、きょうは白あんです。いつものように甘さ控えめで、おいしくいただきました。

 食後、やり残した仕事と、空荷で岩場に戻りました。でも、岩梯子の場所はわかりませんでした。もっと下の方だったのです。

 【13:12】
 諦めて山頂に戻り、横池に向けて下山しました。

 ロックガーデンにそびえる風吹岩を通過しました。

 雲が出てきて、眺めはイマイチとなりました。それでも淡路島から和歌山方面までが確認できました。

 【14:29】
 麓近くの保久良梅林です。春にまたやってきたい桃源郷でした。

 【15:01】
 阪急岡本でゴール。そのまま「餃子の王将」へ直進しました。とりあえず生ビールで乾杯です。

 餃子もつついて満足の1日を締めくくりました。

京都・下鴨 旧三井家下鴨別邸を訪ねる

 近代京都の名建築、豪商・旧三井家の別邸だった「旧三井家下鴨別邸」を訪ねました。招かれたわけではありません。
下鴨神社の南、賀茂川と高野川が合流する三角点の先端にあたる部分にあります。かつては、隣にある京都家庭裁判所の所長官舎だったそうで、その存在すら知りませんでした。重要文化財に指定され、歴史的な建造物として3年ほど前から公開されています。

 南側の庭園に面した主屋の3階には、望楼が設えられていて東山の眺望が楽しめるそうです。五山の送り火の一等席でしょう。
 一般公開はされてませんが、11月に特別公開されます。

 背の高い樹木に囲まれて庭園と一体となっています。

 角度によっては4層建てにも見えます。

 1階座敷です。床の間には三井家の基礎を築いた三井高利の肖像画がかかっていました。

 障子越しに見る明るい庭園です。

 右側にある背の高いムクの木がシンボルになています。

 茶道の水屋もあります。
 この日も茶会が開かれていて、和服姿の婦人が大勢、おれれました。

 格子戸越しに見る内玄関あたりです。

 なにの実でしょうか。たくさん成っていました。

 いろんな線が交差します。

 旧三井家下鴨別邸
 075-366-4321
 京都市左京区下鴨宮河町58-2

 下鴨神社まで歩くと、糺の森では「森の手づくり市~秋の特別編2019」が開かれ、たくさんの店が連なってました。

 わたしが足を止めたのはこちら、銘木の端材です。
 オークやムクなど違った3本の拍子木を結んだようなものがありました。何にするのかと思うとー。なるほど、鍋敷きでした。中型のを買うと、「木工、興味ありませんか」と話しかけてきた店主が、「箸置きかバターナイフでも作ってください」と、いくつもの端材をくれました。

 ラグビーの聖地、「第一蹴(だいいっしゅう)の地」という石碑が立つ前では、少年たちがボールを追いかけていました。

 「下鴨神社杯 タグラグビー大会 ~第一蹴の地でラグビーを」という催しでした。
 対戦表を見ると、葵小、下鴨中、洛北高とわが母校のチームが名を連ねていました。
 ラグビーW杯の日本-南ア戦がある日でした。盛り上がるはずです。

季節外れのクリンソウ咲く「水声の道」をポンポン山へ

 秋晴れの好天でした。急に思い立ってポンポン山に登りました。ほぼ1年ぶりです。
 昨年の台風で大きな被害を被っています。南東側の斜面の被害が甚大で、わたしが好きな「水声の道」も倒木の山で通行不能になってました。
 ところが、ネットで調べていると最近、この道を歩いている人がいました。倒木の下を潜り抜けるのを覚悟して、わたしも歩きました。
 想像以上にすごい倒木に絶句する個所もありました。でも、最低限の歩行には支障ありませんでした。

 季節外れのクリンソウが1輪、荒れた谷に健気に咲いています。

 地元・島本町の最高峰、釈迦岳で食べた昼飯です。「焼肉のお弁当」は、肉よりも野菜たっぷりですが、文句はありません。

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関西百名山 蛇谷ケ峰からびわ湖を一望

 関西百名山の蛇谷ケ峰(902m)に登りました。比良山系の北の端にある、初めて名前を聞いた山でした。
 眺望のない階段道をひたすら登りました。そこには、360度、視界が開け、びわ湖を一望できる大パノラマが待ってました。 

 静止画で風景を切り取るのは難しいので、動画に収めました。

 M子さん作の恒例のデザートもいただきました。甘さ控えめの栗大福です。
 わたしのウィーンみやげのモーツァルト・クーゲルも「初めて食べた味」と喜んでもらえました。

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