草津温泉は雲の下でした。
志賀草津道路をクルマで白根山レストハウスまで登ってくると、雲の上にでました。湯釜展望台まで20分ほど歩きました。エメラルドグリーンの湯釜が眼下です。
向こうの丸い頂上が白根山です。
展望台に続く遊歩道は、観光客でいっぱいです。
南側には、雲が登ってきました。右は本白根山です。でもその向こうの四阿山(あずまやさん)や浅間山は雲がかかって見えません。
草津温泉は雲の下でした。
志賀草津道路をクルマで白根山レストハウスまで登ってくると、雲の上にでました。湯釜展望台まで20分ほど歩きました。エメラルドグリーンの湯釜が眼下です。
向こうの丸い頂上が白根山です。
展望台に続く遊歩道は、観光客でいっぱいです。
南側には、雲が登ってきました。右は本白根山です。でもその向こうの四阿山(あずまやさん)や浅間山は雲がかかって見えません。
草軽電鉄は、長野・軽井沢と群馬・草津間55.5キロを結んでいた軽便鉄道です。廃線になって久しいです。
終点の跡地には、「草軽電気鉄道草津温泉駅跡」の石碑だけが建っています。
石碑は廃線約20年後の昭和58年に建立されています。
草が生い茂った「浅間台公園」の一角にあります。
偶然入った「道の駅」で、草軽の「デキ12」に遭遇しました。1/2か1/3の模型です。日本工業大学東京工業高校で製作されて寄贈されたと書かれています。
垂直に伸びる特徴的なパンタグラフが再現されています。「かぶとむし」と呼ばれた格好がよくわかります。
JR軽井沢駅前には、実物が保存展示されているそうです。それを見に行くつもりでした。ところが、軽井沢に行った最終日は雨。軽井沢駅南口のアウトレット・モール「軽井沢プリンス・ショッピング・プラザ」から、中軽井沢の「村民食堂」に直行してしまいました。旧JR信越線・碓氷峠の登りにあるアプト式軌道の「めがね橋」も、断念しました。
そういえば、わが「草軽駅」もほったらかしになってます。涼しくなれば、工事を再開します。
ナナカマド(七竈)が、色づきはじめてました。もう秋です。
バラ科の落葉高木です。「たいへん燃えにくく、7度竃(かまど)に入れても燃えない」ことから名付けられたといわれています。
「ナナカマドにたくさん実がなった年は、雪が多いんですよ」
「ことしはどうなんですか?」
「多いですよ」
そんな話しを聞きました。
後ろが、草津音楽祭の舞台、草津音楽の森国際コンサートホールです。
毎日、そばを食べてました。2日目(22日)の昼食もそばでした。
草津温泉の中心、湯畑(ゆばた)の近くにある「三國家」です。自慢の「三國そば」(950円=そばのみ)は、2.5人分のそばが、大きな皿に盛られています。ツルリとした、おいしいそばです。
付け汁は別に頼みます。「都汁」(400円)は、小さく切った鴨肉とネギです。さっぱりといただけます。
もうひとつの「田舎汁」(400円)は、けんちん汁です。たっぷりの具が沈んでます。
「そばビール」の名前にひかれてこれも飲みました。オリジナルかと思ったら、なんと米国産でした。ちょっとそばの香りがする濃い味ですが、アルコール度は高くありません。
草津温泉の古くからの温泉街です。「まいたけうどん」も名物のようでしす。そちらの店は、満員で長い行列でした。
湯畑です。手前からわき出した温泉が、向こうの樋に流れ込みます。底には、黄色い「湯の花(イオウ)」が堆積します。昔は、これを入浴剤にしていました。
午前中は、五輪・男子マラソンを横目に、草津の写真の整理やブログのアップをしました。
昼飯は、冷凍庫にあった「中華丼の具」を温めて、簡単に食べました。イカ、エビ、ホタテといろいろはいっています。スーパーの「イカリ」のオリジナルです。
それにしても、暑いですね、ひところのようではありませんが。昨日は、毛糸のカーディガンを羽織るほどの環境にいたので、ことさらです。
草津音楽祭のために建設された「草津音楽の森コンサートホール」です。6角形をしています。開演前には、正面の窓が開いてます。
ワイドスクリーンのような窓の向こうには、雄大な浅間山が見えます。自然を取り入れた、すばらしい環境です。
22日のプログラムは「バッハとその息子たち」でした。
息子のW.F.Bach、J.C.Bach、C.P.E.Bach、弟子のJ.L.Krebs、それに大バッハと、いろなな曲が並びました。アントニー・シビリ(ケルン音大教授)のピアノや、前日に続いてインデアミューレのオーボエ(シェレンベルガーの方は客席に)が登場。バッハ「フルート協奏曲ニ長調」には、ウィーン・フィルの首席奏者、ヴォルフガング・シュルツが、渋い音色を響かせました。
圧巻は、最後の「ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050」でした。ヴァイオリンは18歳でベルリン・フィルのコンサートマスターたなったサシコ・カヴリロフ、フルートはシュルツ、イ・ソリスティ・ディ・ペルージャも加わりましたが、そんなそうそうたるメンバーをみんな食ってしまったのが、チェンバロのクラウディオ・ブリツィ(ステージ中央)でした。
それまでも派手な動きで指揮者のいない演奏をリードしていました。第3楽章のカデンツァ(独奏演奏)に入ると、面目躍如。乗りにのってヴァリエーションを変化させ、チェンバロという古楽器を前に踊りださんばかりの演奏。ジャズのようなインプロビゼーション(即興演奏)ではないとは思いますが、そのパフォーマンスに演奏途中でも拍手したくなるほどでした。こんなに楽しいパフォーマンスはじめてでした。クラシックの楽しみが、ぐっと広がりました。
1階は有料の入場客、2階はアカデミーの参加者で満席でした。
この日もサインをもらいました。左側で、上がシュルツ、下がブリツィです。
音楽祭のチケットは、ネットで予約しました。1枚たったの4000円です。2人で2日、計16000円です。秋のベルリン・フィルのチケットは、1枚でこの2倍もしました。大満足の2日間でした。
コンサートホールは、草津温泉の高台にあります。
「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」という正式名称通り、若い音楽家を育てるアカデミーと、その講師陣の音楽家が演奏するコンサートで構成されています。今年で29回目という歴史をもっています。「18世紀の音楽~バロックからクラシックへ」が、2週間にわたって繰り広げられるプログラムのテーマです。
高原のリゾートで夏に開かれるスイス・ヴェルビエ音楽祭とよく似ています。
ザルツブルク、プラハの春、サイトウキネンin松本、ブレゲンツと
このところ毎年、音楽祭に出かけています。ことしは、ヴェルビエへの夢は叶わず、草津音楽祭となりました。
演奏会の開始を告げるアルペンホルンが、「草津音楽の森国際コンサートホール」の緑いっぱいの庭に響きます。
21日のプログラムは、「イタリアの18世紀~イ・ソリスティ・ディ・ペルージャを迎えて」です。
最も期待していたのが、アルビノーニ「2つのオーボエのための協奏曲ヘ長調作品9-3」です。
ハンスイェルク・シェレンベルガー(ステージ左)は、ベルリン・フィルの元首席オーボエ奏者です。
トーマス・インディアミューレ(同右)は、ホリガーの弟子のソロ奏者で、カールスルーエ音楽大学(ドイツ)の教授です。
こんなすごい奏者が並び、しかもあまり聞くことはできない「2つの~」を朗々と響かせます。息をのむばかりのすごい演奏でした。
あまりのすばらしさに、思わずミーハーしてしまいました。パンフレットに2人の奏者のサインをもらいました。
イ・ソリスティ・ディ・ペルージャのことは、なにも知りませんでした。正直にいうと、あま期待してませんでした。でも、その清らかな音色が響いた瞬間から、虜になりました。
イ・ムジチ合奏団で知られるピーナ・カルミレッリの愛弟子パオラ・フランチェスキーニを中心に、古楽器の演奏で有名なペルージャ音楽院の教授らによって結成されています。
アンコールはボッケリーニの「マドリードの夜警隊の行進」から終曲の「マドリードの帰営ラッパ」でした。はじめて聴く曲でした。弱音で遠くから聞こえてきた隊列が、目の前を通過して、去っていきます。最後は帰営して、消え入るように終わります。
会場でCDを購入して、旅行中はカーステレオでずっと聴いていました。
すばらしい音楽会に満足して席を立つと、後部の席に中曽根康弘元首相が座ってました。ここは群馬県なんだと実感しました。ステッキを突いてましたが、シャキと背を伸ばした元気そうな姿でした。
上田へはじめて行き、五日ほど滞在したときに〔刀屋(かたなや)〕の蕎麦を、これもはじめて口にした。
東京では口にすることができぬ、本物の手打ちだ。
(略)
並のもりそばでも、東京の三倍はある。
大盛りとなれば、とても私ひとりでは食べきれない。
昼時は、客があふれんばかりに詰めかけて来るので、私はいつも、午後の空いた時間を選ぶことにしている。
(略)
この店の名を〔刀屋〕というのは、封建のころ、刀の鍔(つば)をつくる鍛冶職だったからである。
いかにも、城下町の蕎麦屋らしいではないか。
池波正太郎「散歩のとき何か食べたくなって」(新潮文庫)より
こんな文章を読めば、上田市にやってきて「刀屋」を外すことはできません。どんなガイドブックにも勝ります。21日の昼飯です。
「もりそば」です。「並」でこの盛りです。隣のテーブルの「大」は、文字通り山を築いていました。
もうひとつは、人気の「真田そば」です。出汁が味噌仕立てです。
器に味噌となめこが入って出てきます。ここの別器の鰹のだし汁を入れます。好みでそば出汁も入れて混ぜると、冷や汁(みそ汁)のようです。これでそばを食べます。
そのそばですが-
あまり光沢はなく、ちょっとねっとりとした、悪く言えば団子のような感じです。スルスルと喉を流れるというわけではありません。しっかりと咀嚼(そしゃく)していきます。食べても、食べてもそばです。もちろん、きれいにいただきましたが、期待していただけに、ちょっと…という味でした。関東人とは、味覚の構造が違うのでしょうか。
量もさることながら、価格にもびっくりします。もりの並(優に2人分)で650円です。
メニューは多いですが、もり、ざる、真田の他を食べている人は見あたりませんでした。
「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル」を2日連続で楽しみました。草津温泉の帰りに寄った軽井沢です。中軽井沢で遅めの昼食を食べて、午後3時半に佐久ICから高速に乗りました。関信越-長野-中央-名神と大山崎まで走って、水無瀬の自宅には予定通りの9時に着きました。草津温泉から540キロ。往復1000キロ超の、久しぶりのロングドライブでした。
「村民食堂」の「信州御膳」(1800円)です。観光地です。いい値段がついてます。
野菜の天ぷら、ヒジキ、ナメコそば、具だくさんのみそ汁と食べ応えがあります。
サーモンの南蛮漬けです。
漬け物の野沢菜がおいしいです。
「村民食堂」と名乗ってますが、軽井沢町とは関係ありません。
広い食堂です。窓の外には、緑が広がります。
赤ちゃんもいれば、犬もいます。
ガイドブックに紹介されているので、客の列が続きます。だいぶ待たされました。
2階では宴会も可能です。近くの軽井沢高原教会で挙式したカップルが、親族とともにやってきました。披露宴をするようです。
「披露宴は村民食堂」と、招待状に書くのかなと笑ってしまいましたが、さすがに宴会場にはしゃれた名前がついてました。
日帰り温泉の「星野温泉 トンボの湯」が隣にあります。
村民食堂
0267-44-3571
〒 389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町星野
五輪・女子ソフトボールの米国戦を見ていて、1時前になりました。外に出るのも面倒で、2階の社員食堂ですませました。
セットメニューの「鶏の四川ピリ辛ソース」(500円)です。大きなから揚げ3個に、ソースがかかってます。「ピリ辛」ということですので、もう少しピリッツとしてても良いのですが。まあ、小鉢とみそ汁、ご飯、漬け物がついて、近くて(同じビルの階下です)手軽なのと、価格を考えれば、よしとします。
夜になっても女子ソフトの豪州戦です。延長にもつれこんだ試合に、しびれを切らしてパソコンに向かい合っていると、いま、勝ちました。おもしろいシステムですね。決勝で、また米国と戦うとは。