【2014/09/16、17=アムステルダム、デン・ハーグ】
フェルメールの4作品が、一挙公開中です。アムステルダム国立美術館の圧巻です。
日本人ツアーが押しかけてきましたが、ガイドの説明だけ横から拝聴して、一陣の風の後に静かに対面しました。
ノー・フラッシュで写真撮影も可能という鷹揚さです。でも部屋が暗かったので、どれも手ぶれしてます。カメラの設定を誤ったようです。ま、写真なんてどちらでもいいです。現物を、この目で見たのですから。
「牛乳を注ぐ女」です。柔らかな光が左上から差し込みます。垂れ落ちる牛乳や、テーブルのパンからも不思議なエネルギーが発散されています。
「恋文」は、さらにヴィヴィッドです。デン・ハーグで再会するつもりだった「真珠の首飾りの少女」にも似た、きらりとした光線が感じられます。
「青衣の女」は、東京で見たことがありました。
フェルメールの故郷、デルフトを描いた数少ない風景画の「小路」です。
どうやらこの美術館の最大のウリは、レンブラントの「夜景」のようです。
日本人は、フェルメールへの関心が高いようですが、こちらが圧倒的人気です。
世界3大名画は、この「夜景」と、「モナ・リザ」、それにベラスケスの「ラス・メニーナス」とする説もあります。ラス・メニーナスは、マドリードのプラド美術館で見ています。次は、パリか!
デルフト焼きなども展示されています。
藍色は、伊万里などの影響が波及しているようです。でも、この造形は、日本にはありません。
ちょっと休憩です。美術館のカフェです。午前中から白ワインなんて、日本では考えられません。
ミントティーも、ちょっとすすりましたが、すがすがしいです。
チケットも、「夜景」の一部がデザインされています。
「I amsterdam」のモニュメントは、人でいっぱいです。
前日に訪れたデン・ハーグです。
「真珠の首飾りの少女」と「デルフト眺望」を所蔵する「マウリッツハイス美術館」は、ビネンホフの美しい池畔にあります。
目の前まで行きましたが、この日は臨時休館でした。
ロッテルダムにも、フェルメール作品はあります。アントワープからアムステルダムへの特急、タリスもこの街に停車しました。もう一度、オランダに行くなら、デン・ハーグとロッテルダムですね。「全点踏破」には程遠いですが。
年に一度の国王のパレードが行われていました。マウリッツハイス美術館は右奥です。そこへの道は、シャットアウトされてました。
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