カフェ巡り どこで食べてもマクドはマクド

 ウィーンで食べてもマクドはマクドです。超安心の味です。
 カフェ・マックですから、カフェ巡りのターゲットです。
 ベーコン&エッグはちょっと小ぶりな気もしますが、お味はどこで食べても同じです。 

 セットのハム・エッグは、ニッポンではお目にかかりませんかね。

 2人分で9ユーロ(約1500円)。マクドはその町の物価の目安です。
 0.2ユーロのドネート(寄付、それともチップ)がついているのが、なるほど!

 タッチパネルで注文するのは共通です。

 ケーキ売り場があるのが、さすがにウィーンです。

 窓の外には、シュテファン大聖堂の尖塔がのぞきます。

 ホテルの筋向いにありました。朝食に出かけました。
 ケルントナー通りには、いくつもの「M」の看板がありました。

シュテファン大聖堂 クリスマス・マーケットとプンシュ

 シュテファン大聖堂のクリスマス・マーケットです。連日連夜、にぎわっていました。
 屋台をのぞきながらブラブラするのは楽しいです。いつも人だかりができているいのがこちらです。
 グリューワインやプンシュの屋台です。寒い夜に、あんなにおいしい飲み物はありません。

 長靴の格好をしたマグカップです。これになみなみと注いでくれます。
 飲みもの代+カップ代5ユーロを支払います。カップを返却すると、その5ユーロは戻ってきます。
 わたしは2個ともみやげにしました。他に市庁舎前広場とシェーンブルン宮殿のマグカップも持ち帰りました。

 プンシュ(Punsch)は、蒸留酒をフルーツジュースやスパイスと混ぜた温かいカクテルのことです。クリスマス・マーケットでは一番人気です。オレンジ・プンシュは飲みやすくて、体がポカポカと暖かくなりました。アルコール・フリーのアップルプンシュも試しました。イケました。

 スープは、中身をくり抜いたパンに注いでくれます。わたしはガーリック・スープを頼みました。

 溶けたパンと一緒にスープをすすります。ニンニクの香りがして、これはうまいです。

 この夜は、小雪も混じりましたが、遅くまでにぎわってました。

プラーター公園の大観覧車に乗る

 プラーター公園の大観覧車に乗りました。わたしは2回目でした。
 映画「第三の男」で世界的に有名となったあの大観覧車です。1897年からクラシックな姿のままで125年も回り続けています。

 この日(3日)は前日までの雪がやみ、青空が広がりました。日曜日とあって、公園はにぎわっていました。

 車輪の直径は約61メートル。回転速度は時速2.7キロと、のんびりと回ります。

 建設当時の様子がわかります。

 乗り込むワゴンは現在は15ですが、当初は2倍の30台でした。奇数番号のワゴンは取り外され、ジオラマの展示に使われています。

 ワゴンは12人乗りです。それでも45分ほど待たされました。

 いよいよ動き始めました。

 シュテファン大聖堂がそびえています。

 最上部です。

 ワゴン内はゆったりとしています。

 わたしたちも初の自撮りに挑戦しました。

 クリスマス・マーケットがにぎわっていました。

 チュロスを買いました。甘いチョコレートをつけました。

輝く光 ウィーンの夜 

 グラーベン通りは、シュテファン大聖堂前からのびてます。何度見ても、目を奪われました。カメラを向けてしまいました。

 真ん中あたりにペスト大流行の終結の記念柱が建ってます。コロナもひと段落して、町はにぎわってます。

 ケルントナー通りはデザインが一新されてました。ちょっと地味になったかな。

 あわてて撮影したので、ちょっと手振れ!

 シュテファン大聖堂がクリスマスツリーを見下ろしてました。

ウィーン最古のレストラン グリーヒェンバイスルのモーッアルト

 ウィーン最古のレストラン、グリーヒェンバイスル(Griechenbeisel)です。1500年ごろから営業している歴史的な店です。
 こんな店、わたしたち夫婦だけでは怖気づいてしまいます。ウィーン住まいのバイオリニストのちかちゃんが予約してくれてました。
 クリスマス・シーズンの定番は、こちらでは七面鳥ではなくグース(ガチョウ)です。丸焼きされた1/4片、片足の半分でしょうか。これが1人前です。ローズマリーが突き刺さっています。

 初めて口にする肉です。恐る恐る! 口に運びました。おいしい!! ジビエ独特の臭みなどはなく、ほどよく脂もまわって、これはイケました。

 赤ワインを頼みました。小さなデキャンターから、テーブルのグラスに注いでくれました。

 奥さまは、これまたウィーン料理の定番、ターフェルシュピッツです。牛肉のスライスが、柔らくなるまで煮込まれています。
 真ん中は、出汁をとった骨髄でしょうか。

 ポテトやソースがついてます。

 ホ-スラディッシュのワサビ味でいただきました。

 「マーク・トゥウェインの間」は、サインの間とも呼ばれます。ここで食事をした有名人のサインが壁から天井まで一面にぎっしりと残っています。
 「モーッアルトはどこなの?」と聞いた店員が、「ここだよ!」と釣り竿のような竹で教えてくれました。
  Wolfgang Amadeus Mozart。確かにそれらしく読めます。

 ベートーベンにシューベルト、シュトラウスに・・・。覚えきれない名前が出てきました。

 エゴン・シーレと並んで米倉涼子や假屋崎省吾って、どうなの!!

 店の玄関です。

 路地の先には、テークアウェー専門の人気のコーヒー店がありました。窓が店舗でした。

カフェ巡り 最後の朝はカフェ・ディグラスで

 カフェ巡りを楽しんだウィーンも、あっという間に最後の朝(7日)となってしまいました。シュテファン大聖堂からも遠くないカフェ・ディグラスの午前8時の開店を待って飛び込みました。
 Large Viennese Breakfastを頼みました。「ウイーン朝食・大」といったころでしょうか。
 飲み物は、搾りたてのオレンジジュースとコーヒーです。ハートが描かれていました。

 ハムとチーズ、ゆで卵にバター、ジャムがつきます。

 パンは2個。隠れている方のカイザー・ゼンメルが麦の香りがして、これまでで一番おいしかったです。「ウイーンの丸く小高い丘」という意味があります。

 ハムとチーズをはんさんでいただきました。

 ゆで卵は見事に半熟です。パンにつけて楽しみました。

 ケーキが並んでいます。4年前にやって来たときには、そのデカさにびっくりしました。

 朝イチでしたので、まだ客はまばらでした。
 手前のピアノはYouTubeの「TAKU-音 TV たくおん」で、たくおんことウィーン在住のピアニスト、石井琢磨が弾いていたものです。

 クリスマス・オーナメントもかわいいです。

 ウィーンを離れたのは、つい先ほどだったような気もします。もう記憶の世界になりつつもあります。
 きょう(8日)午後、ちょと疲れましたが元気に家に帰り着きました。
 フィルム代がかからないデジタルだからとはいえ、膨大な量の画像や動画を撮影してきました。ぼつぼつと整理しながら改めて思い出を綴っていきます。

シュテファン大聖堂 反田恭平のリアル・レクイエム 【本番】

 モーツァルトが死の床で書き続け、未完のまま残された「レクイエムニ短調」(死者のためのミサ曲)が、モーツァルトが亡くなった同じ日の同じ時間にシュテファン大聖堂に流れました。指揮はピアニストで指揮者も目指している反田恭平です。
 これは聴きに行くしかない!! と決断した5回目のウィーンへの旅でした。感動の夜でした。
 哀しくも美しいメロディーが、広い大聖堂のドームに吸い込まれました。
 学生時代にカール・ベーム指揮、ウィーン・フィルの演奏するLPを買って、何度も何度も聴きました。奥さまは学生時代に歌っています。それから50年余。遂にリアル・レクイエムと出会うことができました。

 午前零時を前に、シュテファン大聖堂の前は静まりかえっていました。

 大にぎわいだったクリスマスマーケットにも人影はありません。

 大聖堂の重たい扉から入ります。

 チケットは、インターネットで日本から予約していました。前方の席は取れず、着席すると反田クンもオケや合唱もほとんど見えませんでした。満席でした。

 反田くんの指揮者としての海外デビューでした。渾身の指揮でした。

 演奏を前に、反田くんがカメラを前に話していました。

 演奏が終わると照明が消えました。レクイエムですから拍手はありません。聖職者を先頭に反田くん、オーケストラ団員、合唱団員が一列に並んで退出しました。プロセッションです。チーン、チーンと最後のひとりが去るまで暗闇に厳かな鐘がなり響きました。モーツァルトの葬儀でも使われた同じ鐘だそうです。

 午前1時をまわって大聖堂を後にすると、ケルントナー通りのイルミネーションも消えています。歩いているのは大聖堂を出て家路を急ぐ人たちだけです。
 わたしたちのホテルは、次の角を曲がって30メートルほどのところでした。

シュテファン大聖堂 反田恭平のモツレクが響く

 シュテファン大聖堂にモーツァルトのレクイエムが流れました。
 反田恭平の指揮で、日本からやってきたコーラスが大きなドームに響きました。ラッキーなことに、そのリハーサルを聴くことができました。
 学生のころから知っているバイオリニストのちかちゃんの立派に成長してオケで弾く姿を間近にして、感動しました。

 本番は、モーツァルトが亡くなったその日、その時間にあわせてこの夜の零時に始まりました。それを予告するポスターが、シュテファン大聖堂の扉に張られていました。

カフェ巡り 美術史美術館の「世界で最も美しいカフェ」

 ウィーンでカフェ巡りを楽しむ日々も、実質の最終日となりました。
 「世界で最も美しいカフェ」と称される美術史美術館のカフェです。ここを外すわけにはいきません。
 名画の数々を堪能した後、ゆっくりと余韻にひたりました。

 頭上には大きなドームです。

 窓からは、オーストリア女帝のマリア・テレジア像と、その向こう美術史美術館とシンメトリーな造りの自然史美術館が見えます。

 わたしは、アペロール・スプリッツアーです。白ワインとリキュールのアペロールを炭酸水で割っています。冷たくて、ほてった体にはぴったりでした。

 奥さまはティーです。

 甘そうで大きなケーキが並んでいます。さすがにもうご遠慮しました。

 クリムトが意匠を手掛けた大階段の向こうにあります。

 フェルメールの「絵画芸術」など、あまたの絵画を鑑賞しました。

 入館したときはまだ時間が早く、美術史美術館の前のクリスマスマーケットはまだ閉まっていました。

カフェ巡り シシーも愛したシェーンブルンのカイザー・パビリオン

 シシー(皇妃エリザベート)がフランツ・ヨーゼフとともにお茶をしたカフェです。
 シェーンブルン宮殿のわきにある動物園の中にあるカイザー・パビリオンです。この窓の下のテーブルが二人の指定席でした。

 シシーの肖像画がかかっています。
 対抗面には当然、フランツ・ヨーゼフです。

 わたしたちも乾杯。きょうはワインです。

 

 シェーンブルン・ウインナーが2本。ボイルされています。

 ホースラディッシュの千切りといただきます。ワサビ味です。安心して食べ進みました。

 奥さまが頼んだのはロールキャベツです。ビオですので肉は入っておらず、コメ、ニンジン、干しブドウなどがキャベツに包まれて煮込まれています。経験したことがない酸っぱさでした。キャベツの繊維が切れずに、ナイフで格闘していました。でも、平らげました。

 宮殿からまっすぐな道が通じています。

 雪の宮殿です。