赤・黄・緑と信号カラーがきれいです。
あっさりとしたものをと、ちゃちゃちゃと作った素麺チャンプルです。
味付けには中華スープの素を使い、ごま油で仕上げました。
素麺2束は1人分にはちょっと多く、皿に山盛りになりました。それでも食べ始めたらペロリでした。
伏見とうがらしをメーンに、赤いパプリカ、タマネギ、シイタケを切りました。
京都はきょうも暑い一日でした。ふと思い立って「河井寛次郎記念館」を訪ねました。
大正・昭和にかけて活躍した陶工、河井寬次郎の住まい兼仕事場をそのままに公開しています。
「建物のみならず、館内の家具や調度類も寬次郎のデザイン、あるいは蒐集によるもので、それぞれ個性を発揮しつつも、不思議な統一感を生み出しています」(河井寬次郎記念館のHPより)
中庭から吹き抜ける涼やかな風にひと息つきました。
炉を前にして、丸くてかわいい椅子が並びます。
2階の書斎の窓際です。これまたかわいい、いや現代人からすれば小学生がちょこっと腰かけるくらいの小さな机と椅子です。
背もたれのデザインがすごいです。
寝そべった猫が、床と同化しています。
書斎の大うすのテーブルです。割れ目がまるで金継ぎのように補修されています。
展示物ですが、座り込んで休むこともできます。
陶房の前の休憩室です。並べられてミニチュアのようなかわいい椅子たちです。
素焼窯の前にも、焼き上がるのを待つためのように並んでいます。
わたしのカミーノ巡礼を応援してくださり、手づくりパスタにおいしそうと「いいね」をくださる知人を招きました。
あれこれ考えて用意したのは4品。パスタの他に、トマトのマリネ、タコのアヒージョ、トルティーヤとスペイン風の自分でつくるレパートリーを繰り出しました。
料理しながら、わたしも飲み、食べ、お話するうえに写真撮影と忙しかったです。でも「おいしかった」と満足してもらえて、楽しい時間でした。
まずはスペイン産ビール、マオーで乾杯です。
前菜は、色とりどりのミニトマトのマリネです。
いただきものの自家栽培のトマトです。湯むきしました。
マリネ液は、ワインビネガーにオリーブオイル、リスボンみやげの塩と蜂蜜、それにコショウです。トマトを漬け込んで、冷蔵庫で冷やしておきました。
小さなスキレットでつくったアヒージョです。タコのブツ切りとマッシュルームです。コリコリとしたタコがおいしかったです。
写ってませんが、バケットをオイルに浸して食べました。
ボルドー産の赤ワインです。2人で1本を空けました。
スペイン・オムレツともいうトルティーヤを焼きました。
アヒージョよりはひと回り大きなスキレットを使いました。熱の回り具合がよかったです。
うーん、我ながらなかなかの出来です。
タマネギとジャガイモを切り、じっくりと炒めます。
タマゴ4個と混ぜ込んで、スキレットで焼きました。
ひっくり返すのもうまくいって、両面がいい色に仕上がりました。
メーンのパスタです。
ミニトマトで時間をかけてソースをつくって用意しておきました。
まったりとした、思い通りの味に仕上がりました。
枝付きの完熟のトマトです。
タマネギと赤いパプリカを炒めます。
ミニトマトは半分に切って、断面に砂糖をふりかけておきました。
トマトの断面を焼いてから、無塩のトマトジュースを投入しました。ベイリーフもいれて、じっくりと煮込みました。
茹で上がったパスタをソースで和え、缶詰のムール貝も放り込みました。熱で縮んだうえに、マッシュルームとよく似た色だったので存在感はイマイチでした。でもお味の向上には貢献しているはずです。
デザートには、冷凍していたリスボンみやげのナタ(エッグタルト)をいただきました。ここまでたどり着いて、撮影するのを忘れていました。
おいしそうな自家製ピーマンをいただきました。今夜もわが家の食卓を彩ってくれました。
向田邦子が残したレシピに「ピーマンと油揚げ」があります。わたしも向田さんに倣ってピーマンを千切りにしました。ちょっと太いですが、まあよしとしましょう。
焼いた揚げとともにだし醤油で和えれば完成です。
「無限ピーマン」というレシピもありますが、よく似たものです。いくらでも食べ進んでしまいます。
説明するまでもありません。
ピーマンを30秒ほど湯通しします。
揚げはフライパンで両面を焼きます。
どちらも細く切って、だし醤油で和えました。
冷奴には、冷蔵庫にあった大葉の醤油漬けを載せました。
もう一品は、牛肉の切り落としをタマネギと炒めました。
味付けは、甘辛くするのや、オイスターソースを使うレシピが多いです。わたしは、火を止める直前にウスターソースをかけただけです。
ウスターソース、いや単純にソースです。ソースと醤油は、昭和の家庭の食卓にはこれしかない調味料でした。味の素も加わったかな。
肉屋で揚げたトンカツやコロッケについてきた千切りキャベツに、ソースをかけて食べるのが、最高のごちそうでした。
わたしの味覚は、そのころの原体験の延長線上にあるのでしょう。
きょうの京都は最高気温38.7度を記録しました。体温より高いです。となれば「水冷」するほかはありません。
久しぶりの「京極スタンド」です。幸いにも程よい客数で、冷房も効いてひんやりとしてました。
「生ビールセット 大ジョッキ」(1485円)です。ささみの串揚げなど5品が並びます。
最近は定食だけの客も増えたようですが、ここはおじさん(おじいさんも)たちの昼飲みのメッカです。
注文すると、すぐにドーンと登場です。なんといっても「大」です。うれしいほどに堂々としています。
目の前の古いビールのポスターの上に色褪せた色紙が並んでいました。角野卓造さんです。サインされたのは「渡る世間は鬼ばかり」のころだったようですが、今なら「おやじ京都呑み」(BS11=YouTube)でしょう。「その1」に登場します。
長い大理石のテーブルと円卓が4つ並びます。
名物の伝票です。
これでいくらになるんだろうとビール片手に計算してみました。1550円と読めますが、そんなはずはありません。
レジのお兄さんに聞いてみました。飲み物の200と400のチェックのうち、左の200は計算外です。すると1350円(税抜き)となります。「追加注文で書き足してゆくのに便利なのです」とのことでした。
「たばこ吸えます」は、うれしくない文言です。このために最近は敬遠してました。
きょうも向こうの方で吸っている客がいましたが、離れていて大丈夫でした。
京極スタンド
075-221-4156
京都市中京区新京極通四条上ル中之町546
「青春18きっぷ」の旅の2回目は、JR西の新快速を始発から終着まで乗り通しました。
最長距離を走る新快速は、敦賀から播州赤穂まで北陸-琵琶湖線経由で275.5kmあります。ところが、このロングラン新快速は夜に1本しかなく、青春きっぷ1回分のその日のうちには帰宅できません。
姫路でえきそば、敦賀でソースカツ丼を食べることを考えて、姫路発湖西線経由の敦賀行きに乗りました。224.8kmと、ちょっと短くなりました。
新快速の「B」は、湖西線経由の記号です。
島本の駅は、この日も有人でした。検印を受けました。
平日の朝です。通勤客で混雑する高槻で、姫路行き新快速に乗り継ぎました。幸いにも座ることができました。
姫路のホームです。まだ腹は空いてませんでしたが、えきそばを食べて新快速を待ちました。
10時11分に新快速は発車しました。同時刻に新幹線のひかり504号も発車しました。新大阪でのぞみ340号に乗り継いで、13時24分に664.3km先の東京に着きます。
わたしが乗った新快速の敦賀着は13時15分でした。所要時間はほぼ同じで、これだけの距離差が生じます。
スタート地点の島本を、ノンストップで通過しました。
神戸、大阪、京都と府県庁所在地の駅に停車して、4つ目は湖西線で滋賀に入った大津京です。大津は東海道線です。
車窓からは、びわ湖の先に近江富士(三上山)がきれいな姿を見せていました。
3時間余の座りっぱなしからしばし解放される敦賀着です。完成している北陸新幹線の高架が出迎えです。
ホームでは恐竜が出迎えてくれます。
新幹線へのエントランスもできています。今年度末の開業を目指しています。
立派になった敦賀の駅前です。ガンガン照りで、人影はまばらです。
名物のソースカツ丼を食べて、帰路に着きました。新快速で2駅の近江塩津で途中下車しました。
近江塩津は大回り乗車で何度かやって来ています。でも改札から外には出られませんでした。きょうは青春きっぷですので、駅前に出ました。ご同類もいますが、目の前を日本海とびわ湖を結ぶ国道8号が走っているだけでした。
敦賀から乗ってきた新快速は湖西線経由で姫路に向かいました。近江塩津からは長浜、米原と湖東を走る北陸-琵琶湖線経由で姫路行きの「A」が発車します。
ちょっと喉が渇いて、長浜で途中下車しまいた。きれいになった駅前ですが、開いている店は見つかりませんでした。
秀吉と三成の「出逢い」の像ができていました。
改札脇のミニコンビニで缶を買って、長浜発姫路行きの新快速に乗りました。
京都で各停に乗り換えて島本に着きました。
乗車距離は計469.1km、乗車券料金は計8030円でした。島本-姫路と敦賀-長浜-島本がともに1980円と同額でした。
「青春18きっぷ」の旅のミッション・パート2は、1本の電車に乗って、敦賀のソースカツ丼と姫路のえきそばを食べに行くことでした。
関西5府県をつないでJR西の新快速が走っています。その区間なら、当たり前に乗ってますが、全区間を通して乗車したことはありませんでした。
昼飯の時間も考えて、姫路発、湖西線経由の敦賀行き新快速に乗り、ミッションを達成しました。
昼飯に敦賀名物のソースカツ丼を食べました。
敦賀ヨーロッパ軒駅前店の「カツ丼セット」(1210円)です。ドーンと登場しました。カツがはみ出して、丼のふたが閉まってません。
サクッと揚げたてのカツが3枚が、丼を覆っています。
それほど分厚くはありませんが、食べ応えがあります。カツそのものには、それほどソースはかかっていないようです。お好みで、テーブルのウースターソースをどうぞということらしいです。
カツに隠れたご飯に、ソースがたっぷりとかかっていました。
ボリューム満点です。大食いタレントではないので、カツを食べきるのがせいぜいです。ご飯は残してしまいました。
ミニカツ丼(カツ2枚)という選択もありました。
みそ汁、サラダと漬物のセットです。今どき珍しいまっ黄色なタクアンのデカいこと。太い大根がそのまま輪切りです。3口くらいかかりました。
昭和14年の創業以来の味だそうです。
午後1時15分、敦賀着の新快速でやってきました。地図をスマホで確認すると、「まもなく営業終了」のコメントです。昼営業は1時半まででした。
あわてて飛び込むと、「2時まででお願いします」と。最後の客となりました。
敦賀ヨーロッパ軒駅前店
0770-22-4640
敦賀市清水町2-19-1
姫路の名物は、姫路駅の「えきそば」です。高槻から乗ってきた新快速が着いたホームにある立ち食いの「在来線上り店」でいただいた「天ぷらえきそば」(380円)です。
あたり前の立ち食い天そばのビジュアルですが、麺が違います。ラーメンにいれる黄そばです。
熱々をすすります。淡白でクセのない味です。
「前年祭」ということで、40円引きになってました。
創業は昭和24年です。わたしと同い年です。来年が創業75周年ということで、その前年でした。わたしも来年は後期高齢者入りです。
敦賀ヨーロッパ軒よりは10歳若いとはいえ、どちらも老舗でした。
えきそば在来線上り店
姫路市駅前町188-1 JR姫路駅 山陽本線 上りホーム
暑い日が続きます。昼飯はサッパリとしたものをと、トマトの冷製パスタにしました。
朝食後にトマトを湯むきしてソースは作り、冷蔵庫に冷やしておきました。
失敗は細いパスタ、カッペリーニがなかったことです。1.6ミリのスパゲッティーニで代用しましたが、やはりパスタがごわごわとした口当たりです。時間はたっぷりとあるのだから、ずぼらをせずに近くの生協まで買いに行くのでした。
よく冷えたトマトはうまいです。
赤、黄、オレンジ、ブドウ色といろんなトマトです。知人の自家栽培です。
湯むきしたトマトに塩、コショウ。ワインビネガーとオリーブオイルを垂らして冷やしておきました。
あとは茹で上がったパスタを冷水で冷やし、ソースを和えただけです。バジルは、ベランダのプランターから摘まんできました。
「青春18きっぷ」で、「宇高連絡船の発つ港・宇野」まで乗り鉄をしました。
JR島本から宇野までの往復は468.4km。行きは赤穂線経由でした。運賃は計8140円、青春きっぷの1回分は2410円ですから、5730円分もトクしした勘定です。そんなみみっちい計算をしてしまうのも、このきっぷの楽しさではあります。
宇野での滞在時間2時間などを除いても計10時間近く堅いシートに腰かけていました。「青春」するのも疲れます。
【2023/07/22 07:21】
島本から乗車しました。いつもは無人の改札口に駅員がいたので、検印をもらいました。これできょう1日は乗り放題です。
高槻から快速になる姫路行に乗ります。
新大阪で後発の新快速の播州赤穂行きに乗り換えました。途中の神戸で追い抜きます。
相生に停車しました。乗客が席を確保するため、走ってホーム反対側に停車中の相生発岡山行の山陽線に乗ります。青春18きっぷのシーズンになると繰り広げられる光景です。
わたしはこの列車を敬遠するために、遠回りな赤穂線経由にしました。
播州赤穂駅で途中下車しました。
切符の検札が、これまで以上に厳格になったような気がします。昔はほとんどフリー同然でした。
「忠臣蔵」の義士の町です。浪士ではありまえん。
岡山経由総社行きに乗ります。
電車はボックスシートでした。背中がまっすぐに立っているだけで、座り心地がイマイチなのに気づきました。
カキオコで知られる日生(ひなせ)です。若い女性らがどっと下車しました。
岡山までやってきました。アンパンマン塗装の特急が先に発車してゆきました。
快速マリンライナーは高松行きです。これに乗っていけば讃岐うどんが食べられますが。
茶屋町で「盲腸線」になった宇野みなと線の折り返しワンマンカーに乗り換えです。岡山への乗り換えに便利なような構造です。降車は右側ホーム(岡山方面行き)へ。乗車は左側ホームから。
終点の宇野に到着です。昔はここから宇高連絡船が出てました。
観光列車「La Malle de Bois」(ラ・マル・ド・ボァ)は、きょうは出番がないようでした。
駅舎は、宇高連絡船の廃止後に移転・建築されたものです。
降車客に、大きなトランクをもった外国人が何人もいたことにびっくりしました。
宇野の港と町をひと回りし、昼飯も食べて戻ってきました。この時間帯は1時間に1本の電車を待ちました。
茶屋町-岡山-山陽線経由で相生-姫路と乗り継いできました。駅そばの立ち食い売店もある姫路のホームには草津行き新快速が止まっていました。でも、ちょっと休憩したかったので見送りました。
半時間ほど後の新快速に乗り、高槻で普通に乗り換えて島本まで戻ってきました。
午後7時13分と、出発から12時間後でした。
「青春18きっぷ」でやって来た岡山・宇野です。カンカン照りでした。
昼飯は、「ブラタマノ 宇野港てくてくマップ」に1番で紹介されていた「大阪屋」です。
「魚定食」(800円)の鯖煮は、テカテカに光ってました。ということは、甘くて濃い味付けでした。
魚は、カウンターに並んだのから一品を選びます。どれもうまそうでした。
みそ汁に玉子が浮かんでいました。
名物らしく、「かつ丼に玉子入り」と注文しているい常連もいました。
わたしはこちらも。
宇野は漁港ではないので、魚で食べさせる店ではなかったようです。何でもありです。工場のユニフォーム姿や高校生まで、地元に愛されている食堂でした。
昭和23年創業と、わたしより1歳年上です。周囲は空き地になって、孤塁を守っています。
大阪屋
0863-21-4026
岡山県玉野市築港2-3-20
帰りの電車に乗り疲れて姫路で途中下車しました。改札を出たすぐ横の「播州うまいもの処」で目に止まりました。
実は過去の青春18でも来ています。姫路おでんの「ちょい飲みセット」(1000円)です。
おでん5種とまたもビールのセレクトです。
薄味のおでんは、生姜醤油につけていただきます。
出汁の薄さを写そうとレンズを向けて、コンニャクが姫路城に型抜きされていることに気づきました。
お隣は「玉子焼き」の店でした。何だろうと不思議でしたが、明石焼きのことでした。
姫路の地酒と姫路おでん本舗
姫路市豆腐町222 ピオレ姫路おみやげ館うまいもん処