M・シーンの足跡を発見

ベロラドの町を歩いていると、巡礼路上にまさに足跡が埋め込まれています。

誰のだろうとのぞき込んでみると、なんと俳優のマーティン・シーンでした。サンティアゴ巡礼の映画「The Way(星の旅人たち)」の主演です。このDVDを何度も見て、巡礼への思いをかきたてられたのでした。

大きな手と足です。

わたしも同じThe Wayを歩いています。

万国旗を眺めましたが、日の丸は見つかりませんでした。

Belorado あれちょうだい

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ベロラドの広場のカフェに座りました。何、頼もうか? きょうも25キロほど歩いてノドはカラカラです。

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隣の少年が食べていたのを見て、「あれとおなじの、ちょうだい」。それで通じました。予想通りエビのフライでした。衣はパンケーキみたいです。

それにしても、にぎやかです。爆音の下にいるよう。ハエも五月蠅く、早々に退散しました。

my camino=11日目 「星の旅人たち」の巡礼道を歩く 

 ベロラードの町を歩いていると、巡礼路の石畳にいくつもの足跡がレリーフになって埋め込まれていました。大きな手と足でした。だれだろうとかがみこむと、添えられたサインは「マーティン・シーン」と読めました。
 サンティアゴ巡礼をテーマにした米国映画「星の旅人たち」(原題は「THE WAY」)は、DVDを買って、何度も繰り返し見ました。
 米国西海岸の眼科医がゴルフ場でプレー中に、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼に旅立った息子がピレネーで遭難死したことを知らされる場面から始まります。その眼科医である父親を演じていたのがマーティン・シーンです。
 その父親が、疎遠になっていた息子の自分探しの旅を追体験するようにカミーノを歩き始め、ストーリーは展開します。偶然出会った3人の男女が絡んで巡礼は続きます。「さあ、人生の旅に出かけよう!」というキャッチコピーがついています。

 映画で見たその人(シーン)の足跡と手形を見て、わたしもあの映画に出てきたカミーノを歩いているんだと、あたりまえのことに感動しました。
 わたしが最初にカミーノを知ったのは、通勤帰りの大阪・梅田の書店でたまたま手にした一冊の本でした。「世界遺産 サンティアゴ巡礼路の歩き方」(日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会、世界文化社)はグラビア満載です。カミーノのルートから歴史、体験談、巡礼の手引きまでが記されていますこれがきっかけで、わたしもいつかはカミーノを歩こうと思い立ったのです。
 カミーノの映画ではもう1本。「サンジャックの道」というのがのがあります。帰国後にレンタルビデオ店で探しました。こちらはフランス映画で、フランスのル・ピュイからサンジャン・ピエ・ド・ポーまでがメーンの舞台。遺産相続の条件として仲の悪い3兄弟がカミーノを歩く物語です。こちらのキャッチコピーは「人生ってすてたもんじゃない。」カミーノとは人生の縮図のようです。
 今ではわたしの本箱に、何冊ものサンティアゴ巡礼に関する本が並んでいます。

Paso a paso Dos 11日目=9/4 カスティージャ・イ・レオン州へ

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 ベロラードまで22.5kmのステージ。ラ・リオハ州からカスティージャ・イ・レオン州に入った。相変わらず黄色い変化のない大地を進む。

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 窓飾りがきれい。

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 ヒマワリが満開。巡礼路に近い花には、いたずらが。

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