ワインがおいしいラ・リオハ州に入りました。ログローニョの夜です。
ピンチョス、ピンチョスというわけで、なには差しおいてもシャンピニオン(マッシュルーム)のピンチョスがうまい店へ。
注文を聞いてから向こうで焼いてます。うまいはずです。
ネットでも紹介されていた店です。わざわざ探したかいがありました。
次はバカリャウ(タラの塩干)入りのクロケット(コロッケ)です。
リオハワインといただきます。
3軒目の3杯目はこちら。たたきです。胡麻油がきいた韓国風味付けですが、ワサビもついていて、今夜の最高です。
3杯目はちょっと高かったです。あとの2杯はどちらも1.8€でした
バールは、はしごするのが流儀です。やっとオープンする店が増えてきました。夜はこれからです。
ワインがおいしいラ・リオハ州のログローニョです。シャンピリオン(マッシュルーム)のピンチョスははずすことができません。スマホ片手で探し当てたバルです。料理はそれしかありません。「ひとつちょうだい」と頼むと、鉄板で楊枝に突き刺さしたシャンピリオンを焼いてくれました。裏返した傘の部分はオイルで満たされてます。一気にほおばりました。うまい。いっしょに飲んだ赤ワインと込みでお代はたったの1・8ユーロ、200円ほどです。バルをあと2軒、はしごしましたが、全部で8ユーロほどでした。これで大満足の夜でした。
この夜に泊まったのは、ペンシオンです。
バス・トイレは共用ですが、ゆったりとした個室のベッドで、ゆっくりと眠りました。1泊25ユーロでした。わずか5~6ユーロの公営アルベルゲ、10ユーロほどの私営アルベルゲよりは高価です。でも数日に1夜は、こんなペンシオンやオテル(ホテル)なんかにも泊まりました。二段ベッドのドミトリー(共用部屋)ばかりでは、おじさんは息がつけなかったのです。バス・タブがあるホテルをBooking・comでネット予約したこともあります。
ビールもワインもしこたま飲みました。ブルゴスで食べたモリシージャ、サリアの駅前レストランでその場でそぎ切りしてくれたイベリコ豚のハモン(生ハム)、大西洋にぶち当たったフィステーラで食べた魚介盛り合わせ…。どれも最高においしかったです。これ以上ない贅沢でした。といっても、出費の方はたかがしれてます。サラリーマン時代の夜のちょっと一杯と同じくらいの額で、二度と味わえないようなうまさを満喫しました。
巡礼定食よりはおいしいものを食べて、たまにはドミトリーの2段ベッドを敬遠して奮発した宿にも泊まりました。あとは贅沢をするところがありません。いくら金を持っていても、リムジンカーでは巡礼できません。歩くしかないのです。
人生のデットクスの極意に、触れた気分でした。