今夜の一献 自家製の「壬生菜の漬物」

 「この壬生菜、漬物にしたらおいしいよ」と、おばちゃんが教えてくれました。水菜は昨日、パスタにしました。
 半日で漬け上がりました。タカノツメがピリリと効いてますが、まがい物は一切なし。塩と昆布だけの味です。
 いつものように鉄瓶で沸かした湯で黒霧島を割っていただきました。日本人ですね。

 1杷100円だった壬生菜です。150グラムほどありました。

 塩は2%ほどが適量です。ということは3グラムでした。
 コンロであぶって柔らかくした昆布を刻みました。
 タカノツメも種を抜いたのを1本、入れました。
 ざっと混ぜて、ジップロップにいれれば作業完了です。

 重しをして、水が上がってくるのを待ちました。
 半日で完成でした。

 今夜のメーンは、白菜と豚肉の蒸し煮でした。

高槻 「本マグロ直売所 JR高槻店」の天然目鉢ブツ切り丼

 何を食べようかと歩いていると、向こうに「本マグロ」の幟が見えました。近づいてのぞくと、マグロが並んだショーケースがドーン。でも看板のメニューには「絶品マグロ丼」とあったので入ってみると、壁際に5、6人が座れるカウンターと折り畳み椅子が。イートインも可能でした。
 なぜに高槻で豊洲直送なのかは不明ですが、「豊洲直送 天然目鉢ブツ切り丼](1058円)です。2センチ四方ほどのメバチがゴロゴロと表面を覆っています。醤油にわさびを溶いたのをぶっかけていただきました。
 うまい。なにせこのボリュームです。食べても、食べてもマグロです。

 小皿は、マグロの煮込みでした。甘い煮凝りも、いい箸休めです。

 先客のおばちゃんが生ビールを頼みました。分厚い中トロをアテにおいしそう。なんと男前なと見ていると、あれこれとお持ち帰りも頼んで、その間の一杯でした。
 「生中」なんかがうれしいオール300円(324円)。もちろん、わたしもいただきました。

 1人前150㌘です。ここからすくって、丼にも盛ってました。

 ネットで調べると、阪急高槻市の南側にある店がヒットしました。こちらは10月にオープンしたようです。

 本マグロ直売所 JR高槻店
 080-3858-0968
 高槻市芥川町2-24-36

自分でつくる 桜エビと水菜の和風ペペロンチーノ

 天気につられて散歩に出ました。採れたて野菜が並んでいました。昼飯はパスタにしようと、水菜を買いました。
 2週間ほど前の「水菜とベーコンのペペロンチーノ」を見たKくんが、「桜エビとあわせてもおいしいよ」とFBで教えてくれました。さっそく試してみました。
 鎌田の「だし醤油」で味付けして、和風にしました。桜エビがぺペロンチーンのオイルで揚がって、おいしそうな香りをふりまきました。 

 焼きたての柔らかいパンも買ってきて、一緒にいただきました。

 京都の小川珈琲で口直ししました。

 きょうは3人分でした。

 上が水菜、下は壬生菜でした。どちらも100円でした。

 赤いカブや大根、白菜も並んでいました。どれも新鮮です。

 「青葉のパン屋」です。若い女性が一人でパンを焼いています。

 小さなパン屋さんです。自然な焼きたてで、ファンは多いです。

 JR京都線の「まんぽ」をくぐりました。ここはねじれてません。もう少し西に「ねじりまんぽ」が残っています。

 ねじりまんぽはコチラ

 線路の西側には田んぼが広がります。
 振り返ると、JR西日本のラッピング列車「パンダくろしお」が通り過ぎました。

 名神高速道路の擁壁近くに、「待宵小侍従(まつよいこじじゅう)の墓」がありました。平安末期の女流歌人です。

 紅葉は盛りです。

 かつてはわが家の11階建てマンションがそびえて見えましたが、今ではその背後にさらに高層のマンションがずらりと並んでいます。

「Multi-function Tester TC1」でEQアンプを調整する

 抵抗やコンデンサーの値を簡単に測定できる「Multi-function Tester TC1」です。
 これをゲットしたのは、わたしのオール真空管で構成されたオーディオ・システムのうちのEQ(イコライザー)アンプのある部分を測定したかったのです。
 EQアンプは、RIAAという規格に従って高音を強く、低音を弱めて録音してあるレコード(LP)に、逆特性のフィルターをかけて元の音に戻すのが役目です。そのフィルターが、抵抗とコンデンサーで成り立っています。
 EQアンプのカバーを開けて、あるコンデンサーの値を量りました。5566pF(ピコ・ファラッド)と表示されました。

 フィルターを構成しているのは抵抗3個とコンデンサー2個です。測定したコンデンサーは0.0056μF(マイクロ・ファラッド)=5600pFあるべき部分でした。34pFくらいは誤差のうちです。これがあまりに設計値と違っていると、周波数特性にも影響が出ます。

 抵抗は、1本30円と安価なパーツです。1kΩ、47kΩ、680kΩで許容誤差が±1%のものをそれぞれ10個づつ購入していました。
 テスターと抵抗の誤差が知りたくて、それぞれを測定しました。思っていた以上に誤差が少なくてびっくりしました。
 同じ抵抗を2度測定すると、そのたびに微妙に値が変化します。測定器としての命の絶対値の較正も、厳密になされていないでしょう。それでも、お遊びとしては十分に評価できる仕上がりでしょう。

 EQアンプの抵抗を、設計値に近いものと取り替えました。47kΩはすべて低めだったので、手持ちの抵抗から510Ωのものを探して、シリーズに接続しました。

 コンデンサーも、39pFというのをパラレルに接続しておきました。
 これで周波数特性は、設計値に近づいたはずです。精神安定剤としたは十分でした。

 EQアンプを元に戻してLPを楽しみました。
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチのヴィオラが朗々と響くシューベルトのアルペジョーネ・ソナタです。EQアンプを触ったことによる差異は、わたしの耳ではわかるはずもありませんでした。

奈良 日本一の山城「高取城」の晩秋

 晩秋の1日、いつもの山仲間と奈良・高取山(583.6m)に登りました。標高はそれほど高くなく、その名も知りませんでした。
 山頂には「日本3大山城」のひとつと言われる高取城の石垣が残っていて、最後の紅葉、黄葉に包まれていました。麓の城下町を歩くのも楽しく、猿石や五百羅漢、壷阪寺と見どころもいっぱいのハイキングとなりました。
 大手門の前で5人そろって記念撮影しました。

 山腹にある宗泉寺に参りました。高取藩主だった植村家の菩提寺で歴代藩主の墓がありました。

 苔むした城壁に紅葉がコントラストを描いてました。生憎の曇り空でした。太陽光が当たっていれば、もっと美しかったのでしょう。

 西国三十三番札所の壷阪寺に向けて下山しました。

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高槻 「インド流スパイス工房 哲学カレー」のチキンカレー

 「ラーメンはダメよ!」と釘を刺されていました。ジムの後の昼飯です。
 ならばカレーと、ネット検索して見つけた「インド流スパイス工房 哲学カレー」です。看板にはご丁寧にも「Philosophy Curry」と書かれていました。なにやら深遠な奥義から生まれた料理と向き合うかの雰囲気を醸していますが、出てきたのはフツーのカレー、いや正統派カレーでした。
 「チキンカレー」(900円)です。柔らかくなった鶏がゴロゴロとしているだけで、ハーブが散らしてありますが他に固形物はありません。トマトと野菜をスパイスで煮込んでいるのでしょう。ルーはトロトロです。爽やかに辛く、さっぱりとしていました。とはいえ、この日、2度目の汗だくでした。
 ターメリック・ライスともよくあいました。

 ナンではなく、チャパティがついてました。カレーでふやかしたせんべいをかじっているようです。
 

 「煮玉子のピクルス」(120円)です。こんなのは初めてでした。ちょっと酸っぱい口直しです。

 なにはともあれ缶はうれしいです。

 チキンカレーにベジタリアンカレー2種のみというシンプルなメニューです。

 高槻で行列ができるカレー店の北園町店のすぐ前でした。ビルの2階なので気づきませんでした。

 インド流スパイス工房 哲学カレー
 072-669-7603
 高槻市高槻町7-15 モリヒロ興産第2ビル 2F

「Multi-function Tester TC1」はスグレもの!

 「Multi-function Tester TC1」という測定器をゲットしました。ネットの書き込みで、こんなものがあることを知りました。
 国内大手の通販サイトにも並んでましたが、eBay(米国の通販業者)ならほぼ半額の日本円換算で2000円ほど(郵送料込み)でした。10日ほどで届きました。台北から発送されていました。
 プチプチで覆われた簡易封筒に、小さなかすれた文字がプリントされていました。郵便業者が、よく間違えずに届けてくれたものです。
 マニュアルの類は一切ありませんでした。メーカー名すら不明の、ちょっときわどい商品ではありました。でも、使い方は想像できました。

 【使用その1】
 抵抗値を測定しました。手元の680kΩとカラーコード表示された抵抗をセットしてスタート・ボタンを押すと、680.6kΩと出ました。測定器にも、抵抗にも誤差があるはずです。誤差は1%以内なので、たいしたものです。ちなみにこの抵抗の許容誤差は±1%です。

 【使用その2】
 古いコンデンサーを測定しました。
 436.1μFと表示されました。470μFが規定値ですので、これはちょっと「抜けて(容量が減って)」います。

 【使用その3】
 次はトランジスタです。
 3本足を1、2、3のスロットに無造作に差し込むと、たちどころにE(エミッタ)、B(ベース)、C(コレクタ)のピン配置から、hFEというトランジスタの性能などを表す数値が表示されました。たいしたものでした。
 他にもダイオードなど用途はあるようです。

 USBケーブルが同梱されていました。ボディーの下部にUSBのコネクタがあったので、スマホの充電に使っているケーブルを差し込むと、赤く点灯して充電が始まりました。
 緑色に変われば、充電完了のはずです。4.19Vでした。

 LEDと電解コンデンサー、金属ピンが入った袋がついていました。何に使うんでしょうか?
 ネットで検索して金属ピンの使い方を見つけました。

 1、2、3ピンを金属ピンでショートしてスタート・ボタンを押すと、セルフ・テストが始まりました。
 22%あたりまで進むと、ピンを抜くようにと表示が出ました。その通りにすると、テストは進みました。
 このセルフ・テストで、何が較正されたのはよくわかりませんが、たまには必要なのでしょう。

 なかなかのスグレものでした。この測定器が欲しかったわけは、改めて書き込みます。

綾部 「あやべ温泉」の焼鯖寿司2カンとそばセット

 綾部まで走りました。連日の奥さまのアッシーでした。昼過ぎに着いて、3時間余の待ち時間でした。初めての「あやべ温泉」に向かいました。綾部の中心部から東へ半時間ほどの山間にありました。
 まずはレストランで昼飯にしました。なんとか御膳といった豪華版もありましたが、「焼鯖寿司2カンとそばセット」(1188円)です。うどんかそばかを選び、トッピングも地元上林の上林鶏かイベリコ豚のチョイスでした。
 3日前に皆子山に登った帰りは、高島・朽木でそばも鯖寿司も食べ損ねました。2つ合わせて敵を討ちました。
 麺類が続いていますが、うまいものはうまいです。

 ひと口サイズの焼き鯖寿司も、いい塩梅でした。
 若狭から京の都にひと塩した鯖を運んだ鯖街道は、峠を越えるいくつものルートがありました。この辺りも、鯖が運ばれた道だったのかもしれません。

 ドリンクバー(216円)のアメリカンを味わいながら、窓の外の色づいた山肌を見ながらゆっくりとしました。

 昼飯は、ネットで調べていた古民家カフェで食べるつもりでした。ところが、あやべ温泉までの道の途中でナビが「目的地に到着しました」と教えてくれたところに、それらしき店はありませんでした。廃屋のような建物をのぞきこむと、そこがかつてはカフェだったらしいことがわかりました。こんな場所で営業を続けるのは大変なのでしょう。

 時間はたっぷりあるので、「二王の湯」につかりました。美肌の湯だそうですが、確かにつるりとする柔らかい湯でした。

 入浴料は500円とリーズナブルでした。回数券をもった地元の人でにぎわっていました。

 外に出ると。時雨れていました。

 あやべ温泉 二王の湯・二王館
 0773-55-0262
 綾部市睦寄町在ノ向10

茨木 「釜あげ饂飩 唐庵」の釜あげうどん

 茨木まで奥さまのアッシーをしました。肌寒い1日でした。温かいものが食べたくなり、駐車場があることがわかっていた讃岐うどんの「釜あげ饂飩 唐庵」まで走りました。
 店名にもなっている名物の「釜あげうどん」(600円)に、お昼のセットメニューの「京都産玉子かけごはん」(220円)をプラスしました。それにしても炭水化物ばかりです。
 砥部焼の大きな器で、たっぷりの湯につかったまま登場しました。つけ汁も熱々です。太くて、もっちりとした食感を楽しみました。

 好物の玉子かけごはんです。プリッとした玉子に紫蘇の紫も美しいしば漬けでいただきました。
 丼にたっぷりの量です。メニューにはご丁寧にも「大盛りも同じ料金」と書かれてました。そんなに食べる人もいるのでしょう。

 奥さまが頼んだ「海老天うどん」には、立派なえびが2尾、天を突いていました。1尾がおすそ分けされました。きょうは11月22日でした。

 釜あげ饂飩 唐庵
 072-634-3366
 茨木市大池2-11-15

 奥さまは茨木市生涯学習センターでのロビーコンサートのピアノ伴奏でした。待ち時間に、お隣の中央図書館に併設されている「富士正晴記念館」に行きました。
 茨木市安威の竹林に永く住んだところから「竹林の隠者」と称された作家にして詩人です。企画展「成功した山崎豊子、才能を見抜いた富士正晴」が開かれていました。
 記念館には、当時の居宅と居間が再現されていました。
 わたしが駆け出し記者だったころ、文章の書き方を教えてもらった名文家のデスクが、後に富士正晴の安威での生活などを記した連載が記憶に残っています。
 

 富士正晴記念館
 茨木市畑田町1番51号(中央図書館併設)

時雨れる寒さ 京都府最高峰の皆子山

 京都府最高峰の皆子山(971.5m)に、山仲間のOさんと登りました。
 天気予報は晴れのつもりでしたが、京都北部はずっと時雨れたまま。冷たい小雨がパラつきました。手袋を忘れた素手は凍り付き、今年初めての冬を実感しました。
 それでも、高校生時代以来の半世紀ぶりの山頂に、こんなだったかなあと記憶をたどりながら、感慨深い山行となりました。

 山頂近くは、寒々とした冬の風景でした。

 麓に降りてくると、まだまだ晩秋でした。高度差500mほどでしたが、2つの季節がクロスオーバーしていました。

 予定より早く下山したので、朽木まで車を飛ばして温泉につかりました。帰り道は坂本の日吉大社門前にある「本家 鶴㐂そば」で温かいそばをいただきました。
 山行本番もよかったですが、アフターの方も充実していました。

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