清里と軽井沢 おいしい朝食

 旅に出る楽しみのひとつが、おいしい食との出会いです。それが「朝食付き」というオプションであっても、その日の元気をチャージしてくれます。
 清里では「プチホテル&レストラン オールドエイジ」に泊まりました。清泉寮まで富士山と日の出を見に行ってからのテーブルでした。
 プリッツプリのソーセージです。ヨーグルトには果物がいっぱい。温泉卵もついてました。 
 大盛りのサラダにびっくりしました。新鮮な野菜が山を築いていました。

 野菜が溶けるほどに煮込まれたスープです。朝の胃袋に流れ込みました。

 温かなパンです。一方は、ベーグル地のようにもっちりとしていました。

 コーヒーもおいしいなと感じさせてくれます。

 テラスのような席で、朝の陽ざしを浴びていただきました。

 イングリッシュガーデンが人気の宿です。

 プチホテル&レストラン オールドエイジ
 0551-48-2341
 山梨県北杜市高根町清里3545

 軽井沢大賀ホールで「反田恭平 ピアノリサイタル」を聴きました。そこで泊った「旧軽井沢ホテル東雲」の朝です。
 パンとコーヒーにスクランブルエッグ、ソーセージとミニサラダ、スープとどれも適量でした。これくらいのボリュームで大満足でした。

 部屋のカーテンを開けると、向こうの駐車場に3台のオープンカーが並んでいました。ホテルに泊まってたカー・オーナーが、丁寧に車体カバーを取り外し、始業点検をしていました。やがて、助手席に奥さまを乗せて3台そろって走り去りました。こんな旅もあるのです。

 旧軽井沢ホテル東雲
 0267-41-3577
 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢1278-16

清里の清らかな音 多音他工房

 清里の多音他(たねた)工房を訪ねました。
 「日本で唯一の18弁オルゴールから手廻しオルガンまでを制作する音の工房です」
 その18弁オルゴールのハンドルをクルクルと回すと、「イエスタディ ワンス モア」のかわいいメロディーが奏でられました。

 細長い五線がプリントされた紙には、オタマジャクシに沿って小さなな穴が開いてます。それが音になって出てきます。
 昔、市電の車掌が使っていたような口先が長いパンチで、自分で穴を開けるのです。編曲も作曲も自由です。
 オルゴールからパンチまですべてがセットになって売られていました。金額のことは忘れて、思わず孫娘に買ってやりたくなりました。

 ストリートオルガンともいう手廻しのオルガンです。
 新聞社の先輩、Yさんは、このストリートオルガンを手作りしておられます。FBでわたしが清里に来ているのを知って、「懐かしい」とコメントしてくれました。
 Yさんは、オルガンを制作するために何度もこの多音他工房に訪れておられました。おかげでわたしもその清らかな音に触れることができました。

 木製のパイプが何本も立っています。金属製のパイプオルガンとも原理は同じです。
 工房の主は、元は家具職人だったとか。精緻な木工技術を土台に、音の世界が広がっているのです。

 壁には、美しくデザインされた時計が並んでいます。

 主がオルガンの背後についているフイゴをパタパタと動かして空気を送り込んでくれました。

 鍵盤にあわせて、オルガンが響きました。

 これから修理するという製作から100年は立っているというオルガンです。

 窓の外には清里の野山が広がる素晴らしい空間でした。

 多音他工房
 0551-48-5342
 山梨県北杜市高根町清里3545-1

軽井沢・万平ホテル ジョン・レノン直伝のロイヤルミルクティ

 「ジョン・レノン直伝のロイヤル・ミルクティを是非に!」と、友だちのお薦めでした。軽井沢での昼飯は、こちらと決まりました。
 もちろん、頼みました。というか大半の客が注文していた「ホテルおすすめロイヤルミルクティ」と「伝統のアップルパイ」のセットです。
 昔懐かしい甘さ控えめのこれぞアップルパイです。

 ジョン・レノンは1970年に初めて宿泊。76年から亡くなる前年の79年までは、毎年やってきたそうです。
 英国人らしく本場のロイヤルミルクティを伝授しました。
 そのお味は、ほのかに甘く、ミルクたっぷりの柔らかいものでした。

 広いカフェテラスですが、客の密集を避けるように空席をとってました。

 風に吹かれる席も気持ちよさそうでした。

 アップルパイはテークアウトもできました。

 支払いには全国割のクーポンを利用しました。
 1泊目の清里では「やまなしグリーン・ゾーン旅割」の適用で、宿泊代が1人5000円引きにクーポンが3000円分ついてきました。
 2泊目の軽井沢では「信州割」が使えました。宿泊代が40%引きで、クーポンは休日だったため1000円をいただきました。
 全国旅行割引なんて話題にもなる前にネットを通して宿泊予約をしていました。予期せぬ大恩恵に浴することができました。

 大混雑を予想して11時過ぎにやってきました。それでも「1時間ほどお待ち願います」。実際にはそれほど待ちませんでした。

 壁にはレノンのポスターがかかっていました。

 創業130年となる2024年に向けて大規模な改修改築工事が計画されており、23年1月4日から約1年半営業を休止することになっています。

 万平ホテル
 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢925

 万平ホテルとともに軽井沢を代表する三笠ホテルにも行ってみました。
 こちらは解体修理のために休業中でした。
 結婚した最初の夏休みにやってきた思い出の地でした。

 ホテルにつながる三笠通りです。車をストップさせて運転席から写しました。
 この坂道を、タンデムの自転車を漕いでやって来たのです。若かったんですね。

軽井沢大賀ホールまで聴きに 反田恭平ピアノリサイタル

 軽井沢までやってきました。旅のメーンイベントでした。「反田恭平 ピアノリサイタル」を聴きました。
 憧れだった大賀ホールです。SONYの社長だった大賀典雄氏によって2005年に生まれたホールです。昨年のショパンコンクールの凱旋リサイタルはチケットが取れず、そのリベンジでした。
 ホールの玄関です。期待が膨らむ瞬間でした。

 音響を考えてホールは五角形をしています。木のぬくもりが感じられる、上質な空間です。

 きょうのピアノはスタインウェイでした。演奏直前まで調律されていました。

 反田くんの演奏を生で聞くのは4回目ですが、リサイタルは2回目。しかも中規模ホールの前の席とあって、息遣いすら聞こえました。
 

 プログラムは前半がバッハとブラームス、後半はショパンでした。
 バッハの最初の音が響いた瞬間、「これはスタインウェイの音じゃないと感じた」と奥さま。確かにSHIGERU KAWAIの響きに近いようでもあり、油絵より墨絵に近い音色に聞こえました。大賀ホールの響きだったのかもしれません。
 お得意のショパンは、昨秋のショパン・コンクール以来、聴き続けている華やかな世界がひろがりました。
 アンコールは定番のラルゴと英雄ポロネーズでした。拍手は絶えず猫のワルツが続きました。もうこれで終わりと客電が上がり、舞台ライトが落ちました。それでもスタンディングの拍手は鳴りやみませんでした。それに応えて献呈(シューマン=リスト)までプレゼントしてくれました。

 大満足のリサイタルは終わりました。それでも立ち去りがたく、ホールの横にはファンが並んでいました。
 ホテルに戻るだけで時間があるわたしたちには、人生初の「出待ち」でした。

 あたりがすっかり暗くなったころ、反田くんが現れました。「お疲れさまでした」と声がかかると、愛想よく手を振って車に乗り込みました。

甲州・清里 清泉寮の朝

 清里のプチホテルに泊まりました。朝は早く目覚めたので、ご来光を見ようと清泉寮に行きました。
 富士山は、残念ながら雲に覆われたままでした。
 日の出の時間(午前5時52分)になると、右手の南アルプスが赤く染まりました。モルゲンロートでした。左が日本第2の高峰・北岳、右は甲斐駒ヶ岳です。

 日本百名山の金峰山の左から太陽が顔を見せるはずでした。赤く染まりましたが、そこまででした。

 富士山の雲は、いつまでたっても垂れこめたままでした。

 北岳の上に、秋の雲が広がりました。

 【追加画像】
 ホテルをチェックアウトしてもう一度、清泉寮に戻りました。中腹に雲をまといながらも、富士山がその頂を見せてくれました。やはり「富士は日本一の山」でした。

信州 白駒の池の紅葉

 信州・八ヶ岳の山麓にある白駒の池を一周しました。真っ赤な紅葉が、池畔にベルトとなってました。
 期待した「八ヶ岳ブルー」の空は広がりませんでした。太陽は雲間に隠れたままでした。白い雲が沸きあがってきて、幻想的な風景も演出しました。 

 山小屋の白駒荘でソフトクリームをいただきました。濃厚味でした。

 木道が整備されていました。一周で1時間半ほどの心地良いウォーキングでした。
 未明にクルマで自宅を出発しました。順調に走って9時半ごろには白駒の池駐車場に到着しました。ところが、180台収容の駐車場が行列。40分ほど待たされました。

自分でつくる トマトソースのパスタ

 自分でつくるパスタは、ちょっと久しぶりです。
 冷凍庫に、夏につくったトマトソースが残っていました。あとはベーコンと彩のピーマン、ニンジンを刻んだくらいです。
 ケチャップも足して、濃厚ソースとなりました。

 夏の間は飲んでませんでした。冷蔵庫に残っていた1本をプシュと開けました。おいしくいただけるまでに回復しました。

 好物のニンジン葉のごま和えとなった葉付きのニンジンです。未成熟の根の部分だけが残っていました。当然ながら味はニンジンです。

東山三十六峰 その6 如意ヶ岳から大文字山

 ふとん着て寝たる姿や東山-と詠まれた東山三十六峰を巡るウォーキングです。
 顔のあたりでしょうか。京都五山の送り火の大文字があることからすぐに目につくのが大文字山です。きょうも山頂は、ハイカーらでにぎわってました。その奥の主峰、如意ヶ岳が第11峰です。
 びわ湖側のJR大津京から長等山、如意ヶ岳、大文字山と歩き、第14峰の善気山、第10峰の月待山を巡って銀閣寺に降りました。
 秋の花には出会えませんでしたが、秋の空気を存分に吸い込むことができました。 

 長等山から見下ろすびわ湖です。遠くに伊吹山が霞んでいました。

 如意ヶ岳近くの管理道路です。みごとに秋の空でした。

 小さく「10」と書かれている月待山です。東山三十六峰の唯一の証でした。
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摂津峡から阿武山へ低山巡り

 天気は回復傾向のようでした。新しいカメラ、LUMIX LX100M2をもって山歩に出かけました。
 高槻北部の摂津峡から阿武山への低山巡りです。期待に反して太陽は顔を見せず、肌寒さする感じるほどでした。
 阿武山の頂上で、弁当をいただきました。保温ボトルの湯でつくった温かいみそ汁がうまかったです。

 白滝が流れ落ちます。もはや冷たそうです。

 紅葉するのはまだ先です。

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京都・広小路 前田珈琲文芸会館店の名物ナポリタン

 暑い夏の日々に食べ連ねた「京の三十三食」の番外です。
 京都の医大病院で血液検査を受け、診察までの間のランチでした。小雨がパラついてきました。病院近くの京都府立文化芸術会館にある前田珈琲で済ませました。定番の「名物ナポリタン」(980円)です。
 三十三食の七番でも明倫(旧明倫小学校教室)店で同じ名物ナポリタンを食べています。きょうは違うものをとミートスパゲティを頼みましたが、「申し訳ありません、売り切れました」。
 お味は、こちらの方がトマトの酸味が強かったです。ボリュームもあって食べ応えがありました。 

 コーヒー(プラス200円)も頼みました。すでにホットがおいしいシーズンです。

 あの夏の日々は去り、どんよりとしてうすら寒さすら感じます。季節が移りました。

 ゆったりとした店内です。

 前田珈琲は、文博(文化博物館)店、京博(国立博物館)店、アルティ(府民ホールALTI)店、マンガミュージアム(国際マンガミュージアム)店などと文化施設のあちこちに出店しています。

 前田珈琲文芸会館店
 075-253-6767
 京都市上京区寺町通広小路下ル東桜町1 京都府立文化芸術会館内

 放射線照射1か月後の診断でした。気になる腫瘍マーカー値は、ストンと下降していて、大きな効果があったことが判明しました。報われた気分でした。7月末から続けてきた断酒も、「ぼちぼちと再開しても結構です」とのお許しをいただきました。