ウィーン土産のクリスマス・オーナメントに、手づくりのサンタクロース、ツリーを加えて「わが家の メリー・クリスマス 2023」ができあがりました。
スワロフスキーの星は、光の具合を調整して輝かせました。
実際のリビングは、こんな具合です。
知人にいただいたロイヤル・コペンハーゲンです。
クリスマスカードは、ウィーンのカールス・プラッツ駅に降り立ったサンタクロースです。
玄関はシンプルに飾りました。
ドレスデン土産のクリスマス・ピラミッドは、わが家にやってきて11年目です。
窓の外はシュテファン大聖堂でした。急こう配の屋根に雪が残っています。
高さ136.7メートルの南塔がそびえます。なんと1359年に65年がかりで完成しました。
雪が消えた大聖堂の屋根は、10色のタイルで彩だれたモザイクが鮮やかです。
南東のこの屋根には、ハプスブルク家の紋章である双頭の鷲が描かれています。
別の夜に通りから見上げました。
シュテファン大聖堂で5日午前零時から演奏されたモーッアルトのレクイエムを楽しみました。
とにかく近くてリーズナブルな宿として、いつも使っているBookin.comでたまたま予約したのが Gästehaus Deutscher Orden Wien でした。それほど由緒あるところとは、知りませんでした。
部屋にはいる壁には、ベラスケスの描いたマルガリーテ王女が飾られていました。大好きな絵画です。美術史美術館で再会しました。
質素な部屋ですが、ゆったりとしていました。
最上階(6階)にあり、天井の傾斜にあわせた窓があります。
ここでもリクエストでバスタブつきです。小型冷蔵庫と湯沸かしポットくらいがあれば最高でした。
チェックイン時に鍵束を預かり、深夜でもその鍵で出入り自由。ほとんど他の宿泊者と出会うことはありませんでした。
窓の外には、前夜来の雪が残ってました。
翌朝は、またもや雪が降り積もっていました。
屋根が真っ白になってました。
廊下の窓にクリスマス・オーナメントが飾られていました。
中庭を見下ろしました。
ゲストハウスがあるドイツ騎士団修道会の館はジンガー通りに面してます。建物内に教会もあり、その塔がそびえています。時間になると、鐘の音が響きました。
筋向かいにある看板だけがのぞいている「BILLA」は、お世話になったスーパーマーケットです。
ドイツ騎士団修道会は、ローマ・カトリック教会の公認する騎士団で、12世紀に結成されました。十字軍でも活躍しました。現在は、ここに本部が置かれています。
教会の扉です。毎日9時からミサが行われていました。
当時25歳だったモーツァルトは、1781年の3月16日から5月2日までここに滞在しました。この期間に、それまで仕えたザルツブルク大司教と決別して、ウィーンで音楽家として独立する決断をしました。
モーツァルトのコンサートの案内看板です。コンサートの受け付けが行われているのにも遭遇していました。
館の2階にウィーン最古といわれるホール、サラ・テレーナがあります。モーツァルトもここで演奏したことがあるそうです。
これを知ったのは帰国後です。そんなことなら「いずれチンドン屋楽団だろう!」とバカにしないで、一夜を楽しんでおくべきでした。
中庭に通じているドアです。
中庭から見上げるシュテファン大聖堂の尖塔です。
中庭の奥の方から館を抜けると、もう一つ中庭がありました。見たような記憶があると思ったら、カフェのハース・アンド・ハースの入口でした。
黄色いローズが雪をかぶって凍っていました。
中庭を抜けて左に歩いた先にモーツァルト・ハウスがありました。「フィガロの結婚」を書いた住居です。わたしが初めてウィーンを訪れたときにはフィガロ・ハウスと呼ばれていました。
ハース・アンド・ハースの横の通路を抜けると、大聖堂の裏手に出ました。
この花屋さんは、いつもきれいでした。クリスマス・リースが山積みされていて、ひとつ買って帰りたかったです。
グーグルの航空地図で位置関係を確認しました。
右下の黄色丸印が、宿泊した部屋です。矢印が大聖堂の方向です。
12月とは思えない暖かな日が続きます。ダウンコートなしで散歩しました。
西国街道を東に歩き、山崎のあたりです。山崎ウラロジ食堂の前の民家がなくなり、裏路地感が消失してます。それはともかく、昼飯は「本日のウラロジサービス定食」(1000円)です。
チーズハンバーグ、コロッケ、豚と春雨炒めがワンプレートになっています。ハンバーグはチーズがトロリとしたソースをかぶっています。
ご飯は大、中、小と選べて中ですが、食べ応えがありました。
飲み物もセットで、ホットコーヒーです。
窓の上をJR京都線が走っています。貨物列車が来ると、ゴトリと揺れます。その向こうはサントリー山崎蒸溜所です。
地元・島本町のキャラクター、みづまろくんにちなむ物価高対策商品券で支払いました。
通路の両方にあった民家がなくなりました。すっきりとしています。
「家が建ったら、また路地裏になりますよ」と店のおっちゃんは話してました。
山崎ウラロジ食堂
075-961-1177
大阪府三島郡島本町山崎3-5-7
サントリー山崎蒸溜所につながる踏切です。「撮り鉄」に人気のサントリーカーブの近くで、通過する「特急はるか」を撮影しました。
「カフェ・レオポルド」で昼飯にしました。カフェと名乗ってますので「カフェ巡り」としましたが、いささか趣きが異なります。いうなれば学生食堂。アジア無国籍料理の店でした。
ミュージアムクォーターという複合アートエリアにあるレオポルド美術館の2階にあります。
わたしが頼んだんは「日本風エビカレー」です。まぎれもなく、辛さ控えめの日本のバーモントカレーか何かのお味でした。エビフライが4匹も泳いでいて、満足しました。
白飯も必須です。真ん丸にてんこ盛り。ゴマが振られていました。
奥さまが頼んだのは、要するに豆腐丼です。揚げ出し豆腐よりもっと堅く揚げた豆腐がどっさり。野菜も満載で、「なかなかご飯に到達しなかった」そうです。
ひと口、もらいましたが、つけ醤油がやたら甘かったです。
外は寒いですが、どこも室内は温かいです。ビールがうまいです。
ゆっくりとお茶を楽しむというより、食事をしている客が多かったです。ざわついていて、落ち着いたムードはありませんでした。
美術館とつながってますが、横の階段を上れば外部からも直接、入店できます。
レオポルド美術館は、エゴン・シーレやクリムト、ココシュカらウィーン世紀末を代表する作家の作品が多いです。
中庭に立つ柱は何なんでしょうか。クリスマスツリーを抽象しているのでしょうか。
ウィーンのシュテファン大聖堂で、モーッアルトが亡くなった同じ日の同じ時間(12月5日未明)に「レクイエム」(死者のためのミサ曲」が演奏されました。
指揮はピアニストの反田恭平でした。これが聴きたくて、はるかウィーンにまで追っかけをしました。
ラッキーなことに、大聖堂で行われたリハーサルに立ち会うことができました。一部は動画に記録しました。ブログ「『どたぐつ』をはいて・・・」にアップしてますが、それをDVDにして保存することにしました。
知人にもお土産として聴いてもらおうと、10数枚も焼きました。
ジャケットは、反田くんのリハーサル写真をフューチャーしています。
プログラムは2€でした。黄昏のシュテファン大聖堂がデザインされています。
ウィーンが誇る世界遺産、シェーンブルン宮殿にも行きました。
観光客が必ずといってよいほど訪れるスポットです。この日もにぎわっていました。
ここでもプンシュは外せません。
スノーグローブはウィーンで生まれたそうです。日本ではスノードームと呼ばれ、ひっくり返すと球体の中に雪が降り、メルヘンの世界が出現します。
2人の孫へのみやげにしました。
どのお店も、売っている人の顔が見えます。
他のクリスマス・マーケットと比べて、手作り感のある商品が多い気がしました。
宮殿内には動物園もあります。
チケットはちょっと高かったですが、動物園内にあるシシーが愛したカフェ、カイザー・パビリオンに行きたくて入園しました。
この寒さでは、動物たちが雪の上を散歩しているはずがありません。
人気のパンダが飼われています。これは看板です。
パンダはぬくぬくとした飼育舎内でお昼寝中です。
せめってこっちを向いて眠ってよとは、余計なお世話です。
マングースが、あちこちの穴から顔をのぞかせます。もぐらたたきのようで、叩いてみたくなります。
道に沿った木は、高さをそろえ、平面に刈られています。
マリア・テレジア・イエローの静かな宮殿です。
小高い丘にグロリエッテが霞みます。
暑い夏の日に、汗をかきかき歩いた思い出がありますが、この日は人影もまばらでした。
ウィーンでの前半の4泊は「アパートホテル アダージョ」に泊まりました。名前のごとく長期滞在者向けのホテルで、部屋にキッチンがあります。前回の旅でも1週間ほど滞在して快適だったので、またこちらとなりました。
朝食は別料金で、いい値がします。というわけで、ケチケチ自炊が前提です。
玉子を焼き、パンを温め、もってきた紅茶でいただきます。
近くのスーパーで買ってきた野菜もあります。
ワインのアテはどん兵衛です。これはスーツケースに詰めてきました。
トースターはないので、フライパンで焼いたパンは焦げてます。
簡単な夕食には、「サトウのごはん」でおにぎりです。
ふりかけがおいしいです。
スーパーで買ってきた巻きずしもいただきました。アボカドとサーモンです。
それなりのお味です。
チェックイン直後に部屋をチェックしました。キッチンには食器や鍋などがひと通りそろっています。
「バスタブ付き」はリクエストです。日本人です。これがなくては落ち着きません。
リンク沿いのトラム停留所の前にあります。右側のクリーム色です。2階(日本風では3階)の角に近い部屋でした。
ウィーン土産のクリスマス・オーナメントです。
ガラス細工の星とスズ細工の花束です。
さっそく2つをディスプレーできる小物をつくりました。
こんな飾り方を想定していました。
北欧からやってきたサンタクロースと、コピーの2体、そしてツリーに合わせました。
直径3ミリの真鍮パイプがあったので、ハンダ付けで細工しました。黒がなかったので白色ラッカーを吹き付けています。上部のアーチ部分はピアノ線です。
もう一方は、檜の角材を接着剤でくっつけて、アクリル絵の具で仕上げました。
手造りのガラス細工です。
ネットで調べたら、sternenprinz.at がヒットしました。確かにこのおじさんから買いました。
シェーンブルン宮殿のクリスマス・マーケットです。
myra – kristallklar という商品のようです。
myraは古代ギリシャの都市の名前です。その澄んだガラスということのようです。
店のおじさんは「スワロフスキーだよ」と話してました。
スズ細工は、市庁舎前のクリスマス・マーケットで見つけました。
アレもコレもかわいいです。