好天に誘われて、カメラをザックに入れて散歩しました。家から西国街道沿いに歩き、ちょっと山手にある山崎聖天まで半時間ほどです。
参道に腰かけて振り返ると、鳥居の向こうにJR京都線が走っています。しばらく待ちました。
下りサンダーバードが駆け抜けます。先頭車が通過するほんの一瞬を切り取るのは、大変です。
新幹線の向こうは、石清水八幡宮のある八幡です。
JR快速も通過します。さらに足許には阪急京都線も走ってます。
スーパーの鮮魚コーナーをのぞくと、おいしそうなシラスが並んでました。アヒージョにしようと、手を伸ばしました。先日、スペインバルで食べたばかりです。
ほぼ同じ味に仕上がりました。もう少し塩気があってもよかったかもしれません。こればかりは、シラスの塩加減がわかりませんから、出たとこ勝負です。
アヒージョにするのならバケットが必要です。夕刻に、わざわざ歩いて「青葉のパン屋」まで買いに行きました。ラッキーなことに、まだバケットが残ってました。
お相手は、当然ながら「白」です。
シラスは、香川県さぬき市の津田で獲れてます。高松勤務の社会人1年生の夏、津田の松原の海水浴場で泳いだことがあります。
直火ができる皿にオリーブオイルを満たし、ニンニクとタカノツメの香りを移します。
シラスを入れればすぐに完成です。
仕上げに卵黄を載せました。でも、パセリを振りかけるのを忘れてました。冷凍しているのがあったのに。
本日のメーンは、サケのソテーです。塩麹に漬かってます。こちらは奥さまの作です。
バッハのマタイ受難曲を天満教会で聴きました。それを歌って空腹という奥さまと、地下鉄・南森町のすぐ近くにあった「TABERNA バルセロナ」でちょっと一杯です。
まずはイベリコ豚の生ハムです。燻製がよく効いてます。
最初はスペインの生ビール「アンバーエクスポート」です。アルコール度7%とかで、ベルギービールにも似たこってりとしたワインのようなビールです。
喉がかわいたという奥さまは、サングリアを注文です。
「お薦めは?」と聞いて頼んだ、今がシーズンという芽キャベツのなんとやらというピンチョスです。おいしい。
シラスのアヒージョです。最初はタコのアヒージョを頼んでましたが、メニューをくっていくうちにこちらを発見、変更して正解でした。
バケットに載せて、オリーブオイルたっぷりで食べるとサイコーです。これは、自分で再現したい味です。
白ワインも追加しました。
イベリコ豚肩ロースの焼きです。いい脂です。
まだ時間が早いせいで、静かな店内でした。落ち着いていただけました。
TABERNA バルセロナ
06-6354-2062
大阪市北区天神橋2-3-16 南森町ビルB1F
J.S.バッハのマタイ受難曲を、大阪・天神橋の日本基督教団・天満教会で聴きました。
あすはイースター(復活祭)です。弟子の裏切りで十字架にかけられたイエスは、予言通りに3日後に復活します。そのエピソードは、受難曲でも最後に出てきます。終曲の合唱に向けて盛り上がっていくところです。3時間を超す大曲です。
指揮・エヴァンゲリストは畑儀文さん(写真左端)。合唱は大阪バッハ合唱団と名乗ってますが、これを歌うために結成されたました。ソプラノに、わたしの奥さまも混じってます。
そこそこ広い教会です。でも90人ほどの合唱、2編成のオケが入ると、聴衆との比率は1:1ほどです。
さすがに合唱のボリュームがありすぎて、といっても女声だけですが、それでなくても響く教会の2階席で聴いのもあって、バランスがいまいちでした。
とはいえ、やはりバッハです、マタイです。祈りの歌声が、また聴けたという思いを満たしてくれました。
マタイ受難曲は、これまでにわたしが聴いた生演奏では、一番回数が多い曲に間違いがありません。信者でもないのに。
これまでに聴いたマタイ受難曲。
天満教会は、1879年(明治12年)にこの地に建てられました。クラシックな現在の礼拝堂は1929年に建てられ、大阪空襲からも逃れました。耐震補強、改修が行われ、内部はきれいになってます。
日本基督教団天満教会
大阪市北区天神西町4-15
ジムでたっぷりと汗をかいて体重計に載ると、運動を始める半年前より3キロ減量となってました。気をよくして、昼飯はがっつりと食べてしまいました。
「定食専門店 いててや」です。頼んだのは好評というの「チキンエスカロップ定食」(865円)です。ほぼ同時に入った先客もオーダーしてました。実はこの店は初めて。どんな料理が出てくるのかわかりませんでした。
どーんと登場です。ベースは、分厚くて柔らかいチキンカツです。溶けるチーズがたっぷりとトッピングされてます。それがドミグラスソースを浴びてます。
チーズの糸の弾き方が半端でないです。
御飯は、「並でいいですか?」と念を押されました。それでこのどんぶり飯です。中も小もあり、さらに大盛りまであります。
コールスローもドサリと盛られてます。マカロニも隠れてました。
いや、満足、満足。
カウンターだけの店です。結構奥行きがあり、席の間隔が広いのでゆったりと座れます。見上げると、メニューがあります。
エスカロップは北海道・根室の名物で、ポークカツレツをケチャップライスに乗せてドミグラスソースをかけた料理のことだそうです。とすると、こちらはかなりのバリエーションのようです。
後ろの壁面には、ボンボン時計に招き猫やタイガースグッズなどが雑然と並んでます。
LUXMANのアンプがジャズを奏でています。壁面に収まったスピーカーはJBLです。ここはジャズ喫茶かという異質な感じで、ムーンリバーの女性ボーカルが流れてました。壁のLPのジャケットは、色あせてます。
年配のマスターがひとりですべてを仕切ってます。料理をつくり、皿を洗い、お勘定をして、電話の応対をして、CDが終わるとリプレーのボタンを押して・・・。その無駄のない動きを追っているだけでも気持ちが良いです。
定食専門店 いててや
072-674-4800
高槻市城北町2丁目13-14
「いぶりがっこ」でチャーハンをつくりました。コリコリとした食感がいいですね。塩分もほどよく、チャーハンとの相性はぴったりです。
鶏肉が残ってました。たっぷりの白髪ネギとともにトッピングしました。スープは、湯をそそぐだけのいつものワカメスープの素です。
鶏肉を焼き、醤油や酒、ミリン、ゴマ油などのタレに漬け込んでいます。タカノツメが効いてます。
いぶりがっこは、大根を囲炉裏の上に吊るして燻し、米ぬかで漬け込んだ秋田の伝統的な漬物です。スモークの香りが移ってます。
右下が小さく刻んだいぶりがっこ、左下はカマボコです。ニンニク醤油で味付けしました。