大津・坂本 「本家鶴㐂そば」の野菜天ぷらそば

 大津・坂本までやって来ました。となれば昼飯は「本家鶴㐂(喜)そば」しかないでしょう。京阪・坂本で下車すると、まっすぐにやって来ました。
 予想していたとはいえ、すごい行列でした。それでも待ちました。回転は早かったです。
 「野菜天ぷらそば」(1300円)です。カリッと揚がった天ぷらと、ここならではのそばです。腹を空かせて待った値打ちがありました。

 これがうまいシーズンになりました。

 メニューには2000円、3000円台のセットが並びます。とても、とてもです。
 ビールを飲んで2000円ちょっとの会計が、わたしの財布具合でした。

 父のお気に入りでした。京都・下鴨の実家から車で大原、途中と走って、よく食べに来たのも思い出です。

 ウェイティングリストに名前を書いて、のんびりと待ちました。

 本家鶴㐂そば
 大津市坂本4-11-40
 077-578-0002

京城勝覧を巡る 第十五日 江州東坂本にゆく道

 江戸時代の儒学者、貝原益軒が記した京ガイドツアー本「京城勝覧」に沿ったウォーキングは、びわ湖への道の2回が残っています。
 桜も咲いたことだしと、第十五日を歩きました。
 益軒は白川から山中を越えて坂本を目指します。帰途に小関越から山科に戻りますが、わたしは逆に山科からスタートしました。
 びわ湖疏水の桜は、まだ咲き始めでした。
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今夜の一献 春の香り~土筆の佃煮、卵とじ

 ちまちまと居酒屋風に並びました。
 味わった春の香りです。土筆(つくし)が1袋100円でした。つい手が出てしまいました。
 買っておきながら、「こんなたくさんどうするの?」という山盛りを前に、1本1本、額を取り除きました。
 奥さまが佃煮風に煮てくれました。醤油味が勝りますが、気持ちは春満喫です。
 知り合い作のイカナゴのくぎ煮も並んでいます。

 土筆の卵とじです。こちらの方が、ほろ苦さも残っています。

 一緒にゲットしたシイタケは、清酒をかけて魚焼き機でやきました。肉厚でうまいです。

 小松菜とエリンギ、豚肉の炒め物です。
 

 もう一品は、九条ねぎのぬたです。これが口にあいました。

 お相手は、いただきものの天橋立ワインの赤です。
 豊かな香りと、まろやかなお味です。いつものバギンボックスとはひと味も、ふた味も違います。

 茨木の山の中にある「見山の郷」までドライブしました。スーパーには並んでいない品に、つい手が出ました。
 すぐ前を流れる川辺の桜は、まだまだ蕾が堅かったです。

 de愛・ほっこり「見山の郷」
 茨木市長谷1131
 072-649-3328

京都・岡崎 一番星の「中華そば 並 玉子入」と疏水の桜

 一気に桜、開きました。
 京都・鹿ケ谷の哲学の道から歩きました。岡崎までやってきて昔からある中華そばの「一番星」です。
 メニューはシンプルです。「中華そば 並 玉子入」(800円)です。喉を潤したかったのですが、そんな瓶はなく、水でガマンです。
 茶色く濁ったスープです。味もシンプルです。豚骨でしょう。細い麺ともやしが、うまく絡ん箸にひっかります。
 トッピングにスライスしたゆで卵というのは、初めてです。

 テイガクは、見たこともない漢字で「棣鄂(テイガク)」です。麺屋棣鄂は京都・上鳥羽にある製麺所で、全国300のラーメン店で使われています。麺が汁とよく絡むのだそうです。

 一番星
 075-751-9692
 京都市左京区岡崎北御所町28-4

 椿を鑑賞した霊鑑寺から疏水端の哲学の道に下ってきました。
 一気に開いたようです。

 すでに満開のこちらは、ソメイヨシノより一足早く咲く品種のようです。

 枝垂れ桜が満開です。

京都・鹿ケ谷 霊鑑寺の「落ち椿」

 京都・鹿ケ谷(ししがたに)の霊鑑寺の庭を初めて拝観しました。いつもは非公開の尼門跡寺院です。「椿の寺」として知られます。
 「谷の御所」とも呼ばれ、広い庭内には100種以上の椿が植えられています。
 今を盛りと咲いていますが、早くも苔むした庭に鮮やかな花弁がこぼれていました。

 花弁が別れずに、一輪がそのままポトリと枯れ落ちます。

 苔の上に咲いているようです。

 「こぼれ椿」と表現したかったのです。
 ところが、「桜散る 梅はこぼれる 椿落つ 牡丹崩れる」というそうです。

 木漏れ日の緑とピンクのコントラストが鮮やかです。

 灯篭にも一輪。

 手水鉢にも。

 瑞々しく咲いています。

 京都一周トレイルが前を通っていて、何度も歩いたことがありました。

 霊鑑寺
 075-203-2940
 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町12

 春の特別拝観は4月10日まで

自分でつくる 「一つ覚え」のパスタ2題

 きょうも飽きずにパスタです。「ほうれん草のペペロンチーノ」です。
 自家栽培の採れ立てで柔らかいほうれん草をいただきました。湯がきもせずにそのままフライパンに放り込みました。すぐにしっとりとして、いいお味です。

 長い軸を食べるブナシメジもいれました。ニンニクたっぷりです。

 3日前の昼飯です。この日は、舞鶴で買ってきて冷凍していたイカを使いました。

 茎ブロッコリーの緑が鮮やかです。

 言われる前に、「馬鹿の一つ覚え」であります。

「市川正人 木工芸展」と煎茶

 「よい時に来られました」と、煎茶のお相伴をあずかりました。
 JR京都駅地下街の「ポルタギャラリー 華」で開かれている「市川正人 木工芸展」です。
 京都・宇治にある黄檗山萬福寺の茶礼から発展した茶道、黄檗売茶流をたしなまれる木工芸作家の市川正人さんが、煎茶をふるまったくださいました。 

 裏千家の茶道なら、亡母の仕草を見ていましたが、煎茶は初めてです。

 季節らしく桜が載った薯蕷(じょうよ)饅頭といただきました。
 まずはお茶を。かすかな渋みと、ほのかの甘みが混ざったうるわしい口当たりです。二煎目は、落ち着いた味になってました。

 「その箸のようなものは、何ですか?」と同席者。実演してくださいました。
 急須の後始末用でした。それにしても、びっくりするような鮮やかな玉露の葉が出てきました。

 木目が美しい市川さんの作品です。

 日本伝統工芸展でも表彰されています。

 こんな緻密な細工が施されているのです。

 わたしの部屋にもアクリルパネルにはさんで飾っている棟方志功の「釈迦十大弟子板画柵」(倉敷・大原美術館蔵)です。別物のように素晴らしい装丁となっています。

 この五稜箸で「今夜の一献」と参りたいものです。

 素晴らしい作品が並びます。

 突然、わが家のお正月です。
 木製漆塗りのランチョンマットは、何年も前に市川さんに作っていただきました。愛用しています。
 お屠蘇に使う銚子のふたの摘まみは外れていました。漆を使って修理していただきました。

 市川さんの漆の師匠と、わたしの母が小学校の同級生だったという縁で、お知り合いになりました。

 「市川正人 木工芸展」
 4/3まで 
 ポルタギャラリー 華(JR京都駅地下街)

水無瀬神宮 満開近しの枝垂れ桜

 水無瀬神宮の枝垂れ桜が、早くもほぼ満開でした。
 朝の散歩で、歩いて行きました。20分ほどの道のりです。
 真っ赤な和傘と緋毛氈の床几がコントラストになっています。きょうから置かれたようです。

 後鳥羽天皇が都から足繁く通った水無瀬の離宮跡にあります。後鳥羽上皇ら隠岐、佐渡、阿波に流された三天皇を祀っています。

 「離宮の水」は、環境省の「全国名水百選」に選ばれています。

 6年前のこの日にも、枝垂れ桜をアップしています。
 これまでの水無瀬神宮

 水無瀬神宮
 大阪府三島郡島本町広瀬3-10-24
 075-961-0078

再び! 神よ ウクライナをお守りください・・・

 ショパンのピアノ・コンチェルト第1番のフィナーレ。ピアノがかけ上げるパッセージが終わると、まだオーケストラは奏でているのに割れんばかりの拍手に包まれました。そして、1人が立ち上がり、次々と、あっという間にホールを埋め尽くしたほとんどがスタンディング・オーベーションで感動を表現しました。わたしは日本の音楽会で初めて目にした光景でした。
 ピアノの反田恭平のアンコールは、この日も「ショパンのラルゴ」として知ることになった聖歌「神よ、ポーランドをお守りください」変ホ長調(ショパンによるハーモニゼーション、遺作)でした。
 神よ ウクライナをお守りください・・・ そんな祈りが続きました。

 東大阪市文化創造館の大ホールで開かれた「Japan National Orchestra 2022 Tour」の演奏会です。
 反田の弾くショパンのP協は、ショパン・コンクールのファイナル(YouTubeで何度も視聴)、今月初め兵庫県立芸術文化センターでのコンサートに次いで3回目でした。今回は弾き振りで指揮も兼ねていました。思い通りのオケの上を、ピアノが華麗に舞い続けました。
 反田が創設した「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」は、岡本誠司をコンサート・マスターに若々しくも透き通る響きを聴かせてくれました。
 反田の指揮、岡本がソロを弾いたメンコン(メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲)も、研ぎ澄まされた弦に引き込まれました。

 JNOのロゴがデザインされたトートバッグを記念に購入しました。

 東大阪文化創造館は、2019年9月にできたばかりの1500人収容の真新しいホールです。
 低音がちょっと響きぎみでボンつくようにも聞こえましたが、すばらしい音に包まれました。 

 余韻に浸りつつ裏の駐車場までくると、JNOがチャーターした大型バスが2台、とまっていました。ここで待っていれば、出演者が出てくるのは明らかでした。でも、そこまでミーハーにはなれませんでした。

けさの朝食 とりあえず挟んで焼いてみた

 毎朝の日課は、スマホでニュースやメール、FB、LINEをひと通り読み流すことです。そんな中に「とりあえず挟んで焼いてみた」(YAMA HACK編集部)という、ホットサンドメーカーでコンビニのパンを焼いてみるという記事がありました。
 わたしも食べたくなって、前に使ったのはいつなのかわからないホットサンドメーカーを引っ張り出してきました。
 ハムやゆで卵、キュウリにキャベツ、ニンジンととりあえずはさんで焼いてみました。

 外はバターが焦げてパリッ。中はしっとりとしたサラダです。コーヒーとともにじっくりと読む朝刊片手に、たまにはこんなのも良いですね。

 パンがこんがりと色づくのをゆっくりと待ちました。