ベルリン SONYセンターで白ソーセージ

 午後のLCCでベルリンに飛びました。ポツダム・プラッツ近くのホテルにチェックイン。さっそくSONYセンターで夕食です。
 ビアレストラン「LindenBraeu」です。日本語メニューもありますが、とりあえず頼んだ「白ソーセージ」です。湯につかった太いソーセージです。もう一度、食べたかったのです。

 ナイフ・アンド・フォークで皮をむきます。結構、難しい作業です。
 油が抜けてあっさりとしてます。

 ニシンの酢漬けも、肉ばかりというにはあまり食べてませんが、あっさりとして口にあいます。なんだか、あっさりがすべての基準です。

マヨネーズに和えてある生のタマネギがなつかしい口触りです。

 ポテトスープは、予想通り塩辛いです。でも温まります。

 ビールはピルスナーと白ビールです。

 2階の窓際で食べました。

 Lindenbräu am Potsdamer Platz
 Bellevuestraße 3, 10785 Berlin

 ストリート・ピアノです。「弾いてみたら」と奥さまに薦めましたが、「いいわ!」。

 あすは、旅の最後のイベント、ベルリン・フィルハーモニーを聴きます。

日本食が恋しくて 「日本橋」で親子丼

 旅も10日を過ぎて、さすがに日本食が恋しくなります。ウィーンでは「天満屋」という日本食レストランでお世話になってましたが、閉店してもうありません。「雲海」は高級すぎてお呼びではないですが、手ごろな「日本橋」という店がオペラ座近くにあります。
 待望の「親子丼」です。おお、うまい。日本と同じ味です。温かい豆腐の味噌汁もこれがなくてはいけません。思い出して七味も振りかけました。
 ボリュームだけは現地仕様で、食べきれないくらいです。

 小鉢はサケです。

 奥さまは「日本橋うどんセット」です。こちらには好物のいなりがついてます。1個、いただきました。

 醤油の味から離れられないニッポン人です。
 このほっこりとした満腹感は、やはり日本食です。

 お茶も有料です。

 メニューは、高級会席からすき焼き、寿司までいろいろ。このページが庶民価格です。

 テーブルでいただきました。横には和室もあり、7時を過ぎるとスーツ姿の日本人ビジネスマン風が次々とやってきました。現地駐在員が接待に使っているのでしょう。

 オペラ座近くのリンクのちょと外側にあります。隣は有名な日本人向けの土産屋です。向こうにシュテファン大聖堂の尖塔も見えます。

 Japanisches Restaurant NihonBashi
 Kärntner Str. 44, 1010 Wien

トラムって素敵 ウィーン交通博物館

 ウィーンの町は、今も縦横にトラム(路面電車)が走っています。ひんぱんにやってくるので、リンク沿いの最寄りの地下鉄駅から1区間のホテル前の停留所までも乗ってしまいます。
 そのトラムが大集合している交通博物館です。交通局の大車庫に19世紀後半の公共交通手段としての馬車から、歴史的なバスやトラムが展示されています。

 蒸気機関車(SL)で引っ張っていたのです。

 横から見ると長方形。街を走るためか、動輪などは覆われています。

 簡単な運転席の上にも、つり革がついています。それほど乗客が乗り込んだのでしょうか。

 ボディーにはハプスブルク家の紋章の双頭の鷲がいます。

 出窓が好きなんですね!

 カーレンベルク行きのバスです。

 線路工事用のレールを積んだ、クレーン付きの車両もいます。

 おもちゃのトラムを真剣な表情で動かす奥さまです。孫もつれてきたかったです。

 ウィーンの街には、この赤が似合います。

 地下鉄UバーンのU3系統のSchlachthausgasseで下車。200メートルほどのところにある。

 remise( ウィーン市交通局交通博物館)
 Erdbergstraße 109, 1030 Wien

 

アイゼンシュタットで食べる アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ

 ハイドンゆかりのアイゼンシュタットで昼になりました。ハウプトシュトラッセ(中央通り)のテントの下でくつろぎます。
 「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」です。流石にイタリア料理店のプロの味です。
 塩気はそれほどではありませんが、オイルが半端ではありません。ニンニクも鷹の爪たっぷり。こってりとした味に仕上がってます。なるほど、こんな風につくるのか。参考になります。

 白と、奥さまはジンジャエールです。

 「どうしようか」と奥さまが迷いながら頼んだ「ワッフル」です。
 カリッと焼いてあります。ベルギー・ワッフルとはちょっと違いますが、甘さもほどほど。わたしも半分、いただきました。

 このテントの下でいただきました。
 一番人気はピザでしたが、大きすぎてわたしには無理そうです。

 Stadtrestaurant ella-italia
 Hauptstraße 25,Eisenstadt

 花がこぼれています。

 観光客は多くはなく、子どもたちがのんびりと遊んでいます。

 ハイドン・ザールでのリハーサルは終わったのか、楽器を肩にしたオーケストラ団員が通り過ぎます。

エスターハージー宮殿 ハイドン・ザールの思わぬ響き

 アイゼンシュタットを訪ねました。ウィーンからポストバスで1時間半ほどです。ハイドンが40年もの間、仕えたエスターハージー侯爵の居城、エスターハージー宮殿の大広間が改装されて「ハイドン・ザール(ホール)」になっています。
 ドアを開けると、リハーサル中です。小編成のオーケストラのハーモニーが限りなく美しいです。チェンバロの音も、心地よく響きます。テノールは、易々と歌っているのに、まろやかに広い空間に広がります。
 得した気分で椅子に腰かけ、聞き惚れます。これだけで、はるばるやて来たかいがあります。

 ハイドンは、1961年にエスターハージー候に仕え、弦楽四重奏などの数々の作品を生み出しました。

 エスターハージー候の至宝が展示されています。

 正面の2階がハイドン・ザールです。中庭にもリハーサルの音がこぼれてきています。

天気予報はあまりよくなかったですが、見事に晴れ上がりました。

BILLAでお買いもの 簡単モーニング

 ホテル近くのスーパーで買い出ししてきました。買い物袋がいっぱいになり、重たかったです。
 朝食は、パンにコーヒー、果物と、これで十分です。

 カイザーゼンメルという丸いパンです。こちらの定番です。
 ホテルでは朝食を頼んでいません。1食で15EURもします。宿泊代とコミなら頼んでしますところですが、別料金だったでちょっと・・・。

 フライパンの上で温めたパンに、生ハムとチーズを載せました。上等です。

 生野菜もはさんでサンドにも。

 目玉焼きをつくって、こちらは夜食にいただきました。

 ホテル近くのスーパーの店内です。

 生鮮食料品も豊富です。

 優れモノの計量器です。パックされていない果物をスケールにのせて、商品ごとに示されている番号を押すと、料金を計算したシールが右上からプリントアウトされます。それを商品に張って、レジに持っていきます。

 自分でかごから出してレーンに並べます。カードでの支払いもOKです。

 BILLAは、町のあちこちで見かけるスーパーです。

 Billa
 Biberstraße 15, 1010 Wien

ウィーン留学中のお嬢さんとのお昼ごはん

 ヴァイオリンの勉強で留学中の知り合いのお嬢さんと会いました。奥さまがピアノ伴奏をしたことがあります。
 すっかりとウィーン生活にも慣れて、出てきた英語メニューは断って、ドイツ語メニューから薦めてくれたのがこちらです。
 ローストされた薄い牛肉がグレービーソースを浴びて、上にはタマネギのフライが高く盛られています。パリッとしたタマネギと、柔らかい肉のハーモニーがいいです。

 ポテトがついてます。マスタードをつけて、これも適量です。

 「Zwie~」とメニューに書かれています。自分でメニューを見ても、これを注文するなんことはできなかったでしょう。

 飲み続けている白ビールです。奥さまは、薦められて「Radler」です。レモンジュース割りの口当たりがよいビールです。
 スペイン巡礼中によく飲んだビールでした。

 一切れがバカでかいケーキが並びます。

 これで5個分です。上部を覆っているクリームの厚さが、冗談のようです。

 Café Diglas
 Wollzeile 10, 1010 Wien

 「地球を歩く」にも「伝統的カフェハウス兼コンディトライ」と掲載されている。そうとは知らずに店名も確認していなかった。
 後日、わざわざ探してモーニングを食べに行ったら、「あれ、この店、来たことある」というオチがつきました。

 お嬢さんとシュテファン大聖堂まで歩きました。

グリンツィング ホイリゲで軽く2杯

 ウィーン北郊のカーレンベルグの丘には、ブドウ畑が広がっています。そのブドウから生まれたばかりのさわやかなワインを飲ませてくれるのがホイリゲです。「今年の」という意味があります。
 「ヴェルナー・ヴェルザー」は、地元の人にも人気の店だそうです。
 席に着くと、とりあえずシュトルムと白ワインをオーダー。店内のケースから、これとあれと指さして料理を注文します。

 大きなマッシュルームのフライには、たっぷりとマヨネーズソースをつけていただきます。あとはキュウリとトマトと、これまた安心の味です。

 ワイン片手にいい気分! 1杯ではすまずに、もう1杯。ちなみに1杯は1/4リットル入りです。

 ブドウの枝の下でにぎやかです。

 日本の酒屋にぶら下がる「杉玉」と同じです。新酒があるという印です。

 Heuriger Werner Welser
 Probusgasse 12, 1190 Wien

 すぐ近くに「ベートーベンの遺書の家」があります。聴覚が戻らなくなったベートーベンが悲観して、弟あての遺書を書いたそうです。

 「マイヤーの家」は、1817年の滞在中に「第9」を作曲したといわれる家です。
 今は人気のホイリゲになっています。

 8年前にやってきたときは、ここで飲みました。

楽友協会 ベートーベンの「第9」に圧倒される

 ムジーク・フェライン(楽友協会)の黄金ホールです。お正月のニュー・イヤー・コンサートでおなじみです。
 ベートーベンの交響曲第9番「合唱付き」が響き渡りました。
 管弦楽は残念ながらここを本拠とするウィーン・フィルハーモニーではなく、ブルーノ・ワルターという名指揮者の名を冠したブルーノ・ワルター交響楽団でした。指揮者もちょっと地味で、ゆったりとした重厚な響きでした。
 それが合唱の加わる第4楽章で爆発します。バスが圧倒的迫力で歌い、ソプラノがそれに輪をかけたように響き渡ります。合唱も素晴らしいボリュームです。
 シューボックス(靴箱)型のこのホールは、それほど容積が大きくありません。そこが大音量であふれかえります。
 ベートーベンは聴覚を失ってから第9を作曲しています。だからこんな曲が作曲できたのかと、ヘンに納得させられました。

 チケットは、ネットで予約しました。日本人も、たくさん聞きに来ていました。

 黄昏のムジーク・フェラインです。また、ここに戻ってこれました。

 演奏が終わりました。みんな、立ち去りがたいようでした。