京都・出町 「みつばち」の宇治氷とあんみつ

 暑い京都の昼下がりです。ちょっと冷たいものをと、京都府立医大病院から河原町をちょっと上がった「みつばち」に寄りました。「京のちいさな あんみつ屋」です。
 わたしのセレクトではありません。奥さまは10数年前のわたしの入院時に、独りでやって来たことがあるそうです。
 「宇治氷(柳桜園さんの抹茶)」(850円)をいただきました。きめ細かなかき氷です。口に含むと、たちどころに消え去ります。冷たさと、濃厚な抹茶の香り、甘さが残ります。

 寒天と赤えんどうが別皿です。

 南房総産の天草(てんぐさ)を使ってじっくりと煮込んだこだわりの自家製寒天です。弾力がある口触りで、磯の香りすら感じるほどです。

 追い蜜をかけて、最後まで変わらないお味でした。

 奥さまはシンプルなあんみつでした。

 抹茶の柳桜園は、二条通御幸町にある茶道三千家の家元御用達の老舗です。

 女性たちでいつもにぎわっているのは知ってました。独りでこの暖簾をくぐる勇気はありませんでした。

 店先に木槿(むくげ)が一輪、大きな花を咲かせていました。

 みつばち
 075-213-2144
 京都市上京区河原町今出川下ル梶井町448-60

 河原町を渡った出町輸入食品を久しぶりにのぞきました。ちょっと買い物をすると、コーヒーのサービスがありました。

 ポテトチップスも一片を味見させてもらいました。

 スペイン産のポットチップスが並んでいました。気になりました。

 コーヒーが好きだった母が、ここのブルーマウンテンを愛飲していました。よく買いに来たものです。

 出町輸入食品 本店
 京都市上京区河原町通今出川下ル栄町359-2

 定期検診のほうは、CT、RI検査ともに異常はなく、腫瘍マーカー値も下がってひと安心でした。

自分でつくる トマトとナスのスパゲティ

 飽きることなくパスタです。
 完熟トマトをゆっくりと煮込んで、濃厚トマトソースにしました。
 満足のお味です。ただし、熱をたっぷりと吸収していて、一気に汗が噴き出しました。

 ナスは別に炒めてました。とろける柔らかさです。

 トマトを湯むきして切りました、塩、砂糖をして、しばらく置きました。
 茹で汁を加えながら、ゆっくりと煮込みました。

Camino de Santiago 2023 index

 2023年の5~6月、ポルトガルとスペインに旅しました。3回目のカミーノ巡礼でした。
 ポルトから北上して250キロほど。サンティアゴ・デ・コンポステーラで3枚目のクレデンシャル(巡礼証明書)をいだきました。
 大西洋岸のフィステーラ、ムシア、イギリス人の道のスタート地点となるア・コルーニャ、フェロールにも行ってみました。
 旅の締めくくりはリスボンです。念願の坂道を走るトラムにも乗りました。
 思い出が詰まったブログを、時系列に再構成しました。

  ☆は旅先からのライブ書き込み
  ★は出発前、帰国後のレポートです

【 paso a paso 3 before 】
ああ、円安!! なんと1ユーロが152円

巡礼カメラも3代目~デジタル武装

ガイド本 ダブル・ブックスが2つ

お守りとお守りカネ

テスト・パッキングと I’m Japanese

【 paso a paso 3 2023/05/15 】 
関西空港から出発します

関空から3回目のサンティアゴ巡礼へ

【 paso a paso 3 05/16 】 
ポルトの夜 やっとひと息

憧れだったポルトの夜はふけて

【 paso a paso 3 05/17 】 
ポルト大聖堂でクレデンシャルをいただく

ポルトを食べる フランセジーニャとナタ

世界で一番美しい書店を訪れる

アズレージョに驚嘆する

ドン・ルイスⅠ世橋を歩いて渡る

【 paso a paso 3 05/18 】 Port-Matosinhos
大西洋に突き当たる

サーディンに初挑戦

ポルト大聖堂から巡礼をスタート

トラムを横目に歩きました

【 paso a paso 3 05/19 】 Matosinhos-Via de Conde
大西洋を横目にひたすら

初の巡礼定食

どこまでも続く青い水平線

【 paso a paso 3 05/20 】 Via de Conde-Barcelos
ガロの町、バルセロスにワープ

わたし流のサンティアゴ巡礼

バルセロスへバスでワープ

バルセロス Benedito Brunch & CoのNordics

ガロの町の民族舞踏

【 paso a paso 3 05/21 】Barcelos-Tamel
やっと巡礼道らしく

きょうも満腹

自分でつくる 巡礼に来てまでパスタとは

自分でつくる アーリオ・オーリオ巡礼路編

【 paso a paso 3 05/22 】Tamel-Ponte de Lima
野辺に花咲く巡礼路

たった10ユーロの巡礼定食

野辺に花咲く巡礼路~編集編

【 paso a paso 3 05/23 】Ponte de Lima-Rubiaes
峠を越える巡礼路

vino blancoでもう満腹

しんどかったポルテラ・グランデ峠

【 paso a paso 3 05/24 】Rubiaes-Valenca

ポルトガル最後の町、ヴァレンサを散歩する

公営アルベルゲに泊まる

【 paso a paso 3 05/25 】Valenca-Porrino
地獄の工場団地、天国のマオー

いよいよスペイン!

【 paso a paso 3 05/26 】Porrino-Redondela
さながらジャパン・デー

作ってもらった ムール貝入りナポリタン

ニッポン人おふたりさんの宴

【 paso a paso 3 05/27 】Redondela-Pontevedra
ウォーカーズ・ハイ? 元気です

1日50ユーロの巡礼生活

【 paso a paso 3 05/28 】Pontevedra-Armenteira
大汗、のち大寒

プルポを満喫 うまい!

スピリチュアルの道を行く

【 paso a paso 3 05/29 】Armenteira-Vilanova de Arousa
水車小屋の谷を下る

飲んで~ 飲んで

【 paso a paso 3 05/30 】Vilanova de Arousa
船でパドロンへ

そんなこともアロウサ!!

ちょっとはお腹がへこむかな?

乗せてゆけ~ by 俊寛

【 paso a paso 3 05/30 】Vilanova de Arousa-Faramello

ヤコブさまの思し召し 青い海を渡る

ヤコブさまの思し召し~(再)

【 paso a paso 3 06/01 】Faramello-Santiago de Cmpostela
ラスト・デー あと14.580キロ

サンティアゴ・デ・コンポステーラ

大聖堂のボタフメイロ

おいしいサンティアゴ

サンティアゴ・デ・コンポステーラ NuMARUのビビンバ

着いた!! サンティアゴ大聖堂

大聖堂のボタフメイロ (再)

わが愛しの A Taberna do Bispo

コンポステーラのいただき方

【 paso a paso 3 06/02 】Santiago de Cmpostela
サンティアゴをぶらぶらと

観光・美食モードに突入

飽きずに見上げる大聖堂

お薦めは 神学校アルベルゲの個室

【 paso a paso 3 06/03 】Fisterra
ナッハス三昧

大西洋の岬、フィステーラで食べる

フィステーラ岬は雲の中

【 paso a paso 3 06/04 】Muxia
ムシアの潮騒

困ったときの目玉焼き

大西洋に沈む ムシアのサンセット

ムシアの潮騒 (再)

大西洋に沈む ムシアのサンセット (再)

ムシアのカフェ飯 2連チャン

【 paso a paso 3 06/05 】Santiago de Cmpostela
スペインにまでやって来て…

もはや「巡礼者」ではありません

【 paso a paso 3 06/06 】A Coruna
ア・コルーニャ とりあえず洗濯です

満足のすしです

ア・コルーニャですしを味わう

【 paso a paso 3 06/07 】A Coruna
ア・コルーニャからイギリス人の道を5キロほど歩く

ヘラクレスの塔から大西洋を見渡す

壇流クッキングの「イカのスペイン風」か?

壇流クッキングの「イカのスペイン風」としましたが~

【 paso a paso 3 06/08 】Ferrol
フェロールからもイギリス人の道をちょこっとだけ

夜のとばりのサンティアゴ大聖堂

イギリス人の道・フェロールから歩く!?

最後の夜はふける サンティアゴ・デ・コンポステーラ

【 paso a paso 3 06/09 】Santiago de Compostela-Lisboa
リスボンへ長い長いバス旅

とりあえずサーディンを!

とりあえずサーディンを! (再録)

【 paso a paso 3 06/10 】Lisboa
リスボンの町をガタゴトとトラムは走る

念願叶ったバカリャウ・ア・ブラーシュ

リスボンの町を市電28番は走る

【 paso a paso 3 06/11 】Lisboa
パスティシュ・デ・ベレンで朝食を

「発見のモニュメント」でガマを発見する

馬鹿と煙は?ケーブルカーとエレベーター

ジェロニモス修道院とベレンの塔

【 paso a paso 3 06/12 】Lisboa
やっぱ、寿司はサイコーっす!

巡礼の旅 最後の夜は最高の夜

上を向いて歩こう サン・ジョルジェ城へ

リスボン土産も買いました

【 paso a paso 3 06/13-4 】Lisboa
イワシ祭を見る余裕もなく~なんとか帰国

【 paso a paso 3 after 】
帰ってきました。

ヒゲを剃りました

3枚目のコンポステーラを飾る

自分でつくる サーディン入りナポリタン

ポンポン山・竃ヶ谷 咲き始めたオオキツネノカミソリ

 ポンポン山の花の谷、竃ヶ谷(かまがたに)のオオキツネノカミソリが咲き始めたとの情報です。さっそく訪ねてみました。
 咲いてました。数からすればほんのわずかです。でも開花した花は見事です。
 朝ドラの「らんまん」で、万太郎がタキから名前を教えてもらった花、「キツネノカミソリ」の変種です。名前にあるように花が大きく、長く突き出るおしべが特徴的です。

 和名は「大狐の剃刀」、洋名はリコリスです。
 ヒガンバナ科ヒガンバナ属です。秋に咲く真っ赤なヒガンバナ(曼珠沙華)を大きく、そしてオレンジ色にしたようです。

 保護地はフェンスで仕切られています。内部には入れません。
 撮影は望遠レンズです。

 ガマズミは、秋には真っ赤な実になるのでしょう。

 ミゾホオズキがあちこちに小さな花を咲かせています。

 急に思い立って車でやって来ました。大原野森林公園森の案内所の駐車場(無料)にとめさせていただきます。

 きょうは祝日ですが、出会ったのはこの家族だけでした。

 出灰(いずりは)川を渡って竃ヶ谷に入ります。

 この数日、大阪は雨が降っていないので水量は多くはありません。

 何回も渡渉を繰り返します。

 オオキツネノカミソリの保護地です。フェンスで区切られています。
 満開になると、辺り一面がオレンジ色のジュータンになります。ちょっと早すぎたようです。あまりの暑さに、ここでUターンしました。

今夜の一献 「豆腐百珍」から六方焦着豆腐

 冷奴は好物ですが、ちょと変わった豆腐の食べ方もしてみたくなりました。
 本棚にはさまったままになっている「豆腐百珍」を取り出して、ペラペラとめくりました。
 これにしようと決めたのが六方焦着(やきめ)豆腐です。お菓子の六方焼のように、直方体に切った豆腐の六面をこんがりと焼いています。
 揚げ出汁豆腐のようでもありますが、おろし大根にだし醤油をかけてさっぱりといただきました。

 おろし大根とネギ、写ってませんがタカノツメの千切りを用意しました。

 わずかな油で焼きました。軟らかい豆腐をひっくり返すのは、至難の業です。

 今夜のメーンは、奥さま作の肉じゃがです。

 「豆腐百珍」は江戸時代に出版されたベストセラーの料理本でした。それを基に百の豆腐料理が再現されています。

自分でつくる 焼き鯖の輪ッパ弁当

 弁当箱に詰めると、どうしてうまく感じるのでしょうか。焼き鯖を、わざわざ輪ッパに入れていただきました。
 みそ汁は、湯をかけるだけのインスタントですが、十分です。

 まずは弁当の定番ともいえる卵焼きです。ちょっと砂糖をいれて、甘くしました。

 好物のピーマンを炒め、塩こんぶで味付けしました。

 フライパンにホイールを敷いて、鯖の切り身を焼きました。
 それだけです。漬物と梅干を乗せれば完成です。

イワシ祭を見る余裕もなく~なんとか帰国

【 paso a paso 3 2023/06/13-14 】

 巡礼の旅は最終日を迎えました。
 リスボンの空港から独・ミュンヘンを経由して関西空港まで。そして大阪・水無瀬の自宅に帰り着き、「一番搾り」で乾杯しました。
 ところが、この間の記録(画像)がほとんど残っていません。
 実は、帰宅後のとんでもない事態の予兆が始まっていたのです。

 3泊したジェロニモス修道院近くのオステルを出発しました。
 朝食は、すぐ近くのパスティス・デ・ベレンで再びナタを2個、いただきました。これが固形物とのしばしのお別れとなりました。

 ジェロニモス修道院ともお別れです。
 この日はリスボンの守護聖人、聖アントニオを讃える聖アントニオ祭でした。「イワシ祭り」とも呼ばれ、あちこちの広場に屋台が出て、イワシが焼かれるそうです。「カテドラルの辺りに行かれたら」と、前夜にお会いした神父さまにも勧められていました。
 ところが、そんな元気はもう残っていあませんでした。

 私鉄-地下鉄-地下鉄と乗り継いでリスボン空港に直行しました。
 改札口が開かないというハプニングもありました。先に出た人が振り向いて、親切にももう使わない自分のカードを渡してくれました。3枚ほど試しましたが、すべてアウトでした。駅員はいません。
 端の方にインターフォンがあったので、押しました。「リスボンカードをもってるけど、出られないよ」。やってきた駅員はカードを確認してゲートを開けてくれました。
 よく考えると、72時間有効のリスボンカードは、3日前の10時過ぎに購入していました。タイムアウトだったのかもしれません。

 ルフトハンザ航空のミュンヘン経由で帰ります。
 ところが、ここで記録はストップしてしまいます。
 空港でみやげを買い、ミュンヘンまで。そこでもリューベックのチョコレート菓子を買って関空へ向けて飛び立ちました。
 そのころから腹の調子がおかしくなって、何度もトイレに駆け込んでいました。何回か出てきた機内食は、まったく口にしませんでした。わずかにジュースを飲むだけで、もっぱら眠っていました。

 関空に戻ってきました。

 ザックも無事に到着しました。

 JR特急・はるかに高槻まで乗り、島本からわが家まではわずかな距離ですが、奥さまに車で迎えに来てもらいました。
 ビールをひと口、飲んだだけで、すぐに寝てしまいました。
 時差ボケで翌朝は未明に目が覚めました。「帰ってきました」とブログに報告するくらいの元気は残っていました。
 その直後に40度近い発熱でした。「コロナか?」と気になって、近くのかかりつけ医に飛び込みましたが、結果は腸ウイルス感染と診断されました。点滴を2回も受けて、3日後くらいからなんとか快方に向かいました。
 最後の最後で、予期せぬ事態に陥りました。でもこれが帰国後で良かったです。独り、旅の途中にこんな事態に陥っていたらと考えると、ぞっとします。

 わたしの歩行記録は、スマホにも残っていました。後半の2週間は、縦目盛りが違います。
 巡礼中は、ほぼ3万歩を歩いていました。最高は5月29日の4万1700歩で、水車小屋の谷を下って大西洋岸のヴィジャノーバ・デ・アロウサまで歩いた日です。
 帰国後はほとんど歩いていません。61キロ台まで減少した体重は、徐々に戻りつつあります。

 きょうで出発から2カ月です。そろそろ新しい生活に入りたいと思います。
 長々と書き連ねてきた【 paso a paso 3 2023 】もこれが最後となります。ご愛読、ありがとうございました。

反田恭平ピアノリサイタル2023を聴く

 奈良・橿原の県立橿原文化会館大ホールで、「反田恭平ピアノリサイタル2023」を聴きました(13日夜)。
 1000人を超す大きなホールです。それがソールド・アウトの満席でした。大阪や京都などからもファンが詰めかけていたのです。
 開演直前まで、念入りに調律が行われていました。

 前から4列目の中央の席でした。
 目の前のスタインウェイのふたの裏側が、弦を反射して光っているのが印象的でした。

 プログラム(一部変更あり)は、近代ロシアのスクリャービン、ラフマニノフとショパンの影響を受けた2人から始まりました。
 わたしは、その日に病院で受診した2つの検査で疲れていたのか、不覚にもこっくりとする瞬間もありました。
 後半のショパンは、これは圧巻でした。雷が落ちたのかと思わせるほどの爆音が、ホールに鳴り響く場面もありました。でもそれは一瞬のこと。心にグイグイと迫ってきたのは、圧倒的な弱音!でした。これまでに聴いたことがない最弱音に息をのんでいると、その音色はいく重にも変化して、一音一音がしみわたりました。そのバリエーションの豊かさに驚きました。
 拍手にスタンディングにブラボーが途切れません。5曲もアンコールを弾いてくれました。
 その極みが、アンコールで弾いてくれたラルゴでした。何度も聴いています。でも、この夜のラルゴが、ショパンの母国・ポーランドに対する思いを、これまでになく静かに熱く表現しているように思えました。聴くたびに限りなく進化する反田くんでした。

 なんだか反田くん一座がどさ回りしているような案内です。

 ホール前には「増長天」が飾られていました。、

 近鉄・大和八木から歩いて5分ほどのところにありました。

 近鉄特急で帰宅しました。

 大和八木のホーム内にあるコンビニで、缶を買って乗り込みました。ガラガラの車内で、余韻とともに楽しみました。

リスボン土産も買いました

【 paso a paso 3 2023/06/12-02 】

 巡礼中は、荷物になるものは1グラムでも増やしたくありませんでした。
 旅も終盤です。土産のことも気にはなりました。娘がネットで調べて、アドバイスをくれました。「100年も愛される老舗、王妃もご愛用のビーガンコスメ」というBENAMÔRにしたら。
 カテドラル(リスボン大聖堂)からGoogleMapを見ながら路地を下りました。 

 シックなディスプレーです。化粧品店というより、ファーマシア(薬局)のイメージに近いです。

 あれこれ試した後は、手をお洗い下さいということでしょうか。

 わたしは決まっていました。スマホの画面を店員に見せて「これください」。 
 リップクリームならかさばりません。

 使ってみた奥さまは「サラッとしていて無臭。使い心地がよい」そうです。

 オーデコロンも並んでました。

 リスボンには他にも2店舗あります。世界各地に展開してますが、日本にはやって来てません。

 Benamôr 1925
 R. dos Bacalhoeiros 20A, 1100-074 Lisboa
 +351 21 800 3037

 サーディンの缶詰も土産にしました。

 派手派手なショップでした。

 自分でつくる サーディン入りナポリタンで食べてしまいました。

 大聖堂の前を市電28番がガトゴトと通過します。
 大勢の人は、翌日のサント・アントニオ祭(イワシ祭)のプレイベントかなにかを待っている様子でした。

 土産屋が並びます。あちこちのショーウインドーを飾っていました。
 目が点になりました。欲しい!

 こらえきれずに買ってしまいました。

 黄色い市電28番が走ってました。

 リスボンの坂道のイメージを、土産にしたモデルで再現しました。

 手作り感満載のモデルです。

 パソコンの前で、こんな風に撮影しました。

上を向いて歩こう サン・ジョルジェ城へ

【 paso a paso 3 2023/06/12 】

 1ヵ月近くに及んだ巡礼の旅も、この日が実質のラスト・デーでした。
 リスボンを一望して、見納めにしようと町の中心にそびえるサン・ジョルジェ城へ登りました。
 坂の町の坂の路地を、地図も確認しないままひたすら上に向かって歩きました。

 地下鉄のロシオを上ったところが、町の中心にあるロシオ広場でした。

 まずは腹ごしらえの朝食をと、すぐ隣のフィゲイラ広場に面したマクドナルドに飛び込みました。

 ディスプレーを操作して注文するのは、どこも同じです。

 エッグマフィンなど安心の3点です。

 どこで食べてもマクドです。

 ちょっと変わっていたのがこちら。日本ならポテトかなにかですが、生のリンゴがカットされていました。

 合わせて4.5€と、日本とあまり価格差はないようです。

 さて、歩きます。
 アウグスタ通りを下った先には勝利のアーチ展望台が見えます。 

 わたしは坂の上を目指します。

 階段が始まります。

 観光客はやってこないような裏路地です。

 味のある落書き、それとも壁画です。

 あの上を目指します。

 やっと展望が開けました。

 たどり着いたのはグラサ展望台でした。マドリードの7つの丘のひとつです。

 テージョ川にかかる4月25日橋が見渡せました。

 左手にサン・ジョルジェ城の旗がはためいていました。
 違うピークを目指してきたようでした。

 登攀ルートを確認して、再アタックです。

 城壁の近くまで路線バスがやってきてました。行先字幕には「CASTELO」とありました。キャッスル行きのこのバスに乗ればよかったのです。

 チケット売り場は行列でした。

 「オーバー65」と申告することを忘れませんでした。おとな15€のところがシニア12.5€になりました。

 テージョ川が一望できます。

 前日に乗ったエレベータも眼下です。

 ユリウス・カエサルの時代にローマ人によって要塞として建設されました。

 1500年に渡ってリスボンの町を見守ってきた城郭です。

 いくつもの目に見つめられていました。

 海に向かって下り続けました。